ロックンロールワン@町田 其の202011/07/28 21:05:10

結局、前夜は何時ものホテルに泊まる。 午後の会議迄寝て居ても良かったのだが、ユウタのブログを見て思い立った。 このタイミングに出れば、シャッターで到着出来る。 いや、ロックンロールワンは、シャッターが降りる前に着けると云うのが正しいな。 で、朝喰も摂とらずに電車に飛び乗ったら、何時もよりも更に早く着いて仕舞った。 限定狙いの皆さんも未だ到着して居ない見たいだ。 監視?カメラに手を振るとユウタが出て来て呉れたので、先日の花の季さんの御話等を聞かせて貰った。
扨、この週の限定作品は、「サラソバ」。 花の季さんでも、嶋崎さんが提饗された作品のひとつだ。

ロックンロールワン@町田 其の20-1
特に今回は西尾さんの処でも使われて居る、花の季さんの「小麦ヌーヴォー」を素材にしての作品に為って居る。 そう云えば、花の季さんで嶋崎さんと西尾さんが初めて御話をされたと、西尾さんに伺ったっけ。 (やっぱり伺うべきだったかなぁ) 店頭のポップには「花の季 PRESENTS!」とも入って居る。

ロックンロールワン@町田 其の20-2
ユウタが作ったと云うポスターも中々の出来映えだ。 (このフォトの麺は小麦ヌーヴォーでは無いのだが)

ロックンロールワン@町田 其の20-3
驚いた事に今回の5週連続の限定作品を案内する店頭のポップは、違う御店の女性の方が書いて下さったとか。 此も麗しいと云うか羨ましいと云うか、珍しいエピソードだなぁ。

ロックンロールワン@町田 其の20-4
限定1000円の喰券を御渡しして、カウンターに着く。 つけ麺にも添えられる、生姜・茗荷・大葉と葱を合わせた特製の薬味が別皿で用意される。 麺は大き目の浅い皿に盛られて居る。 つけ麺の皿と一緒かな。 蕎麦簀(そばず)が無いと皿の印象も変わるが、清潔感の有る白で、嶋崎さんが喰器にも拘って居るのが伝わって来る。 別な云い方をすると、高そう(笑)… 盛られて居る麺は「あの麺」なので、茶色掛かって居る。 西尾さんの処で頂いた印象程には濃い色合いでは無いのは、皿の違いに由来するのだろうか? 麺には粘性の高い出汁が不断に掛けられて居り、粘り気が出て居る。 更に、細かく刻んだ胡瓜と茄子と…等が、オクラの様なとろみに仕込まれた塊(ジュレ)に為って添えて有る。 徹底して粘度にスポットを当てて居る見たいだ。 皿のエッジには、和芥子と洋芥子が添えて有る。 「交互に使ったり、混ぜたりすると面白い事が起こります」と嶋崎さん。 先ずは何も付けずに、スルスルとスリッピーな麺を直接頂く。 柔らかい喰パンの様なフワッとした喰感が冷水で少し締まって、気持ちの良い薄層が表麺に出来る様な感じで、面白くも好ましいタッチが出来上がって居る。 此迄も計算されたと云うのだろうか? そして、この小麦ヌーヴォーだけが持つ、深い風味、小麦香が遣って来る。 勿論、適切なレベルで鰹の薫る昆布出汁(とろみは此処からかな)とのコラボレーションが、爽やかに形作られる。 特製の薬味を少し振って見ると、青さや少しの苦みが加わって、亦、違う味わいが生じる。 徐に、和芥子を乗せる。 辛いだけでは無く、出汁の旨味や小麦の香りと溶け合うのは、流石に「和」で括られる組み合わせだ。 一方で、洋芥子は和芥子程のインパクトでは無いが、穏やかな辛みと何処かに優しい甘さを感じさせる。 出汁とのコンビネーションからすると、和芥子の相互に寄り添う様な印象に対して、御互いを認めて其々の特質を延ばす様な印象だ。 此が嶋崎さんの仰る面白さなのだろうか? 更に両者を合わせると、表現は難しいが、芥子とは亦、異なる風合いが生まれる。 敢えて云えば、寧ろ、山葵に近い様な辛みとマスタードの甘味が… なんて、本当は良く判りません(爆)… と、云うのが正直で率直な感想。 だが、ハッキリして居るのは、美味な事だ。 更に前述した練りの有る塊を解して麺に塗すと、ネバネバ(うむ、良い表現とは思えないが)度が増して、笑みが零れる程だ。 遣るなら此処迄って、心意気だろうか? 其れにしても個々のテイストが纏まって居るので、全体のハーモニーを崩さないんだよね。 この辺りが、アイバンさんの嶋崎評に繋がるんだろうなぁ。 凄いよね… 小生は麺其の物が好物なので、特にこう云う作品には惹かれる。 この麺が有って、この出汁が有って、この作品に昇華する。 コラボレーションとは、正にこう云う組み合わせを指すのだ。