今日の渦 其の3962011/08/02 23:23:00

人間ドックを控えて居ると云うのに、体調イマイチな気分。 アルコール欠乏症に違いない。 もう、3日間の辛抱。 禁酒の夜にも伺い易いのは、やっぱり此処、渦。 ノンアルコールのビール飲料が置いて有る事も理由のひとつだが、芳実オーナーが事情を理解(「理解」はして呉れて居ない見たいだ(笑)から「御存知」と云うべきか)されて居ると云う事が大きい。

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この夜もRちゃんが、直ぐに麒麟のフリーを出して下さった。

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亦、ほぼデフォルトな感じで、例のチャーシュウ2種盛を芳実オーナーが拵えて下さった。 2本のビール擬きでチャーシュウを平らげる。 アルコールは控えて居るが、豚の摂取過多かも知れない… 如何に余計な脂を落とした渦のチャーシュウでも、こんなに喰ったら、流石にいけないかも、と心配に為る…が、もう遅い(笑)。
扨、種麺は何にしようかと考えを巡らし乍、黒板を見る。 が、本日は限定が無い様で、真白、否、真黒な儘だ。 と、何やら思案気だった芳実オーナーが、「よしっ」と云ってから、チョークを取ったのが、此れ。
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変わりジャージャー麺。 ま、より変わって居るのは、造り手さんの方かも知れない。 このフォトで御客様が減っても責任は持ち兼ねるが…
この日は包丁の使い方をスタッフにインストラクトして居た芳実オーナーだが、自身でパプリカの蔕の部分を刳り貫く捌きは華麗な物だ。

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パプリカとミニトマトとオクラ、其れに豆腐が周囲を飾った太麺には、たっぷりの肉味噌が乗って居る。 更に貝割と刻海苔で其れを飾る。 久しく頂いて居なかったが、芳実オーナーの肉味噌は格別で、以前に「肉味噌マイスター」の称号を差し上げた。 やや硬目に茹でて盛られた麺は熱々で、「熱盛」のイメージも有る。 やや解れ難いものの、味わいは非常に小生好みに仕上がって居る。 前述した様に、麺の相方に当たる肉味噌が秀逸で、この両者のコンビネイションが最高なのだ。
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と、小丼に入ったスープが登場。 「途中で全部、掛けてちゃって下さい」との事。 少し考えて、半分位の麺と豆腐を残したタイミングで、スープをドッと掛ける。 芳実オーナーはスープが冷えて仕舞ったかと心配されて居たが、いえいえ、指が火傷する位熱々で問題無し。
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で、結果がこんな感じ。 此れは面白いアイデアで、スープは醤油らぁめんの物だそうだが、少しライトにアレンジした?しない?? で、此れが肉味噌のテイストに滅茶苦茶ピッタリ。 肉味噌から椎茸や筍が解れ出て来て、「醤油らぁめん肉味噌落とし」の風情で、とても良いマッチングだ。 太麺もスープに泳ぐと亦、印象が変わって楽しめる。 豆腐もこのスープを吸うと殊更の味わいが加わる。
難点は…、ボリューム。 つい、完飲、完喰して仕舞った。 御皿をズイっと持ち上げて、黒田節の様に飲み干したのだが、御腹は破裂寸前だ。 もう動けません状態で、最寄駅からはタクシーで帰宅。
其れにしても、手持ちの材料で、直ぐに閃いて造れるのは、日々、色々なアイデアを練って、積み重ねて居るからなのだろう。 其れでも尚、こう遣って直ぐに形に出来るのは大した物だ。 以前は「JAHH」と云うジャージャー麺風の作品が有ったが、其れ以来の芳実オーナーのジャージャー麺。 良い夜に伺った。

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