撮って見た 其の23 (春の草花 Ⅰ )2011/03/28 01:01:00

大震災に端を発する一連の出来事で、気鬱な日々が続く。 閉じ籠りが好きな小生も、週末にPCだけを相手にして居ると益々滅入って来る。 で、愛車のバッテリー保全の為にも、「散走」に出掛けて見た。
染井吉野の蕾にも色が入り、開花はカウントダウンだ。 其の足元の花々を凝らずにイージーに撮った。 そう、今年の花粉の量は夥しく、そうそう戸外に長居出来ない身体だ…(其れでも、この夜は寝不足に為る程の症状に苛まれた。) 其れ以上に、この日は時間がタイトだったので、ロクなフォトが無い。 やっぱり、腰を落ち着けて… 否、「数打ちゃ当たる」にも時間は必要だ。

撮って見た 其の23 (春の草花 Ⅰ )-01
片栗の花を探して分け入った林で、見掛けた薇(ぜんまい)。 木漏れ日がスポットライトと為って、大層、美しい。 このフォトは、撮った儘で何もして居ない。

撮って見た 其の23 (春の草花 Ⅰ )-02
下を向いて咲く朝鮮連翹(レンギョウ)。 別な場所に支那連翹も有ったのだが、フォトは次回廻し。 この時期、韓国はこの花で埋め尽くされる… 懐かしい光景。

撮って見た 其の23 (春の草花 Ⅰ )-03
烏野豌豆(矢筈豌豆)
子供の頃、アップの写真を見て、ドナルドダックに似て居ると思った印象を、今でも持ち続けて居る。

撮って見た 其の23 (春の草花 Ⅰ )-04
花韮
雨粒が渇いた後に汚れが残ったのは、道路沿いの悲劇。 背景の葉は烏野豌豆。

撮って見た 其の23 (春の草花 Ⅰ )-05
とっても珍しい青い土筆。
な訳無くて、ムスカリ(ブドウヒアシンス)の花芽。

撮って見た 其の23 (春の草花 Ⅰ )-06
仏の座とのツーショット。
此処にも烏野豌豆の葉が… シャープネスを上げて撮るとこんなに為るのね…遣り過ぎだった見たいだ。

撮って見た 其の23 (春の草花 Ⅰ )-07
此方は本物の土筆。
背景の青い点は「オオイヌフグリ」。(漢字では書きたく無いね)

撮って見た 其の23 (春の草花 Ⅰ )-08
其のオオイヌフグリ。 可哀想な名前を付けられて仕舞った。
花の中心が白飛して仕舞った。 こんなに白かったとは…
其れにコンポジションも悪い…ま、咲いて居ました、の記念に。

撮って見た 其の23 (春の草花 Ⅰ )-09
諸葛菜(花大根)と繁縷(はこべ)
漢字が難しい…

撮って見た 其の23 (春の草花 Ⅰ )-10
珠玉の水玉。
表面張力が造るダイヤモンド。

撮って見た 其の23 (春の草花 Ⅰ )-11
赤片喰(アカカタバミ)
詳しくは此方で。

撮って見た 其の23 (春の草花 Ⅰ )-12
黄水仙。
先日の光照寺の花に比べて、色も薄い(補正しました)し厚みも無い。 野原に咲いたので栄養が足りない上に薄汚れて… そんな印象だ。

撮って見た 其の23 (春の草花 Ⅰ )-13
此れは甘菜。 チューリップの仲間。 ユリ科だから、片栗と一緒。
ゆっくり撮る時間が無くて、忘れない様にメモ的にシャッターを切った。

撮って見た 其の23 (春の草花 Ⅰ )-14
思いの外、辿り着くのに時間が掛って仕舞ったが、この日の目的はこの花。
片栗、「堅香子(カタカゴ)」と呼びたいかも。
この花に就いては、別稿を設けたい。

ロックンロールワン@町田 其の32011/03/28 02:02:00

大震災の後、慌ただしさと気鬱なコンディションで、ちっとも筆が進まなかったブログ。 3週間も書き溜めて居た記事で繋いで居た。 世の中の状況が改善したとはとても思えないが、そろそろ再開しないとこの儘クローズして仕舞いそうだ。 美味しい一杯を彼方此方で沢山頂いて… 片栗も見付けたし、桜も綻んで、少し気持が上向いたので、亦、書き始め様と思う。


