今日のめじろ 其の5072010/01/03 11:19:53

川崎大師からの帰り道は、ひとつ先に有る東門前の駅から川崎へ戻る。

今日のめじろ 其の507

御正月に連日の川崎めじろ詣。 前夜と同じ陣容で、祐貴社長以下、皆さん頑張っていらっしゃる。 奥さんは娘の結婚式に向けてダイエット中。(此れ以上絞らなくても良いと思うのだが) で、小生ひとりがビールを頂く。この日の小生のセレクションは醤油の黒葱油。 本店の黒葱油は、味噌の作品だけに為ったが、川崎店では醤油と塩も提饗されて居る。 で、折角川崎店に御邪魔したので、此を選択した次第。 本店の黒葱油とは多少違って、よりマイルドなテイストだが、この醤油スープとは合うと思うのだけどね。 以前にも書いたが、マー油よりもやや野生趣を感じる黒葱油は好みだ。 聞こえは悪いが、煤の様な斑点が見えて居るのが特徴で、多少の「御焦げ」っぽさが良いのだ。 焦がし葱に加えて、白髪葱が加えて有るのが「焦がし葱ら~めん」との違いだ。 勿論、焦がし葱の分量は、「焦がし葱ら~めん」程には多く無い。 前日の記事のフォトやこの日は奥さんがオーダーして居るので、比べて見ると良く判る。 「焦がし葱ら~めん」の海苔は半分がスープに浸かり、「醤油黒葱油ら~めん」は海苔がスープに浸る、のだろうか?? ツルい細麺とスープのマッチングも良いし、美味しい。
少し空腹だったので、もう一品。 其れはカレー。 めじろでカレーを頂くのは、何年振りだろう。 代々木や川崎でも頂いたかも知れないが、はきとは覚えて居ない。 確り記憶に有るのは、藤沢時代のカレーだ。 ラーメンの出汁を使った「めじろカレー」は大層美味しかったものだ。 この日のカレーは、ビーフシチューの様に御洒落に見える。 ひとつ落とした人参の所為かな。 薬味の青葱と焦がし葱が有るのが、洋喰屋さんと違う点だ。 藤沢の時の様に、ラーメン由来感を強く感じる事は無かったが、イケてるサイドメニューで有る事は間違い無い。 御飯のボリュームも適切で、大いに満足。 でも、何時もカレーをプラスして居てはデブるよな、やっぱし。

今日のワイン 其の3572010/01/03 11:42:04

ファットリア・レ・コルティ キャンティー・クラシコ
FATTORIA LE CORTI Chianti Classico 2006

FATTORIA LE CORTI Chianti Classico 2006

大晦日の夕方。 大掃除が終わらない内に、奥さんに内緒でエネルギー補充した1本。 流石にハーフボトルから選んだのだが、何時でも背徳の味は蜜の味。
コルシーニ侯爵家(伯爵と訳すケースも有る)は、アンティノーリやボナコッシより格上の家柄、と云うのは彼方此方に書かれて居る話だし、自らがワイン造りを始めたのは最近とか、カルロ・フェッリーニ氏を招聘してガンベロロッソ」を取ったとか云う話も既に知れて居る。 斯くも然様に評判の高いボトル。 侯爵家が採算度外視で造って居るそうで、CPも非常に良いと、ロックスオフのオーナー御推薦でも有る。
蛍光灯の下で見たのだが、サンジョヴェーゼが95%を占める(残りはカナイオーロとコロリーノ)ルビーカラーは相当濃い。 やや、ヴァイオレットにシフトした様子も見える。 スワーリングすると黒酸塊とバニラ香は容易に取れるのだが、少し煙たい印象のブーケだ。 初口は酸味がきつい様にも感じるが、タッチがソフトなので、そんなに尖った感じは受けない。 ミネラル感と細かいタンニンが感じられるが、其れ以上に存在する果実感は、木苺、酸塊、ブルーベリーと云った処が深く、カルロ・フェッリーニ味(笑)。 引きが長く、凝縮された味わいが尾を引く。 少し落ち着きの無い感じもするが、恐らくは低過ぎた液温の所為だろう。