西尾中華そば 其の196 ― 2011/04/29 01:01:00
定例の診察。 普段は副院長殿が診て下さるのだが、この日は院長室へ呼ばれる。 小生が偉く為ったのか、病が膏肓に入ったのか… まぁ、「油/脂を喰うな、酒は呑むな」の話なのだが、数字は改善しないし、する筈も無い生活振りだ。 「この先楽しめる時間も限られて来つつ有るので、大目に見て頂けないでしょうか?」、「医者の口からそんな事は云えません。」 …だろうねぇ。 で、外へ出ると一天俄かに掻き曇り、大粒の雨がボタボタと。 うむ、喰い改めよ、と神の思召なのだろう。
西尾中華そば、この日は小林さんの担当日なので、久し振りに御顔を見て置こうと云う次第。 駒込駅に着くと同時に陽が差し込んで来た。 矢張、足取りも軽く為るものだ。 駒込には旧古河庭園等の緑が残って居る。

此れは…最近、余り見掛けない「瘡王(クサノオウ)」だろう。 結構な毒草、要注意。
小林さんに御願いしたのは、「馬鹿中華」。 薄口醤油で造るアッサリ風味のスープ。 此方のタレはヤマロク醤油さんでは無くて、以前からの醤油で造る。 アッサリだが、薄口醤油と云う程にはライトでは無く、旨味は充分。 以前に頂いた時よりも仄かな甘みを感じるが、スタイリッシュな甘みなので、バランスを崩して仕舞う様な事は無い。 確かに菊や鶴の醤(びしお)は凄いが、そんな作品以外に、この「馬鹿中華」が有ると云うラインアップは中々のアイデアだと再認識した。 麺はカネジンさんの細麺。 相変わらずのパキっとしたスマートなイケ麺で有る。 味わいも然る事乍、この喰感で喰べさせる麺。 チャーシュウは熟成期間が違うものが、幾つか入って居る。 端や角の部分の香ばしさは最高だ。 馬鹿中華はスープに浮く葱の量が多いので、飲み進むのも楽しい。 当然、完飲、完喰…って、亦、遣って仕舞った。 此れでは数字は改善しない、ね。
お、荷物入が木箱に変わった。 此れなら籐と違って、ボロボロに為らなくて良いだろう。
燦燦斗@東十条 其の113 ― 2011/04/29 02:02:00
朝のダイヤもラッシュの時刻も大凡、震災前の状況に戻った。 この週からは、小生も以前の様に3番か4番の電車でオフィスへ向かう。 日の出時刻も4時台に為り、夏はもう直ぐ…では無いな。 節電で切られて居るJRの暖房が、一寸恨めしい朝の気温だ。 だが、日中は20度に少し届かないと云った絶好の気候。

立派な雪柳。 圧倒されて撮ったら、白飛して仕舞った。
そんな中、向かったのは燦燦斗。 この日、伺わないと連休明けに為って仕舞そうだ。 何時もの様にチョイズレのタイミングを狙って伺ったが、3分も待たずにカウンターへ。
この日もやっぱり、ラーメン。 最近、ローストポークが更に美味しく為った。 厚目にスライスして有るが、サクっと噛み切れるのに柔らかい。 この喰感は凄い。 勿論、飛切の旨味がタップリ。 スープもメンマも貝割れも、御気遣いの味玉も何時もの配役。 ややザクッとカットした葱には適当な葱香が残り、太い麺と合わせると、殊の外イケるのだ。 少しだけ白胡椒を振って、ゆったりと頂くと至福の時間。
次回はゴールデンウィークの後かな~と、スケジュールを思い起こす。
ロックンロールワン@町田 其の8 ― 2011/04/29 03:03:00
朝から19度って… 早朝に大型塵の搬出を奥さんに命じられる…って、お、重いんですけど。 大汗と名誉の負傷(指挟)と腰痛(情け無い)で、重役出勤(死語:最近の御偉いさんの朝は早い)。 其の途中、シャッターでロックンロールワンへ。 この時刻に伺うのは、開店日以来だ。 外並びの場所を写すカメラが有る様で、ユウタが顔を出す。 「今日はつけ麺ですか?」 定刻をやや過ぎて、シャッターが下り、「完」の文字を覆う。
ユウタも覚えて居て呉れた様に、この日は「2号つけ麺」を頂く事に決めて居た。 つけ麺は温麺とは一緒に調理しない様で、嶋﨑さんはひとり分を軽快に調理されて居る。 で、ユウタが冷水で締めて呉れた作品が此れ。
「麺にも味が付いて居ますので、其儘でも喰べて見て下さい」とユウタが云う。 願ったりで、先ずは直喰。 成程、淡い出汁と云うか、澄まし汁の味わいがする。 小麦粉の風味と相俟って良い感じだ。 そして、細麺は非常に嫋やかだ。 固く茹って居る訳では無いのだが、麺がシャンとして居る。 「腰が有る」と云うのと少し違う印象だが、匠の茹で加減。 笊の下に敷かれた出汁が僅かに麺を浸す所為も有ろうが、細麺が祭る事は全く無く、捌きがとても良いのも特徴だ。
直喰し過ぎない様に注意して、次は丼を持ち上げてスープを啜る。 温麺のスープ同様に上質で上品な味わいの醤油テイスト。 鶏の風味も充分に感じられて、やっぱり嶋﨑さんの味わいだ。 葱の散らし方等も温麺と同じで、見た目も味わい同様に哲学が込められて居る様だ。 で、麺をスープに浸す…うむ、凄く美味しい。 チャンピオン同士の組み合わせが、更にアドバンテージを引き上げる。 麺に少量の赤唐辛子や葱を散らせたのは、気配り、味配りだ。 スープに乗せた時に此等が良い仕事をする。

更に、別皿の薬味が有る。 茗荷と生姜を微塵切りにして、葱を絡めたのかな。 御好みでスープに入れてと云う事なので、何回かに分けて投じて見ると、少し苦味と云うか濁り(悪い意味では無い)が出て、更に奥行が増す感じに為る。 茗荷や生姜が好きな所為も有るが、此れは良い。 最初からスープに溶け込ませないで、別皿にしてフレッシュネスを維持させるのが、憎い演出だ。 イベリコ豚と鶏チャーシュウ、穂先メンマ等は、温麺と同じく麗しい。 「麺の下に昆布の汁が有るので、其れでスープを割って下さい」との事。 成程、考えた物だ。 で、仰せに従うと確かに良い割り下だと知れる。 だが、元々淡麗系のスープなので、生(き)でも充分に行ける。 少しスープを残した処に、少々割ると云う感じがベターだろう。 いやぁ、850円か… このプライスでこの味わいが出せるんだなぁ…と変な感心をして仕舞った。
横浜線に乗ると、オフィスから緊急呼び出し。 のんびりして居る時に限ってのハプニング。 で、新横浜駅からのぞみで東京駅へ。 流石に速いもんで、町田から40分弱(横浜線は快速)で東京駅に到達出来るんだ。 +840円なら、今後は新幹線でロックン詣でをしようかしらん。