湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 7回目2013/11/11 23:23:00

紅葉のシーズンの所為か、リールカフェに向かう「ふじっ湖号」は、ほぼ満席状態。 遅れたので、丁度、開店時刻に旭ヶ丘に到着。 「あれ?」と云う御顔の高村さんに「泊っちゃいました」と照れ笑いを返す。 「其れなら、昨夜は飲みに行けば良かったですね」、「あ、そうですねぇ…」。 前夜は寒くて、其れには考えが及ばなかった。 次回は是非。
此の日は陽が射さないので、実際の気温よりも更に寒く感じる。 コーナーの暖炉では炎が揺れて、視覚からも暖を取れる。 寒~ぃと入って来られる御客様へ何よりのサービスだ。

湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 7回目-01
何時もの席に座ると目の前をスワンが通り過ぎて行く。 此の高速白鳥(「白鳥の湖」と云うそうだ)は、JR九州の新しいクルーズトレイン、「ななつ星in九州」をデザインされた水戸岡鋭治氏の手に依る、とアナウンスが聞こえて来る。(水陸両用の「KABA」もそうだよね)

湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 7回目-02
あら、好いねぇ… もう小生には巡って来ないシーンだな。

そんな悪戯な盗撮の為に時々 E-M5 に手を延ばし乍、此処で頂く幸せの1本と其れを囲む時間。
湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 7回目-03
グラスを片手に前日からの24時間を振り返る。 ダイヤモンド富士、紅葉ライトアップ、パール富士と欲張った撮影計画に富士山は3度共付き合って呉れた。 珍しいラッキネスに感謝だ。 其れに昨夕の此処での御好意… 花の都公園の隅に咲いて居た珍しい花々。 益々、小生は山中湖が好きに為った様だ。

湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 7回目-04
豪勢に盛って頂いた富士桜ポークのチャーシュウ。 ワインのサポーターには最適で、相互に味わいを高めて呉れる。 少しだけ添えて有るホースラディッシュは、通常の物よりもマイルドな印象でワインの味を殺がない工夫だ。

湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 7回目-05
此方のチャーシュウはタレの甘さと焦がし醤油のニュアンス。 肉質も違って、全く別な肴。 糸唐辛子を刻んで乗せたメンマは勿論、甘辛い辣油ベースのタレも良い。 焼酎も貰おうかい(笑)、イヤイヤ…

湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 7回目-06
湖畔の此処で、こんな時間を此の皿とグラスで過ごせるなんて… 嬉し過ぎて、涙が出そう。

暖炉近くのウェイティングチェアを御客様が占める様に為って来た。 そう云えば、週末に伺ったのは初めてかも。 とても賑わって居るのにも拘わらず、2時間近くも1席をデッドにして仕舞った。 ポケットから「つけ麺」の喰券を取り出して、スタッフの方に御願いする。 前日に高村さんから、「是非、つけ麺も」と伺って居たからだ。
湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 7回目-07
勿論、温麺もそうだが、つけ麺は麺のクオリティが大事。 特に小生の様に麺を直喰する麺倒な人の場合は尚更なのだ。 此れは味わえる麺で、風味が高く、喰感も良い。 合わせる焦がし葱の焙煎ニュアンスが高いのも小生の好みだ。 山梨産の小麦で此れを上廻る麺が打てるか、此れだけは疑問が湧く。 前日に「麺も県内産の小麦を使えれば…」、と仰って居たのを想い出しての印象だ。

湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 7回目-08
(此のフォトだけは、絞りを開けて手前のピントを逃がして見た)
昨今の漬汁は濃厚な物も多い。 少なくとも小生が良く伺う店では、比重で稼ぐ(悪いとは云わない)様な漬汁は登場しないが、味わいは充分と云うスタイルだ。 其等の店に比べても此のスープは、全く引けを取らない。 コクの有る油は、甲州地鶏の鶏油(チーユ)で風味の高さは特筆物。 其れがベタベタしたオイリーな様子には為らずに、キレの良さを感じる。 漬汁自体もそんな鶏油に合わせた味わいが施されて居る。 濃さで帳尻を合わせる様な安易な妥協が無い。 たっぷりの葱も良いバイプレイヤーだ。

長の粘着を御詫びして、バスターミナルへと向かう。 バスと御殿場線の接続が悪いので、3時間程掛かる帰路もルンルンと戻って来られたのは、山中湖と富士山、其れにリールカフェの御蔭だ。 此の30時間の全てに感謝の充実感、行って良かった。

ロックンロールワン@赤坂 其の1462013/11/12 21:16:20

ロックンロールワンでは、毎月の第2日曜日に限定作品が提饗される。 だが、赤坂に移転してからは、週末は中々足を運び難い。 …と、嶋崎さんのブログを読むと、翌日にもラストチャンスが有るとの事。 提饗時刻に合わせて駅を出ると豪雨…はぁ?ってなモンだ。 駅構内へ取って返して、傘を調達。 どうせ通り雨だと判って居ても、10喰限定だもんね。 びしょ濡れで到着。 にしても、此の雨は予想出来なかったなぁ。 店内には先日ワインを御一緒して頂いたヨリちゃんや限界さん。 更に次々とフリークの方が… 成程、事情通は此方のタイミングを狙って居るらしい(笑)。

ロックンロールワン@赤坂 其の146
「鶏そば」です、と御嬢さんが運んで来て下さったが、正式名称は「ボスの塩…鶏そば」。 スープを啜って、パワーを感じる鶏風味。 こんなに力の有る油なのに、サッパリした舌触りで上品で柔らかい水炊きスタイル。 流石の味わいに吃驚。 乗って居る鶏肉は「東京軍鶏」のボス。 ボス鶏は戦いの日々を過ごすのかと思ったら、嶋崎さんが丁寧に解説して下さった。 軍鶏同士が争わない様に入れる年長の御目付役がボスだそうで、ボスは争わないので、肉のクオリティが保たれるとの事。 人生ならぬ鶏生の長いボス軍鶏は、中華料理店でも無ければ、使わないとの事。 沢山、御話が伺えたのも良かった。 麺は此の塩スープに合わせたのか、非常にモチモチ感を高めて有る。 太さも何時もの麺よりは太目だ。 スープを完飲すると鶏の風雅な後味が何とも良い感じだ。

そばはうす不如帰 其の122013/11/13 23:23:00

愈々、面白い処から陽が昇るなぁ…
そばはうす不如帰 其の12-1
火事です、とか云われそう。

力丸君に「御久し振りですね」と云われて仕舞う位の御無沙汰。 早目に着いたので、開店準備に忙しい彼とも少しだけだが、話せて良かった。
そばはうす不如帰 其の12-2
此の日は初心に帰って、醤油そばを頂く。 そっと丼を持ち上げてスープを啜ると貝の風味が醤油に馴染んで旨味の高さが知れる。 鶏の味わい、胡椒の風味等が一体と為ったテイストは、矢っ張り山本さんの力量ならではの繊細で大胆なコンダクトだ。 麺の小麦粉感とのマッチングも良いし、チャーシューや海苔、2種類のメンマとのハーモニーが気持ち良く伝わって来る。 太い方のメンマは特に好みだなぁ。 今度は間を空けずに伺いたい物だ。