撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )2011/04/06 23:23:00

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-01
群落から堅香子(片栗)の乱舞。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-02
喇叭水仙に潜む花蜘蛛。 蜘蛛は肉喰、吸蜜はしない。 花に来る昆虫を待ち構えて、捕喰する… ユーモラスでも、悪そうな面構。 マクロレンズが欲しいなぁ。 否、此れ以上アップにしたくは無いかも。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-03
諸葛菜。 花大根は可愛いのだが、何処にでも有る…有り過ぎる。
陽光の下の紫色は E-PL1 は一寸、苦手なのだ。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-04
四手拳/幣辛夷/姫辛夷
此れは、淡く紅の入る変異種と思われる。
花被片が何枚も出る様子が、「垂(しで:注連縄等に付けて垂らす紙。四手は当字だろう)」に似て居るので、この名が有る。 自生種は「生きている化石」と呼ばれる程の古生種で数が少ないそうだが、一度、自生地を訪ねて見たい。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-05
此方は白木蓮。
御日様に当たる方が膨らむので、花全体が北に傾く。 で、「磁石の樹」とも呼ばれるって、本当?

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-06
江戸彼岸桜に見える…
丹精込めた豌豆の上におかしなものが降って来ません様に。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-07
連翹。
良く見掛けるのは、連翹(丸い花弁)、支那連翹(俯き加減に咲く、花と葉が同時)、朝鮮連翹(枝が湾曲、花が咲いてから葉が出る)だが、見分け方は思った程には簡単では無い。 連翹と云えば、高村光太郎。 この高名で才能溢れる詩人の感性は、小生と随分異なるけど… 「連翹忌」は4月2日。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-08
編笠百合。
網目模様の花が俯いて咲く様子は美しい。 細い葉の先が巻くのも愛おしい。
貝母(バイモ)と云う名称は好きに為れないが、アルカロイド一杯の薬草だ。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-09
弥生晦日に早くも咲き掛けて居る三葉躑躅。
先年鬼籍に入った伯父と伯母の樹木葬には、この樹を使った。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-10
御存知、雪柳。
春に欠かせない花。 日本原産と聞くと、妙に嬉しい。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-11
日向水木。
宮崎県が名前の由来と云うよりも、明智惟任日向守光秀の所領、丹波に多く植栽されて居たと云う説を採りたい。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-12
此方は土佐水木。
日向水木も土佐水木もマンサク科の花で、ミズキ科では無い。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-13
関東蒲公英(在来種)。
良く知られて居る様に総苞片が反り返って居ないのが、在来種。
最近は交雑が進んで、奇妙な特徴の蒲公英も多いが、此れは純粋種。
湘南では見掛け無く為ったので、貴重な株。
判り易い様に総苞片の部分を明るくレタッチして居る。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-14
スノーフレーク。
似た花の鈴蘭はユリ科だが、此方はヒガンバナ科。 鈴蘭水仙なんて名前も有るので、厄介だ。 勿論、スノードロップとも違う。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-15
江戸彼岸桜。
染井吉野の御母さん。(大島桜は御父さんに思える)

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-16
怠惰な雪割草。
普通はシャキっとして居るこの花が鉢の縁に凭れて、遣る気無さそうな様子が面白くて撮った。

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-17
春蘭。
昭和30年代迄は自宅近辺にも沢山咲いて居た。 子供心に他の野草とは違うと云う印象を抱いて居た。 長じて見ると、中々エロチックな姿にも見える…

撮って見た 其の25 (春の草花 Ⅱ )-18
咲き掛けで判り難いが、大文字草。
でも、秋の花だよね…? 調べて見たら、「春に咲く事も有る」そうです。
「雪の下」は、この季節に咲くもんね。

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