この日は長津田で降りて、間引き運転で満員の横浜線に乗り込み、町田へ。 ロックンロールワンに到着すると「完」の文字が見える。 あ、やっぱり、御休みか… と踵を返し掛けたが、2人程、御待ちの方がいらっしゃる。 貼紙に目を凝らすと、「地震の影響で12時開店」との事。

ロックンロールワン@町田 其の3-1
で、付き合って呉れた奥さんと39分待って見た。 其の間に行列は15人程に成長。 更に数分遅れて、シャッターが閉まる(笑)。 並んで居る間に情報をチェックすると、この日は1500円の限定が有る事を知る。 折角なので、記憶して居た券売機の限定の欄を探して、1500円の喰券を購入。
声を落して奥さんと会話する位は、何も問題無い。 某支那そばさんとは違うのだ。 嶋﨑さんのパフォーマンスを拝見して居ると、凄く丁寧に造って下さって居る。 小生を含めて、最初の3人が全員、限定作品だったので、余計にそんな感じだったのかも知れない。 限定の作品名は「モンゴルソバ」。

ロックンロールワン@町田 其の3-2
凄いルックスで有る。 ラム肉(拳骨)が「牛丼の肉増」見たいに大盛に為って居る。 あ、叱られて仕舞うかな。 でも、何と云うか独自の美学を備えた絵画の様にさえ見える。 此れだけのラム肉… 実は少し匂いを心配して居た。 だが、流石にそんな懸念は全く不要だった様で、ラムの旨味だけが伝わって来る。 ペッパーを巧みに閾値で使って居る。 赤いパウダーはドライストロベリーとの事で、香辛料では無い。 色味だけで無く、微妙にテイストにインパクトを与える香りだ。 其のスープは塩ベースの清湯だが、ラム肉に合わせる様に動物系の味わいを適切に濃くして居る。 大蒜レベルも良いねぇ~ 軽やかにヘヴィ… そんな印象のスープとラム肉のマッチングは流石。 檸檬も勿論、爽やかさに貢献して居る。 箸で抑え込む様な無粋をせずに、そっと、そっと感じて欲しい酸味だ。
麺は中細麺で柳の様な腰が有り、程良い茹で加減。 此れも計算されたものだろうが、この濃度のスープに見合った喰感だ。 横から蓮華を突っ込んだ(こんな事して良かった?)奥さんが、美味しいと魂消て居た。 小生が自慢してどうする(笑)。

ロックンロールワン@町田 其の3-3
奥さんは2号の醤油味。 うん、此れも美味。 次回は此れを頂こう。

六厘舎@八重洲地下街 3回目2011/03/28 03:03:00

2週間程前の事に為るが、大震災のリカバリー業務が続く。 前夜は泊るか、帰るかと悩んだが、築地のラーメンは喰傷気味なので、帰る事に決めた。(そんな理由か!) だが、前日の朝の混雑には閉口したので、この朝は初電でオフィスに向かう。 どうと云う事は無い、何時もより30分早いだけだ。 シニアには激混雑は厳しいが、早起きは出来る。 前日よりも間引率が低い様で、混んでは居ない。 一度、東京駅近くの以前オフィスに収まった後、朝喰(流石に自宅では喰べる時間が無かった)を摂りに出る。 八重洲地下街のラーメンストリートに有る六輪舎の朝営業は、7時30分に始まる。 数人の行列は10分で捌けた。

六厘舎@八重洲地下街 3回目-1

六厘舎@八重洲地下街 3回目-2
630円の「朝つけ麺」を頂く。 朝定喰は流石に澱粉過多だろう。 漬汁のテイストは、吉左右に似て居る様に感じたのは、何処かカレー匂を感じたからかな。 多少、ライト仕立の味わいは、充分に美味しい。 六輪舎様に対して、このコメントは尊大かも知れないが、小生の好みレベルから云えば、そんな感じ。 7時半に頂けるなら、御の字だ。 麺も加水率が高そうなプリプリ感は悪く無い。 風味は特にコメントする事も無い印象だ。
厨房の御兄さんもホールの御姉さんも掛け声が元気だ。 背広族専用の応援台詞も含まれるので、苦笑い…かな。 ラジオ体操の音楽が流れて居る。 最初はNHKラジオかと思って居たら、リピートする… ラジオ体操を聞き乍、ラーメンを喰べたのは、初めてだな。