今日のめじろ@代々木 其の6572012/06/08 01:01:00

前週は伺えなかった、めじろの代々木本店。 此の週も金曜日の夜は、別な予定が入って居る。 で、時間を作って遣って来たのは、木曜日の昼休み。 力丸君の頑張りで、営業的な数字も向上して居る見たいだし、ネットでの評判も上々だ。 とは云え、彼の大変さは何も変わって居ない。 何しろひとり、なのだ。 調理は勿論、仕入、仕込、製麺、掃除、事務… 全てを担当するのだから、凄まじい状況だ。 其の中で、高い評価の作品を提饗し続けて居る努力には、頭が下がる。

今日のめじろ@代々木 其の657
此の日は、特製醤油ら~めんを御願いした。(玉子はパスして頂いた) うん、きちんとめじろの味が保たれて居る。 嫋かな和風醤油をベースにした鶏と魚介の交わりが程良い。 麺は少し緩い様にも感じるのは、此の湿度と気温の悪戯かも知れない。 勿論、悪いと云うレベルでは無い。 この日は少し胡椒を加えて見たが、特に必要と云う印象は持たなかった。 やっぱり、美味しいと再確認をして、満足と安心と共に引き上げた。

ロックンロールワン@町田 其の712012/06/08 16:08:31

此の日から3日間は、「ロックの日」。 此の期間は、スタッフのアイデアで造る作品が限定で提饗される。 ユウタは初日の担当だ… って、金曜日だぜぃ。 止むを得ず、御休み宣言をしたのだが、午前中は駄目とオフィスから出して貰えない。 此の歳に為れば、偉いさんに駄目を云われる事は無いのだが、最近は小生の休みに了承を与えるのは、若い連中だ(笑)。

ロックンロールワン@町田 其の71-1
ユウタの作品テーマはリベンジ。 前回のトライアルで完成されなかった塩のスープに再挑戦との事。 コメントには、「前回のリベンジに燃える塩ラーメン ユウタstyle」と有る。 限定数は30喰なので、間に合わなかったら其の時、と腹は括った物の新宿からロマンスカーを奮発して、10分でも短縮。 おぅ、どうやら間に合った様だ。 息急き切らって、駆け付けた甲斐が有った。 券売機の1000円の限定ボタンには、「リベンジ」と書かれて居る。 気の所為か、やや震える指先で其れをプッシュ。 ユウタに喰券を渡して、調理台の前の席に座る。

ロックンロールワン@町田 其の71-2
「凄く手間が掛かるでしょう?、全部僕に遣らせるんですよ…」と、嶋崎さんが悪戯っぽく囁かれる。 確かに複雑なプロセスを辿って居る。 煮干の最終手順も嬰児しそうだし、鶏油も湯煎してから加える…とか。 其れに何やら魔法のエキスや、細かい具材等も不断に参加させて居る。 最後に姫三つ葉(パクチーにしては臭いが無いと思ったら、嶋崎さんから「姫三つ葉」と教えて頂いた)と花穂紫蘇を飾って完成。 わぁ、丼を落とさない様にしなくては… グッと啜ると、おぉ…塩の味わいが穏やかに広がる。 初口は淡過ぎないかと案じるのだが、二啜り、三啜りすると、成程、此が妥当なのだと納得させられる。 此はロックイズムなのだろう。 抑制の利いた塩だが、ちゃんと塩らしい主張は覗ける。 其の塩と鶏油、そして煮干の風味が三位一体に為って、調和が取れて居る。 此の煮干は非常に丁寧に処理された事が判る。 煮干が持って居る旨味だけが、手を掛けて贅沢に取り出されて居り、雑味や刳みは皆無。 こう云う煮干は歓迎だ。 更にもうひとつ魚介が薫る… 鰹かな。 花鰹と後でユウタに聞いたのだが、此のふたつの魚介のコラボレーションが、巧みに塩に同化して行く印象だ。 チャーシューは、鶏が2枚。 穂先メンマも乗せられて居る。 三角にカットした海苔も仲間入り。 此のスープに何時もの細麺を合わせる。 風雅な香りを良く運んで呉れる。 中々のコンビネーションではないか。 予想よりも3倍位旨かった。 リベンジ為ったのか、嶋崎さんの御託宣を伺いたい物だ。 小生は何時も甘評だからなぁ…