今日の蔦 其の852013/07/11 19:40:00

都心の5連続猛暑日は7月は勿論、どの夏にも記録が無い。 幸い僅かに35度には届かなかった… そんな昼休みに蔦を訪問。 駅からの短い距離を歩いても汗が止まらない。 蔦の待場は日陰なので助かる、と到着した皆さんが異口同音に仰る。

今日の蔦 其の85-3
此の日は味噌そばの心算だったのだが、祐貴君の「煮干時雨如何ですか?」に従った。 躊躇して居ると喰べ損なって仕舞いそうだったし、此の気温だし、で有る。
今日の蔦 其の85-1
腰が悪く為りそうな湯切と云うか水切の作法を経て着丼したのが、此れ。 先ずは蓮華で冷たいスープを啜る。 流石、です。 前日に頂いた黒木さんのスープ同様に小生の嫌いな煮干要素は綺麗に除外されて居る。 煮干の風合は高いが、其れがちっとも嫌じゃない。 煮干の美味しい処だけが抜き出されて居る印象だ。 思ったよりは塩のニュアンスがキーンだが、其れがスープの温度にマッチして居る。 ビネガー等の酸味を仄かに効かせて居る様で、流石に旨く計算された物だ。 乗せられた三つ葉、レッドオニオンが清涼感を演出する。 海苔に乗せられて居るのは「梅胡椒」。 酸っぱい辛さが驚く程にスープとコラボして味の変化を楽しませて呉れる。 チャーシューも此の温度に合わせる様にアレンジされて居り、手抜が無い。 麺も勿論、良く締まり乍も撓やかさが維持されて居り、喰感がとても心地良い。 成程、此の作品も冷たい温度に最適化されて居て、料理人のアイデアと其れを具現化するテクニックを感じた。 頂いて良かった。 此は夏のイチオシだ。
此が人間ドック前、最後の麺喰。 屹度、検査結果も上々だろう。 長い?禁酒期間も此の日で終了。 翌日からの生活が楽しみでも有り、怖くも有るかな。


桔梗草(キキョウソウ)
今日の蔦 其の85-2
「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」のボケテストで撮った。 同じ漢字を「キキョウグサ」と読むと菫の別名に為る。

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