アイソン彗星 其の12013/11/16 12:42:25

春のパンスターズ彗星に続いて、撮る気満々だったアイソン彗星。 天体写真を撮る機材を持って居ないので、夏に計画を立てた時(当時は大彗星確実と云うムードだった)から、撮り易く為る11月15日を観望初日と定めて居たのだが、其の日(前日)は雨だったし、未だ肉眼光度には達して居ないとの事で気軽にスルーした。 処が、話題先行で終わるかと思われた彗星が急増光したらしく、海外では5等級との情報も有る。 其処で此朝、土曜日にも拘わらず、普段よりも更に早く、午前3時に起きて晴天を確認してから海岸へ。 4時30分過ぎに沈む齢13の月が西の地平線上に名残る。 らしからぬ?チョンボで、撮り損ねたが、「二兎を追う者、一兎をも得ず」に為らなくて良かった(笑)。 先日、山中湖で三兎を追った報いかも(笑)。 東の空はやや靄が掛かって居るが、スピカは見えて居るので、目を凝らす。 だが、老眼には全てが「らしく」見えて仕舞う(笑)。 此の日は婿殿がプレゼントして呉れた「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」だけを持参して居た。 ISO は低目、シャッター速度は短目にしたいからだが、ポラリエ(星空雲台)が有れば、後者は30秒程度に延ばせるだろう。 試し撮りをした画像をチェックすると、矢張、彗星は明るく為って居る様で、意外にアッサリ見付かった。 おぉ、写って居るじゃんか! と、設定を変えて何枚も撮った。

アイソン彗星 其の1-1
ISO800 / SS 2sec.
此のサイズだと2秒のシャッター速度でも何とか星が点に見える。 赤印がアイソン彗星。 画面下の明るい星が「スピカ」。

アイソン彗星 其の1-2
ISO200 / SS 13sec.
フォトは100%サイズでトリミングして居る。 13秒迄引っ張って、「尾」がギリギリ識別出来る。 そろそろ薄明の明るさが邪魔に為るタイミングだ。

アイソン彗星 其の1-3
江ノ島との位置関係が判る様に1枚。 アイソン彗星はフレームアウトして居るので、スピカ(青い矢印)の位置から推定して欲しい…って、スミマセン、換算90mmしか持って来なかったので…(海岸でレンズ交換はしたく無い) 緑色の矢印は水星。 久し振りに御目に掛かった。 其れにしても薄明以前でも東の空は明るい… 翌日は江ノ島に登って見ようかな。 素敵な日の出が期待出来る空だが、もう寒くて辛抱堪りません…で、引き上げる。 気温8.3度、風速2.9mで、此の寒さかぁ… 12月の観望は厳しそうだ。 天体写真用の編集ソフトも持って居ないので、フォトショップを使ったが、撮影機材やレンズを揃えるとソフトも…だろうな。

アイソン彗星 其の1-4
御負に撮ったオリオン。 流石に海側の空は暗い。