今日のワイン 其の5672011/07/31 01:01:00

人間ドック前の禁酒期間中はワインも飲まないので、ワインのアーティクルをアップするのに良いチャンスだ。 現時点での最新番号は627だから、既に掲載したボトルを除いて、昨年の暮以来の58本分の記事が溜まって居る計算だ。 最後の4本を除いて書き上がって居るので、ボチボチと掲載して行こう。

ロバート・モンダヴィ ウッドブリッジ メルロー
Robert Mondavi Woodbridge Merlot 2009

今日のワイン 其の567
めじろのセラーから取り出した、ウッドブリッジのメルローは中々良かった。 3桁で買えるボトルなら、やっぱり、小生はこのシリーズを御勧めしたい。 特にこの夜頂いたメルローは、以前のヴィンテージに比べて大幅に美味しくて、カベルネ・ソーヴィニヨンよりも良かったなぁ。
カラーは深いルビー。 2009年と云うヴィンテージにしては、メルローらしい凝縮感のあるベリーのブーケが高い。 オーク樽の香りはCSのボトルに感じた程では無く、適切なレベル。 タンニンは柔らかく優しい。 膨よかなベリーのタッチと良くマッチして居る。 樽由来のスパイシー感も中々弁えた印象で悪く無い。 其れで居て、CS程のまったり感が無くて、軽快。 メルシャンの宣伝文句の最後に「ついもう一口を誘います。」と有る。 将にそんな感じで良いキャッチだ。 自宅に揃えるのは、次回からはメルローにするかな。

今日のワイン 其の5682011/07/31 02:02:00

ドメーヌ・ルバイヤート
Domaine Rubaiyat 2006

今日のワイン 其の568
渦リマスの1本目は、過日、ワイナリーツァーで伺った勝沼のルバイヤートで購入し、暫く渦のセラーで寝かせて居たメルロー主体のボトル。 本来なら「反省会」で開ける筈だったのだが、皆の都合が合わずに此処迄来て仕舞った。
ルバイヤートのプレミアムの中でもフラッグシップのボトル。 2006年は良いヴィンテージだったと耳にして居る。 だが…、屹度、コイツは早目に抜栓して… 恐らくはデキャンタージュすべきボトルだったのだと思う。 未だ若くて、短時間ではエレガンスを感じ取れなかった。
カラーは濃いが反射率の高いガーネットか、ルビーか迷う(何時もの事だが)色相だ。 抜栓直後で頼り無いブーケからは、ベリー香と香草にややスパイシーな印象を得る。 時間を置いて、改めて鼻を近付けると樽香のバニラやカカオが混ざって居た。 口にすると熟成感と云うよりも若さが先行。 タンニンは穏やかで上品と云えばそうだし、清楚と云われれば、Yes。 でも、もっと熟成したボトルと云う先入観が、感激を薄めて仕舞う。 其れに酸味がもっと欲しい。 メルロー61%にプティヴェルドーが25%も入って居るそうだが(残りは14%のCS)、強いピノ見たいな印象も有る。 こんなにプティヴェルドーを混ぜた所為かしらん?
う~ん、もう1本入手して、きちんと飲んで?、リベンジさせてあげたいボトルだ。 一寸、ラフに飲み過ぎたと反省…

今日のワイン 其の5692011/07/31 03:03:00

ヘス カベルネ・ソーヴィニヨン アローミ ナパ・ヴァレー 
HESS Cabernet Sauvignon Allomi Napa Valley 2004

今日のワイン 其の569-1
渦リマスの2本目は、常連のTさんのスモーク・ベーコンに合わせた心算で、HESS。 と云っても、「マウントヴィーダー」や「ライオン」では無く、アローミ。
1本目のルバイヤートに比べて、「判り易いテイスト」で小生の様なナパのCS大好きと云う「陰性よりも御日様」タイプの人向きなボトルだ。 とは云え、CSは9割弱で、プティ・シラーとプティ・ヴェルドが少々入る。 アローミのモノ・ポール(単一畑:シングル・ヴィンヤード)。

今日のワイン 其の569-2
エッジにパープルを感じる濃いルビーカラー。 ブーケからは、樽のバニラとブラック・ベリー、プラムを主体にした香りに何だろう… 濃い芳香の狭間に華奢な菫が咲いて居そうだ。 テイストは若々しい酸味がイニシアチブを取る。 タンニンも其れに釣られる様に滑らかでライトな印象。 成程、脇役のふたつの葡萄が良い仕事を為さって居る。 そうは云っても、標高の有る畑のCSらしい御日様感が好みだ。 14%以上と云うアルコール度数はCさんに云われる迄気が付かなかったが、其れ程にタッチがマイルド。 少ないがスパイシーさも有る。 ブーケの果実感に加えて、チョコレートやコーヒーのイメージ。 徐々に樽香が強く為って来るのが、多少気には為るが、好きなボトルだ。 もう少しフィニッシュが、青く無くて流麗だと良いのだが。