西尾中華そば 其の2122011/07/02 01:01:00

愈々、蘭秋。 この日も確り暑く、霜降に到着すれば、汗が吹き出す。 奥から2番目の席がエアコンの吹き出し位置の関係で一番涼しいと西尾さんに教わったので、其処に収まる。 其の西尾さんだが、相当に御疲れに見える。 暑い上にひとつ身体で遣る事が多過ぎるのだろう。 一寸、心配な感じだ。
この日は、菊醤100%のスープをもう一度造ると伺ったので、前日に続いて遣って来た。 普段はヤマロク醤油の鶴醤と菊醤のふたつのトップブランドを合わせたスープなのだが、もう一度、菊醤だけで造って見たいとの事だった。 此迄にも、秋冬限定の鶴醤で拵えた凄まじい切れのスープとか、通常の鶴醤、或いは菊醤だけで造ったりと云う試行錯誤を繰り返して、鶴と菊のブレンドに落ち着いたのだが、西尾さんとしては、未だ思う処が少なく無いのだろう。

西尾中華そば 其の212
この日スープは、醤油の際立ち感が適切なレベルで出て居る。 切れ過ぎては居ないが、凛とした醤油感。 良い意味で優等生的なキャラの菊醤らしさが活かされて居る。 因みに、鶴醤の方は天才的な印象が出る(と感じる)。 この日の菊醤100%のスープは、自らの醤油味だけでは無く、他の味わいとのバランスが取り易いのかも知れない。 確かに普段の醤油スープとは随分と印象が違う一杯に為った。 尤も100%菊醤と伺って居たと云う先入観も影響したとは思う。 この日のカネジンさんの細麺は。パキッとした喰感の固茹で、其れも亦、好印象に貢献したと思う。 この先、どういう決断を西尾さんが下されるのだろうか。 其れは楽しみだ。 だが、しかし…呉ゞも御自愛下さいませ。

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