紫 くろ喜 其の73 ― 2015/04/24 23:23:00
初夏の印象が溢れる道を「紫」に急ぐ。 此日は「鴨つけそば」を頂くのだと足取りも弾む。 其割には出遅れて、6番手到着。 3人が異口同音に「先頭じゃ無いんだ」(笑)… 仕方が無いので、初めて来られた方の行列の並び方を修正させて頂く(笑)。 いや、此の日の皆さんの参集は早いっすねぇ。

エゴノキに花芽を見付けた。 1年なんて早いもんだ。 其れにしても、「くろ喜」の前に此樹が有るのは可笑しい。 此樹の実を口にするとビリビリとした刺激が有り、其の刳味(えぐみ)が転じて「エゴノキ」と為ったのだ。 黒木さんには縁が無いテイスト。
久し振りに頂く黒木さんのつけそば。
当然、春菊を絡めてワシワシと麺直喰。 此のレジャンデールの細麺は田舎蕎麦風で直喰が楽しい。 漬汁の醤油と鴨のコンビネイションは芸術的なテイストで、毎度の事乍、とても感心する。 鴨肉を頬張り、香母酢を搾り、オニオンコンフィー(「新玉葱です」と黒木さん)を摘まみ…と、嬉しさは尽きない。 太いメンマの味わい、喰感、そして温かさも好いねぇ。 堪能しての帰路は、もう汗の出る気温で有る。