今日の渦 其の5372013/11/27 01:01:00

2回続けて麺パスして仕舞ったので、ちゃんと頂かなくては、と本鵠沼へ。 未だ風邪が抜けないのに… 此の夜の厨房は辰也君を中心に3人体制。 芳実オーナーが御不在でも大変にきちんとしたオペレーションや接客が実現されて居る。 接客で云えば、ウェイティングチェアへの案内やセルフサービスの飲料水の説明、後塞不始末への対応等々、口煩い小生でも良い点を差し上げたく為る。 厨房で辰也君がスタッフに手順等を説明するのも丁寧で相手に対するレスペクトを感じる。 オープンキッチンで行うので有れば、斯く有るべきと小生は思う。 女性スタッフの客当りの素敵な点も特筆出来る。 「良い御客様ばかりで…」と彼女は仰るが、良い処にはそんな人が集まる物だ。 あ、小生は例外だ。 喰べ終わって席を立たれたシニアな御客様、カウンターの汚れに気付いて、ティッシュで拭う。 既に自分の喰器がカウンターの上部から厨房に引き取られて居るのを見ると、其のティッシュを御自分のポケットに仕舞われた。 其れが美徳だとか云って居るのでは無く、そう云う心根の方を此処では目にすると云う話だ。 渦は良い処に成長した物だのぉ。 と、感心して居るとオーナー氏が顔を出される。 辰也君はラーメンショーの新人グランプリで3位に輝いたそうだ。 オーナーは全くサポートせずに本人だけの技量(当然、其の蓄積には渦も貢献したろうが)で入賞したそうだ。 何れにせよ、大したモンだ。 其処へスタッフのM君一家が到着。 スタッフが家族を連れて喰べに来る店も亦、素敵だ。

扨、話は前後するが、此の夜はボトルのワインを空ける余裕は無さそうと、熱燗を御願いした。
今日の渦 其の537-02
大七の生もと(酉に元)を「70度で」と御願いすると水温計で計って呉れる。 オーナーもそうして呉れた物だ。 嬉しいな、超熱いのが好きなので。 

今日の渦 其の537-01
御願いした摘みは、女将さんの3点盛。 渦は色んなアルコールや摘み/料理を頂けるので、どんな気分の時にも来られる。
今日の渦 其の537-03
で、此の盛付は中々達者だ。 新しいスタッフの方は経験豊富の様で、先日、生姜剥きの包丁遣いも慣れた手際だったが、こんな心配りも嬉しい。 「混雑して居ると手が掛けられなくて…」と仰るが、期待して仕舞うね。 勿論、女将さんのノスタルジックテイストは格別で、特に熱燗で頂く日にゃあ…と為る。
今日の渦 其の537-04
途中、メンマを挟んで、1時間で多分、5本(小さな御銚子です)飲んだ。 何だか痘痕も笑窪見たいに為って来たが、此の「ぐい呑」のデザインも好みだ。 但し、2注ぎで御銚子が空く(笑)ので、もっとデカイのでつけて欲しいかも… そんな「策略」に乗せられて呑む小生も悪いが、良いムードを醸すスタッフも「悪い」ので有る(笑)。

今日の渦 其の537-07
最近、白醤油の作品が加わった。 夜は「琥珀」と呼ばれる湘南湯麺のバリエーションが頂ける。 (「黄金(こがね)つけそば」は昼のみの提饗) 芳実オーナーの力作で有る、新しいメニューをじっくり観て、学習。
今日の渦 其の537-08
黒い醤油の湘南湯麺は「雅」と名前が付けられた。 20年前に同名の作品を何処かで喰べた様な気もする… 少々思案の後につけ麺気分を確認して、「夜鳴つけそば」を御願いした。 白醤油の作品は次回の御楽しみに取っておこう。

今日の渦 其の537-05

今日の渦 其の537-06
もう何も語る必要の無い小生の定番メニューだが、相変わらずのキリっと締まる印象の醤油感が好みの漬汁。 葱やサッパリオイルの味わいも格別。 麺も風味が高いし、茹での巧みさも有って、喰感も良い。 岩海苔をスープに落として、三つ葉を絡めて、最後に柚子胡椒を乗せて頂くと最高だ。 メンマやチャーシュウも此の作品にマッチした最上級… と酔った勢いで褒め過ぎの提灯記事(笑)かな。 いやいや、とても嬉しい、楽しい気分だったのだから、事実でしょう。 こんな夜はバスが来るタイミング迄、最高でした。 さぁ、頑張って…寝よう(笑)。

そばはうす不如帰 其の132013/11/27 23:23:00

前夜は渦飲したのだが、頑張って寝たので一番電車に間に合う。 風邪も漸く底を脱した感じだ。
そばはうす不如帰 其の13-1
朝方の天気はイマイチだったが、日中は陽射に恵まれた。 前日、KABOちゃんで御目に掛かったジタローさんは、夜は不如帰と仰って居た。 小生は夜は難しいので、明けた昼に伺う。 早目に着くと力丸君と少々御話が出来る。 年末にはワインでも一緒に飲みたい物だ。

御願いしたのは、「支那竹つけそば」。
そばはうす不如帰 其の13-2

そばはうす不如帰 其の13-3
蛤醤油のスモーキィな漬汁は独特の味わいが深い。 石蓴が沈むスープは適度に磯香が漂う。 本当に巧み… 御自身が「こう造りたい」と云うコンセプトが成就して居ると云う印象だ。 低加水のツルツル喰感の麺は見掛以上に腰と風味が有る。 頂上から崩す様に麺をピックアップして行くと綺麗に頂ける。 麺と漬汁との組み合わせも好みだ。 此の日は行列の伸びも早いし、店を出た時に珍しく振り返って見ると吃驚の数の方が並ばれて居た。 同じ待つなら、時間が読める方が小生向きなので有る。 此の夜には、FILE さんが来れれるとか… 夜のラーメンを極力絞って居る身は、「宜しく御伝え下さい」と御願いするのみだ。