燦燦斗@東十条 其の782010/06/23 20:00:29

この週も燦燦斗に足を運ぶ機会を作る事が出来た。 結構、強引に時間を空けて居る様な気がする(汗)のだが、やっぱり、この一杯には其れだけの価値を見いだして居る。 前週、燦燦斗からの帰り道で、虫除けリングとムヒを買って、ずっと鞄に入れて居たのだが、リングを取り出して万全?の体制で行列に着く。 いや、天気予報では驟雨の可能性が指摘されて居たので、雨の当たらない処で待ちたいとシャッターで遣って来たのだ。

燦燦斗@東十条 其の78

この日御願いしたのもラーメン。 勿論、燦燦斗のつけ麺は大好きだし、そもそもつけ麺は好みなのだ。 だが、燦燦斗ではラーメンを選ぶ事が圧倒的に多い。 この濃厚な魚介豚骨スープは、暖かい麺の方が小生にはよりピンと来る。 寒く為ったら、熱盛を御願いして見ようと思って居るが、雨の日のこの程度の気温なら、未だラーメンにより魅力を感じる。
ジュリーの歌声、FM横浜の愛視聴番組、Future Scape で、「カサブランカ・ダンディー」が流れたのだが、其れ以来、ずっと頂きたかった一杯を目の前にするのは、満たされ気分だ。 うん、此、此っすよ。 其の期待を裏切られずに帰途に着くと、翌週も亦、来るぞと、決意を新たにするので有る。

白蝶草2010/06/23 20:14:57

近所の空地(何れは家が建つ区画)に「はくちょうそう」が咲いて居る。 小生の好きな花のひとつだ。 区画を区切るロープの隙間から、腕を伸ばして、S001のシャッターを切る。

白蝶草-1

北大の植物学の教授が良く祖父の処に来て、年端の行かない小生を散歩に連れ出しては、色々な植物に就いて話して呉れた。 「雑草と云う植物は無い、全てに名前が有るのだから、其れに敬意を払わなくてはいけない」と云う様な話もされて居た様に記憶して居る。 この花は教授に教わったのかどうかは定かでは無いが、ずっと「白鳥草」だと思って居た。 でも、調べて吃驚、「白蝶草」。 云われて見れば、スワンには見えないし、長く細い花茎の先で揺れる様子はバタフライの様では有る。 4枚の花弁に長く突き出た8本の雄蕊と云う花の形が好きなのだが、揺れて居なくても、蝶に見えるかも知れない。 但し、白花に限るけれど… 小生が好きな理由は、「アカバナ科」(ガウラ属/ヤマモモ属)と云う事が有るかも知れない。 そう、待宵草の遠縁?に当たる。

白蝶草-2

「Gaura lindheimeri Engelm. & Gray」の学名から、「ガウラ」と呼ばれる事が多いが、どうも語感がそぐわ無い。 此れは希臘(ギリシャ)語の「ガウロス」由来で、「華麗な」とか「堂々とした」と云う意味だそうだが、前者は兎も角、楚々とした可憐な花なので、後者はイメージ違うなぁ。 lindheimeri の方は、白蝶草の発見者(1843年、ヒューストン)のリンドハイマーさん由来。 この人は他にも、数百種の新植物を発見して居るそうで、彼の名前が学名に付いて居る植物は50種に上る。 Engelm. & Gray は、白蝶草の命名者で有る二人の学者の名前。
因みに英語では「Butterfly gaura (White gaura / Clock weed)」とやっぱり蝶をイメージして居る。 「Lindheimer's beeblossom」と云う別名も有るので、蜜蜂が多く来る(最近は蜜蜂も居ないのかな)のも頷ける。 時に白い蝶(多分、筋黒白蝶)が吸蜜して居るのを見掛けるのだが、フォトテイクは出来なかったなぁ… 「山桃草」と云うイメージの違う別名が有る。 小生が見付ける花は何時も真っ白なのだが、淡いピンクに色付いた花を付ける事も有るからだ。 淡い処か、紫色の花を付ける「シスキューピンク」、薄い紫色の「ピコティ」、「コロナ」と呼ばれる白とピンクのグラデーション等、37種もの園芸品種が有る。 奥さんの誕生日にブーケでも…と立ち寄った花屋さんには「コンパクトガウラ」と名札を付けた濃いピンク色の鉢植も売って居た。 まぁ、このテキサスやルイジアナから遣って来た(1890年頃)花は、野草では無く、庭に咲かせる花なのだろう。 6月9日と10月8日の両方の日の誕生花に為って居る事からも判る様に、梅雨の前から運動会のシーズン迄、次々と花を咲かせて楽しませて呉れる。
花言葉は「清楚」と「負けず嫌い」… そんな勝気な御嬢さんの様だ。

恋う人の 化身舞いくる 白蝶草     しおり