西尾中華そば 其の2172011/07/26 23:23:00

この週のNCSの「冷え冷えシリーズ」は、「冷やし中華」。
20110726 昼_西尾中華そば-1
月曜日の夜からの提饗だったのだが、一日遅れで霜降詣。 宇都宮の花の季さんでの御土産話を伺い乍、着丼を待つ。 しかし、凄く手が掛かる作品の様で、調理の手数はとても多い。 最初のロット?の御客様は殆ど此れを注文されるので、10喰捌ける迄は回転が悪いかも(笑)… 何時もの丼に盛り付けるので、見掛けを整えるのに西尾さんが苦労されて居る。 もう少し浅い皿だと亦、違うのだろうが、そんな贅沢?は云って居られない。 とは云え、フォトを見て頂ければ判るように、整った体裁に為った。

20110726 昼_西尾中華そば-2
成程、沢山の具材が乗って居る。 西尾さんのブログからピックアップすると、赤系がパプリカ・トマト・人参。 緑は胡瓜とオクラ。 白は長葱とモヤシ。 茶色はチャーシュウと鰻。 黄色は玉子、芥子との事。 此等に加えて、ハムが入って居た。 とまぁ、斯くも然様にいっぱい乗って居る…と云う次第。 珍しいのは、鰻かな。 ちゃんと甘い味付けがされて居り、面白い取り合わせだ。 たっぷりの具材にタレを絡めるのだが、このタレが、流石の出来映え。 酢のテイストは充分だが、あのツンと来る感じがしない。 適度な酸味に仄かな甘さの配合が巧みだ。 西尾さんが「玉子は抜きましょうか?」と訊いて下さったのだが、今回は彩の意味合いを含めて、置いて頂いた。 そんなに温泉玉子状態では無いので、美味しく頂きました。
触れなくては為らないのが、麺。 そう、この週は花の季さんの「小麦ヌーヴォー」の麺なのだ。 茶色掛かった麺は、非常に撓やかでパフパフだ。 腰が有ると云うタイプでは無いのだが、柔らかいと云う喰感では無い。 飽く迄、嫋やかな麺の風味は独特。 強くは無いとは云え、冷やし中華のタレに見(まみ)えるので、多少風味が殺がれて居るのかも知れないが、充分な小麦粉の旨味が伝わって来る。 この週にもう一度、御伺いして、是非、「ざる中華」を頂きたいものだ。