波@鎌倉 2回目2011/04/06 01:01:00

1分咲きの染井吉野を訪ねて鎌倉を散策した帰りに伺ったのは、「波」(WAVE)。
波@鎌倉 2回目-1
薬王寺から最短ルートで、1.9キロ。 好い加減、歩いた後だったのだが、伺った甲斐は充分に有った。

波@鎌倉 2回目-2
飲まず喰わずで居たのだが、此処でビールを頂こうと邪な気分で頑張って来た。 で、生ビールを2杯。 いや、生き返りました。 御店主と話をし乍、ビールを流し込むと歩き疲れを感じる。

波@鎌倉 2回目-3

波@鎌倉 2回目-4
元気回復の「カレーつけ麺」を御願いする。 この盛付の美しさ。 地元鎌倉野菜の輝きと丁寧な作業は皿の上に見事に結実する。 そしてスープが極上なのだ。 前回も書いたが、テイストはとても美味しいカレー其物。 だが、サラっとして居るスープなのだ。 挽肉かな? 色々な具も隠れて居る。 勿論、チキンウィッグも。 此れが超柔らかくて…カレー味が染み込んで居て、最高。
前回は細麺で頂いたが、今回は太麺を御願いした。 此方もサラサラのカレースープを良く運んで呉れる。 かじや製麺さんの麺だが、小麦粉の風味がカレーと一体化して、御飯とは亦違うコラボレーションに舌鼓を打つ。

波@鎌倉 2回目-5
思わず、スープもぜ~んぶ飲んで仕舞って… あれ、御飯を投入する分を残し忘れた…で、御店主の計らいで、スープを足して頂いて、福神漬を少し加えて、御飯(刻んだ三つ葉が振って有るのが洒落て居る)も完喰。 割下も頂いて居るので、少々加えて見た。 此れは御好みで…だが、小生はカレースープが美味過ぎて、此れだけでも充分だ。 そうそう、カレーだけに紙エプロンのサービスも嬉しい。

波@鎌倉 2回目-6
で、最後にバニラアイスクリームが饗されて、880円は凄い! こんなに価値の有る880円を小生は知らない。 もっと、繁華な場所で営業されたら、然ぞや人が集まるだろうと思うのだが… いや、小生的にはこの場所に居て頂きたいのだが。

う~ん、追い付かない。 ラーメンを喰べ過ぎなのか、忙しくてアーティクルが書けない(と云うか推敲出来ない。 はい、此れでもチェックして居る心算です)のか。 大体、1週間遅れなのをリカバリー出来て居ない…

鳥料理 有明@門前仲町2011/04/06 02:02:00

10年位前に一度伺った時は、木場に御店が有り、TV中継が入って居た記憶が有る。 九段下の御店には開店して直ぐに伺った様にも覚えて居る。
この日は昼喰に門前仲町に足を延ばして、携帯電話に導かれて到着。 路地の更に奥まった立地だが、御店は広くて高級感が有る。 此処は夜の軍鶏料理がメインで、昼のラーメンは30喰限定。 そして、其れしか提饗して居ない。 この日は意外と空いて居て、前客3人で、後客も3人。 だが、小生の後は残り3喰だった。 丁度、小生だけに為ったタイミングに「競争率が高いですよね?」と伺うと、「最近は休む事が多かったから…」との事。 成程、ネットをチェックすると、臨休を嘆く書込も散見される。 どうも、小生は良いタイミングに伺ったらしい、ラッキー。 「伽哩御飯を付けますか?」と訊かれたのだが、御腹が心配で一度は御断りした。 御店主が「残りのスープに入れると美味しいですよ」と、配膳の際にもう一度仰るので、頂戴する事にした。

鳥料理 有明@門前仲町-1
「軍鶏水炊 らーめん」は、凄く美味しい。 最近、美味しいラーメンを連続して頂いて居るが、この作品も超が付く程に美味。 薬味の青葱と長葱が少々と云う、殆ど「掛け」と云える様なシンプルなルックス。 スープは濃厚なトロミなのにアッサリとも思える味わいと云う、美味い塩ベースの鶏白湯スープの御手本の様。 更にどこかリゾットの様な御米の風味を感じるクリーミーで、コラーゲンに満ちた高級で洒落た味わいが押し寄せて来る。 麺はストレートの中細麺で綺麗なスープに見合った控えめ乍、確りした小麦の風味も持った腰の良い麺だ。 今でも浅草開化楼さんの麺を使って居るのだろうか? スープの御飯風味と麺の小麦感が合わさって、面白いテイストに為るが、此れが亦、良い印象だ。

