ラーメン そら@木場2012/01/24 23:23:00

「一駅前で降りませんか?」 会議ジプシーで移動中にそう云うのは、協力会社のエンジニア氏。 「行きたいラーメン屋が有るんです。」 彼だけは小生がラーメン好きだと知って居る。 でも、「大好き」と迄は告げて居ない(爆)。 彼とは久し振りの仕事だが、以前は日本橋の「ますたに」等に「連れて行って」貰った物だ(笑)。 この日は、ラーメンウォーカーに掲載されて居る店に行きたいと鼻の穴を膨らませ乍、そうで無くてもパンパンに膨らんだ浪人バッグ(死語)から、あの分厚い本を取り出す。
地下鉄の階段を登り切ると、やけに目映い陽光に目を細める。 前夜の雪が未だ々残って居て、キラキラして居る。 湘南では全く積もらなかった雪だが、此処では結構降った見たいだ。 歩道がアイスバーン状態でペンギン歩きを強いられるが、足元ばかりに気を取られて居ると、ボタっと上から落ちても来る。 そんなリスクを冒して到着したのは、炭火焼の御店で、店名は「そら」。 何処ぞで聞いた様な名前だが、昼はラーメンだけの営業だそうだ。 11時15分と周りの同業店よりも15分早く開店する。 2,3分の待時間の間に掲げて有るメニューを確認すると、「味噌バタチャーシュー」(懐かしい)や「五目固ヤキソバ」等、本には書かれて居ない魅力的な文字と冴えないフォト(失礼)が並ぶ。 小生は何時でも来られそうな場所なので、初日は基本の醤油ラーメンを御願いした。 入口に置いて有ったタウン誌に味玉のクーポン券が付いて居たし、タイムサービスで餃子3個が御負だ。 更に半御飯も… いえ、もう無理です(笑)。 此で680円って、大丈夫かしらん。

ラーメン そら@木場-1

元々、味玉が半分入って居るので、合わせて1個半も喰って仕舞った。 少ししょっぱい位の味付は好みだったけどね。 京都の甘露醤油と書いて有ったので、少々心配したが、甘さは余り感じなかった。 僅かに香ばしさが漂う豚骨風味の鶏ガラ醤油スープ。 背脂もそこそこに使われて居り、濃厚と謳うが、其程に濃くは無い。 美味しいのだが、何かひとつ物足りない印象で、記憶に留め難い味だ。 麺は中庸な太さでやや黄色い色をして居るが、山芋を練り込んだ玉子麺だそうだ。 喰感も風味も悪くないのだが、此方もインパクトが薄い。 いや、麺にインパクトを求める訳では無いのだが、スープが濃いのに大人しいので、ついそう思って仕舞った。 バラ肉のチャーシューは兎も角、メンマも平凡の謗りを免れない。 一方で、たっぷりの九条葱はとても良かった、ハッシャリとした歯応えと適度な香り。 この薬味は出色。
餃子もやや大蒜…と云う程度のコメント。 矢張、特徴に欠けるテイストで、余りそそられない。 うむぅ、結論は「味噌バタチャーシュー」と「五目固ヤキソバ」を喰べてからにしよう。 美学屋さんの直ぐ近くだし、接客はとても良いし、店内も広いので、再訪したいのだが…

ラーメン そら@木場-2
帰り道で寒そうなマリーゴールドをテイク。 雪羽妖精のチルノが東方文花帖で用いた雪符(ダイアモンドブリザード)に見舞われたに違いない。(亦、訳の判らない事を…(爆))