今日の蔦 其の472012/10/18 01:01:00

前日に「体調不良」で休んだ蔦の様子が気に為り、度々情報をチェックしてから、巣鴨に向かう。 最近の繁盛っぷりでは、疲れが溜まるのは当然だろう。 体調不良が、呑み過ぎなら良いのに…とか、妙な考えが浮かぶ。 此の夜も雨にも拘わらず、客足が途絶える事が無く、体調を問う事すら出来なかった。 こうして店を開けて居るのだから、祐貴君にしても訊かれたくは無いやね。 沢山の御客様に同じ質問をされるのだろうし… でも、「御話も出来ずにスミマセン」とヘアスタイルに似合わぬ(偏見だ)御気遣いにホッとする。

開店時刻に近付くに連れて、雨足が強く為る。 普段よりも10分早目に到着した水曜日の夜。 木曜日の夜は仕込の都合で定休と為ったので、水曜日の巣鴨詣に麺スケジュールを変更。 先頭の御一人は同好の士の方。 カウンターに付いてから、色々と御話を伺った。 細身にも拘わらず、2杯を召し上がって飄然と帰って行かれた、流石。 雨模様と云うのに普段と同じペースで、次々と御客様が暖簾を潜られる。 此は人気の証だ。

今日の蔦 其の47-1
当方も何時もと同じく、壱岐っ娘を2杯にチャーシュウの摘みも頂戴して、至福の時間。其れでも、1席をデッドにするのは1時間程と定めて居るので、早々に主麺を御願いした。

今日の蔦 其の47-2
醤油そば。 頗る美味也。 微妙に適度に感じさせる貝汁のニュアンスが、稀有な醤油の味わいと感触(おかしいかな)に溶けて居て、鶏との味わいの調和が実に見事だ。 進化を続けて来た武田君の麺ともピッタリで、そろそろ完成の域に達したのでは無いだろうか。 いや、未だゞ伸代は大きいのだろうな、楽しみは続く。

京都銀閣寺ますたにラーメン@日本橋 81回目2012/10/18 02:02:00

11時過ぎに昼喰を取れ、と云う話に為って、考えた末に「ますたに」へ。 「たいめいけん」の気分だったのだが、既に待って居る方の姿が見えたので、対麺に鞍替。 此方も既に満席だが、入れ違いに出て行かれた方の後へ収まる。 こんな時刻から次々に御客様が来られて、5分後には外待と為る。 相変わらずの賑わいだ。 入口で注文を訊いて下さるので、着丼は早い。 6喰仕様の茹麺機2台がフル稼働。 工場見たいだが、大盛や麺の固さを上手に捌くには熟練が必要だろう。

京都銀閣寺ますたにラーメン@日本橋 81回目
少し弱い印象が有った事にして、胡椒を振って見た。 合わなくは無いが、余り効果的では無いかな。 40秒茹の麺の印象は良い。 葱を絡めてパキポキと頂き、スープを味わう。 騙され感健在の鶏ガラ醤油の旨さだ。 九条葱の青臭さや隠味的なピリ辛さも健在。 パサパサのロースチャーシュウが3枚。 此れ、結構好きだし、メンマも普通に美味い。 最後に丼を持ち上げて、大量の背脂を吹き飛ばしてスープを5口程頂いて、終了。 うん、屹度、美味しかった。

今日の渦 其の4762012/10/18 23:23:00

早朝に「漸く品川」…為らば、朝帰りの呟きだね。 江戸へ上る小生の電車と何処かで擦れ違ったかも知れない。 渦の芳実オーナーの話だ。 朝の早い小生の午前は長い。 鎌倉へ廻っての会議を終えてから、本鵠沼へ。 最近はシンちゃんの進境著しく、オーナーの朝帰りも問題無かろうと考えての事。 予想的中で女将さんと二人でのオペレーション(笑)。 小生は意地が悪いので、「湘南獅龍麺出来る?」。 「一杯なら出来ます!」 おぉ、頼もしいじゃないか。 で、あの海の家で頂いて以来の作品を頂いた。

今日の渦 其の476
そうそう、レア・チャーシュウとシラスの摘入(「フイッシュボール」と呼ぶのかな)が入った、こんなルックスだったね。 スープは貝の香が高い和風醤油で、エレガントな魚介と云った風情。 鶏や豚が優しく絡み、深淵を覗かせ乍も淡麗な味わいは、ラーメン好きの俳優さんを唸らせただけの事は有る。 此のパキッとした麺との相性もバッチリだ。 芳実オーナーに依る味の構成が優れて居るのは云う迄も無いが、シンちゃんも腕を上げましたね。 其れが一番の収穫だった、此の日の一杯。