鳥料理 有明@門前仲町-2
炊込み伽哩飯は、少なめに装って下さった様だ。 最初に直喰して見たが、ドライカレーの風味には確りサフランも感じる。 シンプルだが、ちゃんと拵えて居る。 此れが無料サービスなのは、嬉しい。 スープを少し残し過ぎたかも知れないが、このカレー味と軍鶏がピッタリ来るのには、驚かされた。 御店主の仰る様に、此れは美味い。 以前は白飯だった様だが、伽哩飯にしたアイデアは秀逸だ。 まぁ、カレー好きの小生なので、カレーにしては甘かったかも知れない(失礼)。 700円と云うコストパフォーマンスの高い逸品。

鳥料理 有明@門前仲町-3
染井吉野の樹上で吸蜜に忙しい鵯(ヒヨドリ)。 
喰べたのはこの鳥では無かった筈(笑)。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )2011/04/06 23:23:00

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-01
群落から堅香子(片栗)の乱舞。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-02
喇叭水仙に潜む花蜘蛛。 蜘蛛は肉喰、吸蜜はしない。 花に来る昆虫を待ち構えて、捕喰する… ユーモラスでも、悪そうな面構。 マクロレンズが欲しいなぁ。 否、此れ以上アップにしたくは無いかも。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-03
諸葛菜。 花大根は可愛いのだが、何処にでも有る…有り過ぎる。
陽光の下の紫色は E-PL1 は一寸、苦手なのだ。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-04
四手拳/幣辛夷/姫辛夷
此れは、淡く紅の入る変異種と思われる。
花被片が何枚も出る様子が、「垂(しで:注連縄等に付けて垂らす紙。四手は当字だろう)」に似て居るので、この名が有る。 自生種は「生きている化石」と呼ばれる程の古生種で数が少ないそうだが、一度、自生地を訪ねて見たい。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-05
此方は白木蓮。
御日様に当たる方が膨らむので、花全体が北に傾く。 で、「磁石の樹」とも呼ばれるって、本当?

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-06
江戸彼岸桜に見える…
丹精込めた豌豆の上におかしなものが降って来ません様に。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-07
連翹。
良く見掛けるのは、連翹(丸い花弁)、支那連翹(俯き加減に咲く、花と葉が同時)、朝鮮連翹(枝が湾曲、花が咲いてから葉が出る)だが、見分け方は思った程には簡単では無い。 連翹と云えば、高村光太郎。 この高名で才能溢れる詩人の感性は、小生と随分異なるけど… 「連翹忌」は4月2日。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-08
編笠百合。
網目模様の花が俯いて咲く様子は美しい。 細い葉の先が巻くのも愛おしい。
貝母(バイモ)と云う名称は好きに為れないが、アルカロイド一杯の薬草だ。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-09
弥生晦日に早くも咲き掛けて居る三葉躑躅。
先年鬼籍に入った伯父と伯母の樹木葬には、この樹を使った。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-10
御存知、雪柳。
春に欠かせない花。 日本原産と聞くと、妙に嬉しい。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-11
日向水木。
宮崎県が名前の由来と云うよりも、明智惟任日向守光秀の所領、丹波に多く植栽されて居たと云う説を採りたい。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-12
此方は土佐水木。
日向水木も土佐水木もマンサク科の花で、ミズキ科では無い。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-13
関東蒲公英(在来種)。
良く知られて居る様に総苞片が反り返って居ないのが、在来種。
最近は交雑が進んで、奇妙な特徴の蒲公英も多いが、此れは純粋種。
湘南では見掛け無く為ったので、貴重な株。
判り易い様に総苞片の部分を明るくレタッチして居る。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-14
スノーフレーク。
似た花の鈴蘭はユリ科だが、此方はヒガンバナ科。 鈴蘭水仙なんて名前も有るので、厄介だ。 勿論、スノードロップとも違う。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-15
江戸彼岸桜。
染井吉野の御母さん。(大島桜は御父さんに思える)

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-16
怠惰な雪割草。
普通はシャキっとして居るこの花が鉢の縁に凭れて、遣る気無さそうな様子が面白くて撮った。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-17
春蘭。
昭和30年代迄は自宅近辺にも沢山咲いて居た。 子供心に他の野草とは違うと云う印象を抱いて居た。 長じて見ると、中々エロチックな姿にも見える…

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-18
咲き掛けで判り難いが、大文字草。
でも、秋の花だよね…? 調べて見たら、「春に咲く事も有る」そうです。
「雪の下」は、この季節に咲くもんね。