ロックンロールワン@町田 其の192011/07/17 15:21:20

週末に町田へ。 其れも少し早目に向かったのは、この日からスタートする夏の限定を頂きに、と云う魂胆。 5週連続の週替わりな「冷やし」シリーズ。 第一弾は、「カルピスクーラー2011」。 先日、嶋崎さんから伺った作品のひとつ。 NCSに置いて来たラーメン本に依れば、カルピスの甘さ、酸っぱさは冷やしラーメンに合うとの事。
開店時刻の40分以上前に到着したのだが、既に3人の方が「完」の前に。 あら、先頭の御二人は、あの御二人(笑)だ。 10分程遅れて開店(此れは何時もの事の様だ)した時には、20名以上の行列が出来る。 そう云えば、彼方此方でフリークの方々の御挨拶が聞こえて来て居た。 限定は30喰の提饗だが、中にはノーマルメニューを頼まれる方もいらっしゃるので、幸いにも開店時刻に来られた方は皆、限定作品に間に合ったと云う事に為る。 限定の2ロット目だったので、2回も限定調理の様子をじっと観察。 本当に白いんだ…と感じ入って居ると、ユウタが作品を運んで来て呉れる。

ロックンロールワン@町田 其の19
で、「本当に白い一杯」が目の前に… 最初は目で楽しむのだ、2本の芽葱で飾った作品は、白をバックグラウンドにして、控え目乍、赤や黄色、更に透明な具材も合わせて、絵画的な美しさを醸して居る。
次に丼を持ち上げてスープに口を付ける。 あ、カルピスかも…と思ったのは、恐らくは先入観の為せる結果だろう。 ブラインドでテイスティングすれば、そうは思わないのでは無いだろうか。 爽やかな酸味が低いレベルで確りと感じられ、乳酸菌の甘さも仄か乍、其処に存在する。 たっぷり振り掛けた黒胡椒の味わいが、底辺に広がり掛けたカルピスの耶茶(やんちゃ)加減を引き戻して居る。 嶋崎さんは胡椒の使いが巧みで、胡椒好きの小生の感性に訴える様な味わいを拵えては、泣かせて呉れるのだが、この作品も亦、落涙な一杯。 沢山の刻葱も黒胡椒との親和性が高い。 パプリカや真桑瓜と云った冷野菜と厚めにカットされた上質ハムを和え併せた具材が、スープを上手く引き立てる。 一番上に乗って居る透明な素材は何だろう? 恐らくは「プチマリン」では無いだろうか? 海藻から抽出したアルギン酸を麺状にした物だが、プチプチと云う独特の歯応えが面白い。 此処は少しの遊び心だろう。 憎い演出とも云える。 色々と振り掛ける液体のひとつは鶏油では無いかと思うのだが、此れがスープに適度なインパクトを与えて、ラーメンのスープと云う認識が錯覚の世界から喰手を呼び戻す。 このスープの味わいは、冷製ならではの味わいだが、この温度にぴったり嵌った味わいでも有る。 キコっとした喰感の麺も温度、スープテイストに良く合致して居る。 スープの持ち上げも上々で頗る素敵なコラボレーションだ。 カルピスでこんなスープが出来上がるなんて…実に素敵な作品では無いか!
フリークの皆さんは喰べ終わっても外で待ち合わせをされて居る(次の御店は何処ですか?)様だが、小生は「御先に…」と失礼して来たが、タイミング良く、ロマンスカーで戻って来られたのはラッキーだった。