今日の渦 其の3072010/05/26 21:43:00

10日?2週間?振りに本鵠沼へ。 前週は一度も伺えなかったので、何だか気が逸る。 日曜日のBBQに差し入れる、3000ccのジェロボアムのワインをロックスオフで調達して、ひぃひぃ云い乍、小田急に乗り込む。 こんなん抱えてブラブラも出来ない訳だが、妙に早く着いて仕舞った。 この日発売に為った「横浜ウォーカー」に渦が掲載されたので、混むかも…と云う危惧も重なって、普段よりも2本早く到着。 結局、5人の方が並んだ処で開店。

今日の渦 其の307-1

ジェロボアムを芳実オーナーに圧し付けた処で、セラーからピックアップしたのは、「サン・ビアッジョ」。 「エル・マセット」の柔らかいまったり感よりも、この夜は凝縮果実感を選択。

今日の渦 其の307-2

3種盛のチャーシュウも久し振り。 此れを頂かなくては、渦に来た事に為らないと云う位、小生の定番。 やっぱり、良いねぇ… と、グラスが進む。 2ヶ月振りの御馴染さんや毎日来られる?常連さんと話も弾む。 最近はツイッター流行りの様で、色々な方をフォローしようと教わる。 まぁ、小生は「現在地は隠したい」悪党なので、ツィートする事は無く、ROM(死語か)なので有る。

今日の渦 其の307-3

「麒麟の夜」では有るのだが、満腹に為って仕舞う前に頂くべき一杯が有る。 其れは、前週から早くも登場した「冷やしラーメン」。 既に喰べるべき皆さんの胃には収まって居る様で、すっかり出遅れた。 冷やした素敵なガラスの器にスープを満たすと、もう一度、器ごと冷やす。 「冷たいものは器も冷やし、暖かいものは器も温める」と云う、「めじろの教え」だそうだ。 涼しげで、見るからに綺麗な澄んだ味わいが想起される。 人参を交えた白髪葱と貝割が麺を飾り、其処にはメンマと鶏チャーシュウが浮かぶ。 透明感の高い醤油ベースのスープは、期待通りの和風なテイストで、ジワ~っと旨味が広がって来る。 この冷たいスープから此れだけの広がりを齎すと云うのは、相当に深みの有る味わいでなければ為らない。 コイツは秀逸な冷やしスープだ。 魚介の程度が将に適切、此れ以上でも未満でも駄目と云う閾値だ。 其れに合わせた麺の喰感、茹で具合も勿論文句無し。 味わいも冷たい中に小麦感が出て居て、良いコンビネイションだ。 流石、流石の夏の一杯。 コメントを付け加えたいのは、鶏チャーシュウ。 地頭鶏かどうかは訊き忘れたが、冷やしなら鶏でしょう。 そして、其れがピッタリ嵌った。 で、更にプラスαが有る。 別に添えられた「葱油」。 此れが非常に香ばしい。 只香ばしいのでは無くて、葱の旨味だけを溶かし込んだ美味しい香ばしさなのだ。 其れをスープに落とすと…一味、二味と化ける。 「よりラーメンっぽく為るでしょう?」と芳実オーナーが笑うが、「ラーメン大好きですから…」と不思議な会話も弾む。 この香味が増したスープで締めると後味が良い。 冷たいスープに落としても殆ど固まらないと云う稀有な葱油の一杯。 いやぁ、凄い…
東海道線がトラブルと云う情報で、皆さんを置いてバスで引き上げる。 朝が異常に早い内は、此れ位の時刻には帰らないとね。