F1 2010年 日本GP 決勝2010/10/10 18:10:43

レッドブルの速さに席巻された金曜日の鈴鹿でのプラクティス。 土曜日の早朝に鈴鹿に到着されたCさんからの実況メールで、雨の酷さを直に知る。 2004年にも台風で同じ事が有ったが、土曜日の午前中に延期されたクオリファイの天気は最高に近い。 スタート時点こそ、ウェットパッチが残って居たが、直ぐに此れも解消。 完全なドライコンディションでの争いに為る。 こう為れば、金曜日の結果からも明らかな様に2台だけ30秒台で、レッドブルの独断場。 ルイスがトップからコンマ4遅れ。 ルイスは5番手降格が決まって居るので、ロバートが3番グリッドに付く事に為る。 フェルナンドが続くのだが、赤い車のパフォーマンスはイマイチか? ジェンソンはプライムタイヤを履いて、連続走行と云うタクティクスで6番手。
もう、セバスチャンの優勝は決まった様なモンだ。 そして、マークのチャンプも…

クオリファイの終了から4時間後のファイナルスタート。 上位ではジェンソンだけがプライムだが、下位チームはプライム選択が多い。 蹴り出しはロバートが巧みに2番手に付ける。 スタート直後にニコ・ヒュルケンベルグと接触したヴィタリーが、ウォールに飛ばされ、1コーナー手前でフェリペ、ヴィタントニオが散る。 4台リタイアのアクシデントで、行成のSC。 SCの最中に好ダッシュだったロバートの右リヤタイヤが外れて、敢え無くリタイヤ。 上位は此れで楽に為り、レッドブルのワンツー、フェルナンド、ルイス、ジェンソン。 詰まり、トップ5はチャンピオンシップを争う5人の構成。
6周目にSCが退き、レース再開。 順調にセバスチャンが1秒/周で3位以下を引き離す。 もう、次元が違う速さだ。 PI を済ませて、ニコの後ろに戻ったミハエルが、若い同僚とドッグファイト。 チームラジオが心配して、微妙な表現で注意喚起。 49周目にニコは左後のタイヤを失って、リタイヤ。
24周目にセバスチャンとフェルナンドがPI 。次周にマーク。 早々とPI したルイスに対して、タイヤマネジメントの上手いジェンソンのPI は38周目だが、其の頃には直後にセバスチャンが真後ろに。 40周目にルイスが「3rd ギアを失った」と叫び、44周目のヘアピンで、迫って来て居たチームメイトにポジションを譲る。
53周目にマークが意地でファステストを叩いたが、セバスチャンの完璧なレース。 鈴鹿二連覇の雄叫びは、「 This is our Circuit ! 」。

20101010 F1 2010年 日本GP 決勝

本命-対抗で決まったレース。 3連単でも一番人気。 孤独な3番手は、フェルナンド。 ジェンソン、ルイスが続く。 ミハエルを挟んで良く頑張った可夢偉。
14番手からスタートした可夢偉は、エイドリアン、ハイメ(コンタクトが有り、少々のダメージも物ともせずに…)、ルーベンスや同僚のニックも交わして、7番手でチェッカー。 この日一番のオーバーテイク賞は彼だ。 力の入った激走でスタンドを大いに沸かせた。 鈴鹿遠征のCさんの声援が届いたのだろう。

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