Collection of Essays by Claris Two

まんさくや　小雪となりし　朝の雨

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 水原秋桜子

鎌倉は大巧寺の満作。　雪でも被って居れば良かったのだが…

なんとボタ雪が降って居る、昼休み。　此以上はウェットには為らない位のベチャベチャの雪だが、結構な勢いだ。　で、行列は短いだろうと踏んで、「トナリ」へ。　読みは当たって、御二人だけ…　でも、こんな天気の下で待つのは嫌な物だ。　皆さんが、「タンギョウ」や「タンカラ」を注文される事は学習済だが、御腹のサイズ（中身の話）や、喰べるスピードを考えると、タンメンだけにするのが賢いだろう。　恐らく単品オーダーは小生だけだった様に思う。

野菜たっぷりで、其の旨味も充分にスープに出て居る。　当しく「タンメン」なので有る。　全員が「生姜入り」を御願いして居たが、確かに良く合うし、温まる。　こんな天気の日は丁度良い。　少々、塩っぱめな処が憎い匙加減なので有る。　麺は浅草開化楼の極太ゴワゴワ麺。　小麦粉感が充分に出て居て、骨太なスープに良くマッチして居る。　前回も書いた様に、Ｂ級グルメ的に最大限の賛辞を差し上げて良いと思う。　３人の御兄さんの接客もＢ級的に優れて居る。　斯くも、店・人・味の三位一体のＢ級感が堪らない。
尚、フォトはＳ００1で撮った。