西尾中華そば 其の1242010/06/01 23:23:00

6月に入り、やや寒い位の衣替を迎えた。 渦のBBQの祟りなのか、亦、左足が疼く。 きっと、痛風では無くて捻挫だと信じたい。 取り敢えずの鎮痛剤が良く効くのは有り難いが… あれ程執拗かった空咳も医者に貰った薬を2日飲んだら、嘘の様に止まったし、最近の薬の威力は大したものだ。
そんな日に遣って来たのは、西尾中華そば。 翌週には亦、Nちゃんと来ようと画策中の下調べ?。 なんと、この日は小林さんのソロデビューで、西尾さんから「御手柔らかに」のメールが届く。 で、ざる中華を御願いしたら、後客一杯で、あっと云う間に行列が… デビュー戦は此位タフな方が良い、訳無いよね。 御疲れ様です。

西尾中華そば 其の124

頂いたざるの麺は、丼ブリの中でタップリの出汁(氷入)に浸って居る。 少し微妙にテイストを変えた(魚介風味にシフト??)と云う出汁だが、麺に出汁がタップリ絡むので、直喰には適して居ない。 其処で直ぐにスープに浸して頂く。 小生がリクエストしなかったので、この日の麺の茹加減はノーマルだが、マサ配合麺は固さを選ばずに美味しい。 麺が出汁を連れて来るので、多少スープ/出汁の比率が傾く。 麺を浸す出汁の量がこのボリュームなら最初のスープ濃度をもう少し濃くした方が良いかも知れない。 最後に残ったスープに丼の出汁を蓮華で掬って入れて飲んで仕舞うのだから、まぁ、同じ様なものなんだけどね。
「仮のお知らせ」として、7月からは休み無し、営業時間延長、とか書いて有る。 ひぇ~大丈夫かいな…

NEW OLD STYLE 肉そば けいすけ@江東区住吉 2回目2010/06/02 20:18:56

燦燦斗に伺う時間が取れず、江東区のオフィスに向かう途中で、住吉駅に降りる。 「肉そば けいすけ」の行列が長ければ、「盛」に足を延ばす心算だったのだが、地上に出て見ると、道路の反対側の店に行列は無い。 流石に開店当日の賑わいをこの地で維持するのは難しいのか、昼休みのタイミングでも、カウンターにも余裕が有る。
喰券を御姉さんに渡すと座る位置を指示して呉れる。 接客は悪くは無い。 カウンターの下に置き台が無いので、荷物を預かって呉れるのだが、この管理が宜しく無い。 御隣の御客様が出て行かれた後を、小生の鞄を持った御姉さんが追い掛けて行かれたのには、慌てた。 勿論、鞄は無事に戻って来たのだが、御隣さんが悪党で小生も気付かなかったら、鞄が無い、と騒ぎに為った筈だ。 席の番号が振られた棚の位置に客の荷物を置いて居るのだが、ズレたりして仕舞うのだろう。 荷物を預かると云う事の重大さをバイトさんにも徹底して欲しいものだ。

NEW OLD STYLE 肉そば けいすけ@江東区住吉 2回目

真黒なスープの一杯には卸生姜が乗って居り、少しずつ解いて下さいとの事。 京都駅の近くにこんな色のスープの御店が有ったが、スープは生姜に見合った醤油ベースのテイストで、色程には味は濃くは無く、美味しい。 油自体も生姜風味の様だ。 不思議な複雑さを秘めたスープは、流石に「けいすけ」の名に恥じ無い。 肉が特色の御店だが、小さくて薄いチャーシュウが一杯入って居るのは、中々楽しい。 貝割と微塵切の葱もスープと良い相性に思える。 黄色い中太の麺は縮れて居て、スープの持ち上げが良い。 この麺もスープに合わせた印象で悪くない。 総じてスープ中心の作品と申し上げて良いだろう。 メンマも乗って居るが此方には特段のコメントは無い。
バスの窓から振り返ると、3名程の行列が出来て居り、タイミングが良かったのかしらん。

西尾中華そば 其の1252010/06/03 23:23:00

爽やかな初夏、と感じさせて呉れる粋な空を見上げ、駒込の商店街を抜けて行くと、夏服に衣替した女学生(完全に死語)の姿が眩しい…かも。
丁度、御客様の波が引いたタイミングに伺ったが、後客は続々々… 未だ空いて居るタイミングに、「何か面白いのは?」と西尾さんに伺うと、味噌使って見ましょうか…と、「ざる中華」のスープに味噌ラーメンを造った時から、充分に熟成させて居た味噌をアレンジして下さった。

西尾中華そば 其の125

麺を浸す出汁の量に就いても、御話を伺う。 たっぷりの出汁で麺を浸した方が喜ばれる御客様が多いと云うのは、納得出来る。 小生みたいに麺を直喰する変態オヤジは、そうは居ないだろう。 麺が運ぶ出汁でスープが薄まると云うのは事実だが、だからと安直にスープを濃くすれば良いってものでもない見たいだな。 そんな話をし乍西尾さんが拵えて下さった、味噌アレンジのスープは、絶妙な濃度。 勿論、味わいは味噌が適度に風味を齎して、ベースのテイストに絡み、此れは美味。 丼の出汁の量は、前回の2/3程。 此処から麺を摘み上げてスープに落として頂くと、前述のスープとマサ配合麺がハンドシェイク。 丸で最初からプランされて居たかの様に、ピッタリの相性だ。 麺を全部平らげた後のスープの濃度が、其の儘飲むのにベストな状態に為って居る。 計算も速い様で、此れも御見事。
西尾さんは、熟考して構成する作品も秀逸(小生がミスった鰮煮干の記念作品は、御所様が最近のベストオブベストと云い切られた)だが、こう云う即興にも卓抜の閃きを発揮する。
西尾さんの呼掛けで、多くの西中ファンが宇都宮遠征をされるであろうこの週末の「らーめんフェスタ in 栃木」。 小生は流石に根性が足りずに皆さんの御誘いに乗れず…だ。 誰か出前して呉れないかしら。