今日のワイン 其の5702011/07/31 04:04:00

ジラード オールド・ヴァイン・ジンファンデル
Girard Old Vine Zinfandel 2008

今日のワイン 其の570-1
渦リマスで、3本目にエル・マセットを開けるなら、このジンファンデルも持って行けば良かったかな。 尤も、こいつは1本目に開けたろうから、同じ事だったかも知れない。 そんな女性受けを狙って用意して居たジンファンデル。 其れもジラードだし… クリスマスイヴの夜に奥さんとグラスを交わした。 ジンファンデル用のグラスなんぞ、滅多に使わないので、埃が…(笑)。
ジンファンデルが86%で、シャルボノ9% ムール・ヴェードル5%だそうだ。 シャルボノ…知りません。 で、調べて見たら、伊太利亜品種のドルチェットと同系の稀少品種とか。 此れも甘味が特徴だそうだ。 ジンファンデルの甘さは得意としないのだが、ウッドブリッジと違って、流石にあの人工甘味料のキャンデーの様な味はしないねぇ。 「Old Vine」と謳う位だが、ジンファンデルは大抵、古樹(ジラードのジンファンデルの樹齢は70年だそうだ)だよねぇ… そうか、若い奴がキャンデー味に為るのかも?? 或いはムール・ヴェードルが効いて居るのかも。

今日のワイン 其の570-2
其れにしても濃いヴァイオレットルビーの色相で、余りジンファンデルを飲まない小生には吃驚のカラー。 もっと明るいブーケかと思って居たのだが、ブラック系の濃い果実やプラム、ペッパーのスパイシーな部分に香草の印象が重なる。 タッチも充分に円やかで、勿論、甘味も有るが酸味も充分。 樽香も感じるが、バニラでは無く、ビターなカカオ見たい。 タンニンは然程強くは無いが、気持ちの良い厚いイメージで、優しいカベルネ・ソーヴィニヨンの様な印象すら持つ。 華やかなアフターが充分で、濃い目のピノとも感じる。 何とも不思議なジンファンデルで、此れは面白く、楽しい。

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