西尾中華そば 其の216 ― 2011/07/20 21:40:00
西尾さんの「冷や冷やシリーズ」の第3弾のジャージャー麺を頂きに霜降へ。

台風6号の接近で蒸し暑く、いや~な感じの天気だ。 週末の花の季さんのイベントの話を西尾さんとして居ると、御客様の御一人が携帯電話に小生のブログを表示させて、「この方ですか?」 …いや、悪い事が出来なく為って来たかも… 何れにせよ、「御恥ずかしい次第です」と御答えしたのだが。
冷やしのジャージャー麺はNCSの夏の定番に為りつつ有るが、西尾さんが「少し目先を変えて」とスープが付いて居る。 最初に「口直し」のスープを啜って見たが、ライトな味わいでも確り出汁と胡麻風味が効いて居り、味わい深い。 角氷がひとつ浮いて、沢山の胡瓜が見た目にも、喰感的にも涼やかだ。 当初は味噌のスープだったらしいが、ジャージャー麺の肉味噌と被らない方が良いと醤油ベースに変更したと伺った。
西尾さんのブログに依ると、ジャージャー麺は「炸醤麺」と表記するそうだが、コアに成るのは肉味噌だ。 西尾さん御手製の肉味噌は手が込んで居て、挽肉だけでも3種類の粗さの肉を使って居るそうだ。 特製の辣油で化粧された折角の盛付を崩して、上から下から混ぜて、糸唐辛子も葱も胡瓜もグチャグチャにして仕舞う。 全体的にさっぱりした風味の作品で、肉味噌も濃厚と云う印象では無い。 甘さも控え目だし、「冷たい」を充分に意識したテイストなのだ。 辛味のレベルは絶妙。 小生にはピッタリな辛さで、とても楽しめる「ピリ度」で有る。 前述した様なスープが付いて居ると、つけ麺の様に麺を落としたく為る。 西尾さんの御勧めも有って、試して見た。 とてもイケるのではないかしらん。 前述した様にライトなタッチに為っては居ても、出汁がきっちり感じられるので、中々良い具合だ。 肉味噌や辛味が徐々にスープに移って行くのも面白い。 最後には、残った肉味噌を浚ってスープに落として見た程だ。 此れは御勧めの喰べ方だと思う。 勿論、完飲。