今日の渦雷 其の12 ― 2014/12/03 01:01:00
渦雷がオープンしてから自宅で夕喰する機会が減った。 つい、北口へ降りて仕舞う。 此夜もそんな感じだ。
ビールにチャーシューを合わせ乍、見て居ると満席以上に為ったり、ガランとして見たりと波が激しい。 何処もそうなのだろうが、均等分散等有り得ない。 此夜の辰也君はは新しいスタッフの方とのオペレーション。 彼のラーメン好きなのが良く伝わって来るね。
公式ツィートに従って、「辛そば」を頂く。 お、鳴門が乗る様に為った(醤・潮にも)。 豆板醤なのかしら、此の辛味は美味しいし、絡める肉に施された味わいとスープのコンビが好きだ。 とても暖まる一杯なので、此からの季節にマッチする。 軽くスモーキーな印象の有るチャーシューはテイストも喰感も佳い。 何処かで、チューイ(噛切難い)とのコメントを読んだが、何かの間違いではないか知らん。 沢山頂いたから沢山歩かないと太りそうだと月空を眺め乍、1800mの帰道を行く。
今日の蔦の葉 其の34 ― 2014/12/03 23:23:00
広角で撮ったメトロポリスの朝。
TRY本で高評価連発の蔦の葉。 更に本店臨休なので、此日は混雑が予想された。 其処で普段よりも早く到着したのだが、SPから5分もせずに湯澤さんが暖簾を掛けて下さる。 「早いですねぇ」と云うと、「本店が休みですから…」との事。 其の心遣いが嬉しい! 流石にTRYの成績は伊達じゃない。
「鴨胡椒そば」を御願いしたのだが、スープを一啜りして驚いた。 更に美味しく為って居る。 絶対にインプルーブして居る。 ブラックペッパーを使って居るにも拘わらず、尖りの無い繊細な醤油感が感じられる。 主張は強いが、物云いは穏やかでジェントルマンのイメージだ。 一方で微塵切りのオニオンは、舌鋒鋭い感覚で、醤油にやや窘められて居るってヤンチャ具合だ。 チャーシュウは相変わらず、適度な焙煎のニュアンスがとても好きだ。 翌年のTRYは、此の作品でトップを狙おう。
前夜に催されたミシュラン掲載店のパーティの後では、大分聞し召された様に伺った祐貴君だが、ビブグルマン掲載のラーメン屋さんは以下の通り。 あれ? 21軒だね…
「青葉」、「維新」、「伊藤」、「金時」、「好日」、「Gottsu」、「しながわ」、「ソラノイロ」、「多賀野」、「蔦」、「トイ・ボックス」、「ドゥエ イタリアン」、「びぎ屋」、「ぶらり」、「ブンブン ブラウ カフェ」、「不如帰」、「三藤」、「むぎとオリーブ」、「麺 えどや」、「もりずみ」、「やまぐち」
燦燦斗@東十条 其の248 ― 2014/12/04 01:01:00
川口へ出張した帰りに富士山が大きく見えると評判の荒川の土手に上がって見た。
ダイヤモンド富士は数日前に過ぎたが、程好い雲が面白そうだと踏んで遣って来た。 処が土手の工事が始まって居て、富士見を妨げる様なシートの壁が聳えて居る。 張紙の工事期間を見るとダイヤモンド富士が終わったタイミングを測った様に思える。 未だシート装着用の骨組だけしか無い処迄歩いて行って何枚か撮ったが、邪魔な塔が入るなぁ。
建物や塔等の障害物は当世では避けられないが、成程、此処からの富士山は中々で有る。 ダイヤモンド富士の際の賑わいは当然だろう。
富士山の南側斜面に沈む頃には雲が出て、半熟玉子の様にグダグダに墜ちて行った。 尚、塔は消して見た(笑)。
雲は富士山の背後だったので、シルエットはクッキリで、雲もそこそこの焼け具合。 もう少し粘ろうと思ったのだが、東十条の誘惑に負けて20分の道程の駅へ急ぐ。
暫く敬遠しようと思って居た燦燦斗。 TRY本の発売前から20人位の行列だったのに、2ジャンルでトップを勝ち取った直後の混み具合を想像して見た。 MIX部門では、あの名店の連続制覇記録にストップを掛けての戴冠で有る。 凄い、凄い事です。 で、居ても立ってもの気持に為り、覚悟を決めて東十条に向かう。 開店1時間前に到着して見ると普段通りのペースだ。 蔦にしても、不如帰にしても、既に一定の評価を得た御店の場合は、TRY上位でも一挙に御客様が増えると云う事には為らないらしい。 余り知られて居ない御店がノミネイトされた時にはどっと押し寄せるとか。
河川敷から我慢して来たビールを頂いてから、待望のラーメン。
「麺が美味くなくては駄目」と常日頃から仰って居る後藤さんの製麺技術は凄い。 そして、魚介豚骨醤油。 MIX部門でとみ田さんを抑えてトップに耀いた一杯の旨さに痺れる。 ローストポークも最高で、ジュリーが唄う様に「もう何も云う事は無い」。