今日のワイン 其の4402010/06/11 03:03:00

カサ・デ・ラ・エルミータ クリアンサ
CASA DE LA ERMITA CRIANZA 2006

今日のワイン 其の440

ワインの少ない「ダブルドア」のメニューから、無理矢理と云う感じで選んだ、スペインの赤。 グラスに注ぐと、なぁんか出て来そうな(笑)雰囲気。 店内が暗い事を加味しても、どす黒いのだ。 まぁ、とても濃い紫なんだろうが… そして、おどろおどろしいブーケが蜷局(とぐろ)を巻いて立ち上る。 すんごいな、此… 其儘では判別付かないので、水で割って…と云うのは大袈裟にしても、ブルーベリーとバニラ、ココア、葉巻… 其他って感じだ。 セパージュを調べたら、モナストレル40%、テンプラニーリョ40%で、残りが漸くカベルネ・ソーヴィニヨン。 高級感は無いが、飲み応えは充分。 安いイメージ(多分、2000円はするまい)が無い訳では無いが、そんな批評を全て飲み込む、ブラックホール見たいなワイン。 屹度、RPは好きだぞ…と思ったら、案の定、ファーストヴィンテージから90点とか呉れて居る。 面白いのは、彼のコメントだ。 「この歯が真っ黒に為る可能性を秘めたワインは、2~3年以内が飲み頃だろう。」 「歯が真っ黒」と云うのは確かにそんなイメージだ。 流石の小生もチト、持て余した。 この手のワインが最も苦手なN子ちゃんに飲んで貰ったら、口が窄まった様だ(笑)。 話題作りには好適な1本。

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