Collection of Essays by Claris Two

カラオーネ　カ・オロロジオ
Calaone Ca’Orologio 2007 D.O.C. Colli Euganei Rosso

過日、本鵠沼の渦に持ち込んだ１本。
メルロ６０％、カベルネ・ソーヴィニョン２０％、カベルネ・フラン１５％と伊太利亜のボルドー娘らしい。　最後の５％がバルベラと云うのが、彼女のパスポートかな。　ロックス・オフで入手したボトルなので、矢張、ビオ（其れもビオ・ディナミ）な１本。
此れも亦、濃い色合いで、一寸強いジャム香が行成来るのと合わせて、手強い印象が有る。　初口はパワフルさが強く出て居て、纏まりが悪い。　３０分もすると少し落ち着くが、デキャンタージュが向くとも思えない。　メルローのキャラが強く出て居て、熟した果実のバルーンな印象が好きな方なら、評価が高そうだ。　樽香とタンニンは適度に主張するのだが、スパイシーと云うかやや尖った感じが気に為る。
渦のチャーシュウに合うかと思ったのだが、御転婆過ぎる感じで、もっと穏やかで丸い感じのボトルの方がマッチしそうだ。　但し、横文字のホームページのテイスティングの項には、円やかとかマイルドとか云う単語も見られる。　確かにリッチな、と云われると、そうかもねぇ…