今日の渦 其の415 ― 2011/12/01 01:01:00
ロックンロールワンへ伺う前に、渦の芳実オーナーへ「おめでとうメール」を打つ。 「ラーメン大賞」(TRY)の醤油部門で5位、味噌で6位を獲得したからだ。 「可也悔しいです」と彼らしい返事。 あら、「御目出度う」は仇に為るかも… で、彼は美味しいワインのボトルをミスり、グラスワインの乾杯だけに(笑)。 そう、やっぱりこの夜は、渦。 で、町田から本鵠沼へ「TRY梯子」。
この夜のビールは、グラスを小さくした。 そろそろ、日本酒に切り替える季節。 翌日は、もう最後の月が始まる。
セラーからラストのエル・マセットをピックアップし開ける頃に、ロックスオフからの補充が届けられる。 濃厚常連氏や呑兵衛Rさんも到着されて、店内は賑やかに。
頂いた摘みは、ヒナダレ。 何をか云わん、御所様推奨(自ら3皿喰べたと書いていらした)の逸品。
此方はTさんの御相伴に与った、鯛のカルパッチョ。 此は具材の良さと芳実オーナーの味付が見事にマッチして、美味。 ラーメンばかりで無く、サイドメニューが美味しいとTRY本でも御所様がコメントされて居る通りだ。
この日から、丼が変わった。 如何にも芳実オーナーらしい趣味の良い器だが、特に味噌ラーメン用の丼が好きだ。(フォトでは良く判らないが)
で、この夜は味噌ラーメンを御願いした。 6位に入賞した味わいは流石だが、渦の味噌ラーメンには独特の風情、味わいが有る。 味噌らしい味噌ラーメンでは無いのだが、此を頂くと此が味噌だと納得させられる。 適度な甘さに辛味が溶けて、何処かに少しのエスニック感。 大振のチャーシューとメンマが花を添える。 やっぱり、味噌ラーメンは斯く有りたい。 Rさんは、ピリ辛の味噌。 うん、其の選択肢も良いねぇ。 次回は、日本酒にピリ辛味噌かな。 冬渦の御楽しみだ。
西尾中華そば 其の236 ― 2011/12/02 01:01:00
西尾さんのブログを読んで飛び付いた。 「胡椒そば」だと! ラーメンウォーカーとauとのコラボイベント参加作品…とか良く判らないのだが、「胡椒そば」。 古き良き藤沢時代のめじろに「雄嬉そば」と云う黒胡椒を楽しむ作品が有った。(其れ以外の作品では、胡椒は法度だったのだ。) 其れ以来の胡椒をコアに据えた一杯が頂けると為れば、心も弾む。 前日比で-12度と冷え込んだ上に雨と云うコンディションだったが、迷わずに霜降へ。 この日から師走。 商店街のデコレーションもクリスマスに変わった。
この日は小林さんが厨房を担当されて居るが、早速に「胡椒そば」を御願いした。 調理の最後にたっぷりと黒胡椒を振って居る様子を見ると期待感が膨らむ。 目の前のスープは真っ黒だ。 丼を持ち上げてスープを啜る。 むぅ、凄く醤油が際立って居て、凛として居る。 でも、柔らかい印象も有して居る。 そう、此はあの小豆島のヤマロク醤油の「鶴醤(つるびしお)」だ。 この醤油はスーパーだよねぇ。 其れに黒胡椒とは、最高の組み合わせだ。 僅かにオリジナルの中華そばの甘みが忍んで居り、時々其れが顔を出すので、NCSの作品と知れる。 蘖を不断に使って居るので、シャキシャキ感が楽しめる。 黒い醤油味にマッチする蘖なので有る。 蘖以上にこのスープにピッタリ来て居るのが、チャーシュー。 肉の甘さが美味く引き出されて居るチャーシューは、鶴醤のベストパートナーだ。 何時も以上のコンビネーションに感激。 このペッパースープをつい飲んで仕舞った。 うっすら滲んだ額の汗も外に出るとあっと云う間に霧消する。 うん、冬向きの作品を堪能した、嬉しい一杯。
燦燦斗@東十条 其の140 ― 2011/12/02 23:23:00
さ、寒いんですけど… 12月の声を聞いてから急に気温が下がった。 そんなに律儀なサミ~ヨとサミ~マ…が遣って来た。
「ラーメン大賞」の豚骨醤油のジャンルで、とみ田さんに次ぐシルバーポジション(太つけ麺でも7位)を獲得した燦燦斗。 でも、そう云う話題は後藤さん向きでは無い、ね。 前週もこの週も伺えない儘、金曜日に為って仕舞った。 で、この気温、風、冷たい雨の中、東十条に足を延ばした。 充分なシャッタータイミングに… さ、寒いんですけど。
御願いしたのは、当然のラーメン。 暖かい一杯とこの味わいに喰道から身体全体が蕩けて行く様だ。 スープ良し、麺良し、チャーシュウ良し、そして御人柄も。 そんな燦燦斗の全てが詰まった一杯は、誰にも満足感を齎せるそんな希有な作品なので有る。 店を出ると10名以上がが並ばれて居る。 わぁやっぱりね。