朝霧高原から山中湖へ2013/11/20 01:01:00

結果論だが、翌日以降(晴天が続いて居る)の方が富士山頂のコンディションは良かった様だ。 でも、観望地点が「便利な道の駅」からは少しズレるし、月は高いし、薄明に迫られる度合も増すので、此の朝で良かった、と云う事にしよう。 水曜日はオフィスを空けられなかったし…って、其れが一番だよね。 忘れて居たが、ピントを合わせて居る時に一際明るい流星が富士山を掠めた。 獅子座流星群のひとつだろうが、帚星と流れ星を富士山と一緒に捉えた人も居らしたかも知れないなぁ。 でも、良い物を見せて頂いた。 …願掛を忘れたけれど。 で、ピント合わせに手間取った次第(笑)。

朝霧高原から山中湖へ-01
月が背後の山に隠れそうだったので、「富士山展望台」に上がって撮った。 でも、面白いショットには為らず。 展望台の同好の士は御二人だけだった様だが、此頃には富士山の雲はすっかり厚く為り、御二人は撤収中。
朝霧高原から山中湖へ-02
焼けた雲を撮ったが、感心しない絵だねぇ。 再び、車に戻って身体を暖める。 此が出来るのは駐車場にが近いからだ。 此のアドバンテージは大きい。
5分程走れば、此朝にダイヤモンド富士に為る場所に着くので、取り敢えず向かって見た。 途中、国道の広い部分に車が停まり、歩道に三脚が並ぶ場所が有った。 小生のポイントは田舎道の途中で、矢鱈と開けた絶好地。
朝霧高原から山中湖へ-03
道脇に駐車も出来るし、其儘、車に乗った儘で撮れると云う絶好の場所。
朝霧高原から山中湖へ-04
時間が有ったので、車を降りると一面の霜。 湘南は真冬でもこんな霜は降りないな。 でも、楽して撮ろうなんて根性では女神は微笑んでは呉れない。 結局、厚い雲の帽子を被った儘。 県道に抜けられそうなので、田舎道を更に行くと或る場所に皆さんが集まって、残念会をされて居た。 此だけ富士山に近いとダイヤモンド富士も、山頂の凸凹に依って一番輝く場所が「ポイント」に為ると云う事なんだろうな…と思って通り過ぎた。 だが、後でチェックすると小生が観望地点をカーナビにセットする時に間違った事が判明。 皆さんの居らした場所近くが、本来の「小生のポイント」だったのだ(汗)。 もし、雲が晴れて居たら、嘸かし悔しい想いをしたに違いない。 被害の無かった失敗は是非、糧にしたい。 女神は微笑んだのでは無く、苦笑いだったに違いない。

朝霧高原から山中湖へ-05
本栖湖の見える高台等で休み乍、山中湖へ向かう。
朝霧高原から山中湖へ-06
ピークを少し過ぎた様子だが、紅葉のトンネルが朝陽を透かして美しい。 結局、他の湖で浮気をする事無く、山中湖岸へ。 先日、バスや徒歩で通った道を御浚いして走る。 車は速い(笑)。

朝霧高原から山中湖へ-07
フォトにHDRを掛けて遊んで居るが、噴煙見たいだな。
到着したタイミングでは未だ雲が富士山頂を覆って居たので、パノラマ台では無く、先日、ダイヤモンド富士を撮った長池親水公園の駐車場で長い休憩。 特に北側の岸辺では、湖を渡る風が非常に強く、湖面に漣を立て乍、旋風が走って行く程だ。 だが、陽射はたっぷりなので、車内は温室の様に為り、暑い。 時々ドアを開けて乾寒強風を入れて居たのだが、此の時に風邪を引いたんだなぁ。(今回の風邪は酷いっす…)

朝霧高原から山中湖へ-07
波が荒いので、「白鳥の湖」も休航(実はメンテ中でした)で、其れを目印に対岸のリールカフェを換算600mmで撮って見た。 何しろ相当な強風の中の超望遠なので、ISO を上げて、1/3200 秒でシャッターを落とした。

朝霧高原から山中湖へ-09
「飛ばされるぅ~、落ちるぅ…」、「富士山を入れなくっちゃね」。 嬌声が聞こえたので、ウィンドシールド越に盗撮。 二人なら、寒くないらしい。

朝霧高原から山中湖へ-10
小生の見立よりも1時間程早いタイミングで山頂の雲が消えて行く。 で、急遽、パノラマ台に向けて走り出す。 皆さん良く御存知で、狭い駐車場は満車状態。 上手くスペースを見付けて其処へ滑り込む。
朝霧高原から山中湖へ-11
防寒服?に袖を通すのも擬かしく、E-M5 を手に外へ。
朝霧高原から山中湖へ-12
ホテルの背後の南アルプスの山は北岳(3193m、日本第2位)、其の手前は御坂山塊の王岳(1623m)と鍵掛(1589m)。 更に手前には足和田山(1355m)等が見える。 小生が登れるのは小学校の遠足で行く足和田山だけかな? 南アルプス迄見通せる絶景…では有るが、絵葉書的な光景で、以前に此処で撮ったコンディションの悪い時のフォトの様にストーリーを重ねられないシーンに思える。 いや、其の必要が無い程の圧倒的な晴天と云うべきなのだろう。