栄屋ミルクホール@神田 26回目 ― 2010/06/11 01:01:00
先日、田舎のヘヴィ級の豚骨ラーメンを喰べた時に、行きたいなぁと思って居た、栄屋ミルクホール。 多少暑いが絶好の晴天の下、20分程の距離を歩く。 丸で昨日も来たかの様な気分に為る店の雰囲気だ。 そりゃあ、30年、40年に比べれば、2ヶ月なんて無沙汰の内に入らない。
御願いしたのは、700円の「支那筍そば」。 相変わらずのどうでも良いメンマを増量して、110円の応援気分なのだが、少し量は減ったかも知れない。 スープはノスタルジック昭和的醤油味で、全然変わって居ない。 いや、少し味わいに丸みが加わった…? いえいえ、気の所為でしょう。 でも、懐かしく美味しい。 卓上のS&Bのテーブル胡椒を振る。 めじろの一杯と違って、栄屋のスープには此れの方がピッタリ来る。 適材適所… 一寸、違うか? この味が頂きたかったのだから、或る意味、最高。 何時も考えた末に云わない台詞、「麺は固目で」。 でも、この麺は、この緩さが一番味わい深いのかも知れない。 固く茹でたら、プラスチックかビニールに為って仕舞うかも知れない。 細かい葱を纏った菠薐草は、根に近い部分が少し硬くて青いけれど、家系のぺちゃぺちゃよりも好きかも知れない。 チャーシュウは変わらずにボソボソとして居るが、醤油味が確り滲み込んで居り、結構好きだ。 特別なテイストじゃないんだけど、この丼に居るべきはこのチャーシュウだ。 結構、スープを頂いて仕舞った。 此は全然煮干じゃないけれど、ラーメンのスープはやっぱり、痛風菌の餌らしい。
今日のワイン 其の439 ― 2010/06/11 02:02:00
サンテロ・ピノ・ロゼ・ヴィノ・スプマンテ・ブリュット
SANTERO PINOT ROSE VINO SPUMANTE BRUT
SANTERO PINOT ROSE VINO SPUMANTE BRUT
渦が貸切と云う土曜日の夜、無理を云って常連のN子ちゃんに案内して貰った、藤沢の「ダブルドア」と云うバーで、彼女が乾杯に選んだハーフボトル。 ピンクの泡だぜぃ… 小生の知らない世界かも。
フォトは兎も角、流石に奇麗な色では有るが、泡立は儚げ。 「ピノ」と云う名前は、ピノ・ビアンコ(70%)とピノ・ネロ(30%)から来て居る。 ピノネロは勿論、ピノ・ノワールと同一種だ。 ブリュットと云う位だから辛口なのだが、何だか頼りない印象だ。 チェリーとラズベリーは判っても、フルーティと云うよりも、軽い事は軽いが、大粒でダルな印象、フレッシュネスがピンと来ない。 サンテロは大手に成長したが、ロープライスのボトルは御勧め出来ない感じだ。 え? スプマンテが判って居ない?? 屹度、そうだろうねぇ。
フォトは兎も角、流石に奇麗な色では有るが、泡立は儚げ。 「ピノ」と云う名前は、ピノ・ビアンコ(70%)とピノ・ネロ(30%)から来て居る。 ピノネロは勿論、ピノ・ノワールと同一種だ。 ブリュットと云う位だから辛口なのだが、何だか頼りない印象だ。 チェリーとラズベリーは判っても、フルーティと云うよりも、軽い事は軽いが、大粒でダルな印象、フレッシュネスがピンと来ない。 サンテロは大手に成長したが、ロープライスのボトルは御勧め出来ない感じだ。 え? スプマンテが判って居ない?? 屹度、そうだろうねぇ。
今日のワイン 其の440 ― 2010/06/11 03:03:00
カサ・デ・ラ・エルミータ クリアンサ
CASA DE LA ERMITA CRIANZA 2006
CASA DE LA ERMITA CRIANZA 2006

ワインの少ない「ダブルドア」のメニューから、無理矢理と云う感じで選んだ、スペインの赤。 グラスに注ぐと、なぁんか出て来そうな(笑)雰囲気。 店内が暗い事を加味しても、どす黒いのだ。 まぁ、とても濃い紫なんだろうが… そして、おどろおどろしいブーケが蜷局(とぐろ)を巻いて立ち上る。 すんごいな、此… 其儘では判別付かないので、水で割って…と云うのは大袈裟にしても、ブルーベリーとバニラ、ココア、葉巻… 其他って感じだ。 セパージュを調べたら、モナストレル40%、テンプラニーリョ40%で、残りが漸くカベルネ・ソーヴィニヨン。 高級感は無いが、飲み応えは充分。 安いイメージ(多分、2000円はするまい)が無い訳では無いが、そんな批評を全て飲み込む、ブラックホール見たいなワイン。 屹度、RPは好きだぞ…と思ったら、案の定、ファーストヴィンテージから90点とか呉れて居る。 面白いのは、彼のコメントだ。 「この歯が真っ黒に為る可能性を秘めたワインは、2~3年以内が飲み頃だろう。」 「歯が真っ黒」と云うのは確かにそんなイメージだ。 流石の小生もチト、持て余した。 この手のワインが最も苦手なN子ちゃんに飲んで貰ったら、口が窄まった様だ(笑)。 話題作りには好適な1本。