撮って見た 其の712014/05/06 23:23:00

梅花空木(バイカウツギ)
撮って見た 其の71-2
我家の庭にも老父が丹精した此の樹が有る。 毎年、連休前後に香りの良い花を沢山付けるので、何と無く「有難花」と崇めて?居る。 恩師の園地の麓にも連翹と並んで毎年見事に花開く梅花空木が有る。 「好きな様に伸びて、勝手に咲け」を忠実に守って居る様な出で立ちは潔く好ましい。 園芸書に依ると「放任が一番花付きがよい、ただ樹形が乱れる」との事(笑)。 我家の樹も元は挿木だったのだが、此れで簡単に増える事を特記して置こう。 薩摩空木の別名が有る(学名も Philadelphus satsumi )のだが、何故か鹿児島県には自生して居ない。 バラ科かと思ったら、アジサイ科(バイカウツギ属)。 勿論、バラ目(APG植物分類体系ではミズキ目)で有る。 以前はユキノシタ科に分類された事も有ったのだが、最近の遺伝子研究ではユキノシタとは遠い事が判明して居る。 欧州原産のイメージが有るのは、「ジェラードの本草書」の所為だろう。 実際は土耳古(トルコ)辺りが原産らしい。 因みに英名は、「紛い物のオレンジ」と云う意味の「Mock orange」だが、そう云えば、花が似て居ない事も無い。 オレンジ同様に花香が良いので、蝶や花虻、蜜蜂が良く通って来る。

青条揚羽と
撮って見た 其の71-1

縞花虻。
撮って見た 其の71-3