今日の渦 其の623 ― 2015/05/10 23:23:00
「KABOちゃんコラボの西尾中華そば」、「飯田商店x五福星x茉家のコラボ」、「御鮨屋さんの鎌倉ハイキング」… 全部、ギックリ腰でキャンセル。 渦雷迄も歩けなくて、此の週末はパス… 其れでも前夜は1Kmを40分掛けて歩いて、ピチーチでワイン。 フラストレーションを半分リリース。 もう半分はラーメンが担って居るので、渦迄タクシーを飛ばす。 電車やバスは未だ怖い…

此日は「母の日」。 渦でもカーネーション付きの「母の日御膳」がスペシャル提饗されるので、親子連れでオープンから賑わって居る。 5日振りのラーメンは何にしよう、朝から其ればかり考えて居たのだが、席に着くと気分は再びアルコール。 先ずはビールで、

ダレヤメセット。
鰹が美味しかったので、居残のケンちゃんに「御造」にして頂く。
皿の左に見えるのは、辛味噌。 「白髪葱を摘みにされるなら、使って下さい」との事。 相変わらず、気の利く事だ。
当然、冷酒に決定。

此夜は「会津中将」。 ソフトなブーケに見合ったタッチの御酒は、淡いよりも少し濃い目の甘さと酸味。 左近衛権中将に任ぜられた松平容保(まつだいら かたもり)公も此の蔵の御酒を嗜まれたのだろうか。 ホームページを調べて見たら、此酒の「会津中将」は「保科正之公(徳川家光の弟)の官位にちなみ」との事でした。 容保ファンな小生の勘違いか…
どのアルコールの時でも矢っ張り、頼んで仕舞う。 大好き、鶏皮餃子。
渦の厨房で交わされる会話/指示は丁寧で的確。 「おい、ボウル!」なんてのは聞いた事が無い、「XX君/ちゃん、其処のボウルを取って下さい」だ。 色んな御意見が有ろうかとは思うが、小生の耳には心地良く響く。 そして、必ず「返事」が有る。 「了解です」は、コミュニケーションの締として重要な一言だ。
外待状態だった大賑わいも落ち着いた頃、「珍しいですね~」と皆に突っ込まれる「味噌ピリ辛らぁめん」を一平君に御願いした。 大晦日以来だが、夜の部で頂いたのは11月19日が最後だった。 確かに「珍しい」のだが、其頃は月イチ程度で頂いて居た…実は好きな作品なのだが、辛いスープを飲み切れなく為って来たので躊躇う事が多いのだ。 渦の味噌テイストと辛味は良くマッチする。 たっぷりの白髪葱と焦葱に加えて、蘖が好き。 肉の甘いテイストを残したチャーシュウとの組み合わせも素敵だ。
居残のケンちゃんが上がった後の厨房は、一平君の仕切り。 ケンちゃんのスタイルが凜とした武家風なのに対して、一平君の其れは雅な公家風…かな。 きちんと廻せる事は同じだが、「観客」としては面白い対比だ。

最後の一杯は、アイスキューブを落として頂いた白。 御口スッキリ効果。
店内が漸くほぼ空席だけに為ったラストオーダー2分前に為って、「此れから数名で行きたい」との架電。 扉口に着いて居るなら兎も角、小生なら断っちゃうタイミングだが、皆の顔を見廻して無言の同意を確認したムネちゃんが「御待ち致して居ります」をウェルカムボイスで返す。
渦雷での仕込作業を終えた芳実オーナーが戻られ、常連棟梁との会話がも弾む。
今日の蔦の葉 其の50 ― 2015/05/12 23:23:00
台風がかっ飛んで来そうだ。 神奈川県を通過する頃には時速90キロ、更に100キロにも達すると云う韋駄天振りで、100キロは聞いた事が無い。 勢力が衰えても此のスピードなら、風は相当強いだろう。 昼休みの巣鴨は既に強風が吹き荒んで居る。 ぎっくり腰を悪化させて、連休を3日も追加して、久し振りにオフィスへ。 腰にコルセット、強風対策の帽子(ホント、不似合)、更に地蔵通でステッキを調達。 もう凄い格好なので有る。 コルセットとステッキは早目に手放さないと、癖に為りそうだ。 ステッキは特売で買ったのたが、4倍の値札を付けて居る店も有ったな。 小生の帽子姿に笑いを必死に我慢して居る湯澤さんに御願いしたのは、「醤油つけそば」。 前々回で蔦の葉のつけそばに目覚めちゃったのだ。
煮干の量と香り具合が小生の好みにピッタリで、鴨風味と相俟って大好き! 麺にオレンジを搾ってタップリの直喰。 佳い麺だ。 麺喰いして佳し、漬けて良し。 鴨チャーシューも美味しいし。 満足ぅ。 本店は「味噌の陣」で賑わって居るのだろうな。 腰が良く為ったら、伺おう。
そばはうす金色不如帰 其の68 ― 2015/05/13 23:23:00
前夜の韋駄天台風6号は短時間だが、其也の風雨を齎した。 御鮨屋さんに寄ったり、ピチーチで雨宿りしたりするものだから、結果的に一番酷いタイミングに帰宅して仕舞い、傘を頑張ったら、腰痛が少し悪化(馬鹿じゃ無かろぅか)。 台風一過の青空の下を情けない風情でトボ歩く。 昼休みに向かった先は金色不如帰。 連休を挟んだので、御無沙汰だ。 気温も上がり、都心でも真夏日に為る?との予報。 ゆっくり歩いて居るのに汗を掻くが、半分は冷汗かも知れない。
此の一杯が頂けると思うとドキドキする。 其程に好きな山本さんの「支那筍つけそば」。 スタートの麺直喰から漬汁を飲み干す迄、隙の無い旨さを堪能する。 益々、つけそばの味わいに向いた季節に為り、嬉しさも増すと云う物だ。