○心厨房@東陽町 9回目2011/04/28 01:01:00

朝夕のJRの混雑具合が震災の前の状況に近付き、思わぬ震災に依る影響が有った小生の仕事も少しは落ち着きつつ有る。 そんな状況で連休前にもオフィスに向かう時刻を以前のタイミングに戻そう(と云っても3,4番電車だが)…等と思い乍、初電に乗るべく駅に到着。 だが、夜間工事の遅れで、初電は45分も遅れ、3番電車とほぼ同じ時刻に為って仕舞った。 未だ寒いホームで長時間待ちたくは無かったので、賢く?立ち廻ったのだが、初電から立ちんぼは嫌だろうな…と、御同輩諸兄に同情。 其れにしても、当初は、「夜間工事の遅れ」と云って置き乍、途中からは「線路点検」と云い変える辺りが、潔くないJR。

○心厨房@東陽町 9回目-1
御近所の菫にも笑われると云う物だ。

そんな日の昼休み、向かった先は「○心厨房」。 丁度、混雑のタイミングでは有ったが、6名の方が御待ちで、後客は10名以上。 まぁ、良いタイミングだったと云って良いだろう。

○心厨房@東陽町 9回目-2

○心厨房@東陽町 9回目-3
事前注文の御兄さんに問うと、「大丈夫です」との事で、限定20喰の「塩つけ麺」を御願いする。 手書きの看板にも「塩」と書かれて居る様に、この御店は塩がイチオシとの事だが、其れは濃厚な塩。 此迄に醤油も塩も頂いたが、確かに塩に分が有りそうだとは思って居た。 この限定の塩つけ麺も初めてと云う訳では無い。 だが、この日頂いた一杯は、ベストだった。 塩のスープを啜った時に濃厚な美味さが何時も以上に際立って居た様に思えた。 そして、極太縮麺の風味が濃厚塩にとても良くマッチして居るし、喰感も相当に良い。 あれ? こんなにイケてたっけ? 檸檬が添えられて居て、「御好みで…」との事だが、タップリ掛けて、先ずは直喰。 この素朴な太麺の風味と喰感に檸檬は良く合う。 少し麺がシナっとするのも良い感じだ。 そして、この檸檬に塗れた麺を濃厚塩スープに落とすと此れが良く合う。 塩に合うのは、梅だけでは無かったのね。 魚介豚骨の雄は、「燦燦斗」だし、御近所の「吉左右」も勿論、美味しい。 だが、このスープは塩ベースの魚介豚骨。 此程に濃く旨味を出すと、醤油も塩も一体的な印象すら持つ。 いや、此処の醤油の作品と塩作品は随分違うと感じて居たのだが… うむ、スープに潜むメンマやカットチャーシュウ、麺に添えられて居る炙りチャーシュウ等の全てが、この濃厚な塩スープに見合った味わいに為って居る。 この日の作品は、中々美味しかった。 流石、限定20喰…ん? 廻りの皆さん、此れ見たいだけどね(笑)。

今日のめじろ 其の5872011/04/28 02:02:00

えっと、1週間前に遡る。 平日に記事を纏める時間が取れなくて…と、言訳三昧。

今日のめじろ 其の587-1
白木蓮もそろそろ御仕舞。 この季節の移ろいは早い。

金曜日… 夜は代々木の日なのだが、この夜は別な予定が有り、残念乍伺えない。 其処で責めて昼休みに、と顔を出す。 混雑のギリ前だった様で、何とか空き席が有ったのだが、いやぁ、大繁盛ですね! 直ぐに10名近くの御客様が店の内外に並ばれる。 厨房には、社長と店長と社長夫人と云う陣容。 此れだけの御客様に来て頂けると為ると、フル体制で対応と云う事だろう。

今日のめじろ 其の587-2
この日も、醤油ら~めんに焦がし葱のトッピングの組み合わせ。 祐貴社長が調理を担当して下さった一杯は、やっぱり、「めじろ」だ。 この豊かで優しい、でも、確りした醤油スープの味わいは、此処でしか頂けない風雅だ。 メンマやチャーシュウも勿論、「めじろ」だが、麺もやっぱりの「めじろスペック」。 この餅々感とツルツルの喉越を両立させて居るのが、めじろ麺のアドバンテージだ。 このスープとこの麺が組み合わさって、最高のめじろの作品に為る。 適度に香り、香ばしい焦がし葱… 此れ、好きだなぁ。 う~ん、夜に伺えないのが、とても残念だ。 「FILE さんに宜しく~」と賑わう御店を後にする。

ラーメン凪 炎のつけめん 其の72011/04/28 03:03:00

Mさん御夫妻と3月に一杯遣る予定だったのだが、震災で延期。 この夜、久し振りに上京された麺友のマリーさんにも加わって頂き、4人で西新宿へ。 少し早目に着くと、前回も御目に掛ったK姉さん(この日は自転車では無いそうで)。

