西尾中華そば 其の2362011/12/02 01:01:00

西尾さんのブログを読んで飛び付いた。 「胡椒そば」だと! ラーメンウォーカーとauとのコラボイベント参加作品…とか良く判らないのだが、「胡椒そば」。 古き良き藤沢時代のめじろに「雄嬉そば」と云う黒胡椒を楽しむ作品が有った。(其れ以外の作品では、胡椒は法度だったのだ。) 其れ以来の胡椒をコアに据えた一杯が頂けると為れば、心も弾む。 前日比で-12度と冷え込んだ上に雨と云うコンディションだったが、迷わずに霜降へ。 この日から師走。 商店街のデコレーションもクリスマスに変わった。

西尾中華そば 其の236
この日は小林さんが厨房を担当されて居るが、早速に「胡椒そば」を御願いした。 調理の最後にたっぷりと黒胡椒を振って居る様子を見ると期待感が膨らむ。 目の前のスープは真っ黒だ。 丼を持ち上げてスープを啜る。 むぅ、凄く醤油が際立って居て、凛として居る。 でも、柔らかい印象も有して居る。 そう、此はあの小豆島のヤマロク醤油の「鶴醤(つるびしお)」だ。 この醤油はスーパーだよねぇ。 其れに黒胡椒とは、最高の組み合わせだ。 僅かにオリジナルの中華そばの甘みが忍んで居り、時々其れが顔を出すので、NCSの作品と知れる。 蘖を不断に使って居るので、シャキシャキ感が楽しめる。 黒い醤油味にマッチする蘖なので有る。 蘖以上にこのスープにピッタリ来て居るのが、チャーシュー。 肉の甘さが美味く引き出されて居るチャーシューは、鶴醤のベストパートナーだ。 何時も以上のコンビネーションに感激。 このペッパースープをつい飲んで仕舞った。 うっすら滲んだ額の汗も外に出るとあっと云う間に霧消する。 うん、冬向きの作品を堪能した、嬉しい一杯。

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