ラーメン凪 炎のつけめん 其の7-01
御隣に侍らせて頂いて、エーデルピルスでBさんとも乾杯。 直ぐにMさんが到着されて、テーブル席に移動。 3階を考えると、この日は余震が来ませんように…

ラーメン凪 炎のつけめん 其の7-02
旬の蚕豆を粗塩で頂いて居ると、

ラーメン凪 炎のつけめん 其の7-03
M親分も到着されて、テキーラを飲まれて居るのに、白ワインを強要(笑)。 悪い癖なので有る。 プレンディーナのソーヴィニヨン ヴァルブルーナ。 味わいは、ソーヴィニヨン・ブラン。 瑞々しい乍も厚みも感じる。 スターターとしてはチョコっと濃いが、ビールで喉を潤した後なら、良いだろう。 ロンバルディアで、こんなブランが出来るんだなぁ

ラーメン凪 炎のつけめん 其の7-04
待ち合わせ時刻ピッタリに、Nちゃんとマリーさんも到着。 この日のコースは、Bさんに御任せの鶏メニューで、差詰「Chef's Table」だ。 で、最初の一皿が、此れ。
Bさんのチキンソテーは、そんなに濃くは無いタレが多目に配われて居て、其の程度が非常に好みだ。

ラーメン凪 炎のつけめん 其の7-05
此れは、甘藍(キャベツ)と水茄子。 キャベツもあの甘さとフレッシュネスで、味噌で頂くと美味しいが、特筆すべきは、水茄子。 玉子の様な形をして居るのだが、其の名の通り、水分がたっぷりで林檎の様な喰感だ。 茄子は渋いと云うか灰汁が有るので、生喰には向いて居ないと思って居たのだが、此れは微かな甘味とサクっとした感覚で、粗塩で頂くと良い感じだ。

ラーメン凪 炎のつけめん 其の7-06
第2弾は、軽く揚げて少し濃い目のソースを掛ける。 サクっとした鶏の喰感にオイルが乗り、其処へこのソース。 美味ぃ…

ラーメン凪 炎のつけめん 其の7-07
2本目は赤。
ロッソ ピチェーノ スペリオーレ ブレッチャローロ ゴールド。 此れも伊太利亜で、マルケの出自。 naginicai 改め「炎のつけ麺」出入のリカー屋さんは、毎度、目利振りを発揮して呉れる。 此れもコストパフォーマンスの良いボトル。 サンジョヴェーゼらしいブラックベリーやプラムに香草香が混ざり、品性豊かに香る。 アフターの引きが良いのも御値段以上。

ラーメン凪 炎のつけめん 其の7-08
胸肉をカリっと焼いて、柚子胡椒で頂く。 皮の旨味と柔らかい肉が相俟って、シンプルな味付けだが、嬉しい一皿。 柚子胡椒を合わせるので、ライト系の味わいに仕立てて有るが、ジューシーな肉の印象が素敵だ。

ラーメン凪 炎のつけめん 其の7-09
アンジョリ・プリオラート。 前回も同じ面子で、此処に集まった時にも頂いた西班牙(スペイン)のカベルネ・ソーヴィニヨンとガルナチャのボトル。 ミネラル感が高いのだが、固い感じには為らず、タンニンが穏やかな事も有って、飲み易い。 味わいの果実感の強さから、濃い目のテイストの鶏肉に良くマッチする。

ラーメン凪 炎のつけめん 其の7-10

ラーメン凪 炎のつけめん 其の7-11
この夜の主麺は、小生は「辛さ無し」のつけ麺。 皆さんは適度に辛いレベルで、「炎のつけ麺」を… デフォが2辛ットで、5辛ット迄有る。 更に「地獄のつけ麺」が10辛ットだそうだ。 過日、「地獄」をトリプルで喰された方が居らしたそうで、30辛ットと云う計算に為る。 Bさんがマスクをして調理(と云うのか?)されたそうだが、1時間と一寸で完喰されたとか… 御無事と御健康を祈らずには居られないね。
此処の濃い醤油テイストの漬汁は割と好きだ。 辛味投入を前提にした味のデザインなので、多少シンプルでは有るし、ガッツン系とも云える。 ベースの味わいがきちんと組み立てられて居るので、良いんだろうな。 「一反も麺」を加えた麺もスルスルと良く喉に落ちて行くスムースさが良い。 小麦粉感がもう少し有ると良いが、「炎のつけ麺」を選ばれる多くの方には、問題に為らないだろう。

楽しい時間はあっと云う間に流れる。 23時を廻って、ヤバイヤバイ…と新宿駅へ急ぐ。 其れにしても、こんな時間に新宿も品川も駅には人が溢れて居る。 夜の活気が戻って来て居るのだろうか? 其れなら好ましいのだが… 一方で、電車は客同士の喧嘩で遅れる… ったく、もう。