今日の渦雷 其の462015/04/05 01:01:00

染井吉野が満開を過ぎて散り始めた。
今日の渦雷 其の46-01
桜吹雪を撮るのは結構難しい。 其の風が少し冷たくて、衿を立てて渦雷に向けて歩く。 辰也君から芳実オーナーにバトンタッチされて最初の土曜日。 夜営業が御休中なので週末にしか伺え無いのだが、閉店間際に伺って、ビールと
今日の渦雷 其の46-05
摘まみを頂く。
今日の渦雷 其の46-06

主麺は醤そば。
今日の渦雷 其の46-07
煮干のテイストが可也増したが、刳みや臭みなんて有る筈も無い。 オイルを代えたとの事だが、煮干以外の変化は駄舌には判らない。 麺は先日から平打に為って居るのだが、小麦粉のクオリティアップで、更に洗練された印象が有る。 特にツルッとしたタッチが増した様に思う。
え? 金魚…だってぇ?

此の夜、21時には短い乍も皆既月食が起きる。 前回は振られたので、今回はこんなフォトにしたいと計画を練った。
今日の渦雷 其の46-02
イメージです(笑)。 だが、天気予報の確度が上がるに連れて、今回は断念せざるを得ない状況に為った。 …なのに直前に為って、
今日の渦雷 其の46-03
こんな調子の良い予報って…
今日の渦雷 其の46-04
丹沢湖なら見られたかも… 確かに前日のGPV予報では、南北に延びる晴天バンドが有ったのだが、バンドがスポットに変わった辺りで諦めた。 1時間前の予報はこんな感じだったのだが、此れでは遠征を決断出来なかった。

食堂酒場 グラシア 其の112015/04/05 23:23:00

4月5日は、二十四節気の「清明」。 「万物が清々しく明るく美しい頃」と云う時候だが、東京は冷たい雨で、朝の気温は8.6度と寒い。 コートを羽織っての日曜仕事だったが、宮崎県日向市では30.1度と真夏日と為ったそうだ。 日本も広い。 仕事を早目に切り上げて、浅草橋へ向かう。 雨に嫌気が差して、徒歩では無く、初めてJRを乗り継いでのグラシア訪問。 角を曲がると丁度、外灯の点いたのが見えた。 あっと云う間に予約の方も含めて満席と為り、人気の高さが知れる。 「混んで居たら、亦来よう…」が出来る御近所さんが羨ましい。

最初に一杯頂いたのは、ドメーヌ・ソガの日本酒。
食堂酒場 グラシア 其の11-01
流石に白ワインに通じる味わいは淡麗で仄甘い。 何杯もグラスを重ねるタイプでは無いが、瀟洒な味わいだ。 黒板に立派なプライスのステーキが有る。 頑張って此れをメインにした組み立てをマスターに御願いして、ワインも同じく、ドメーヌ・ソガのメルロとCSの赤を選択。
食堂酒場 グラシア 其の11-02

仙台牛A5イチボと新玉葱のゴマだれサラダ。
食堂酒場 グラシア 其の11-03
「苺のサラダ」と聞き誤った御客様は吃驚だった(笑)が、凄く上質のイチボ(牛の御尻の下層部分)で、其の美味さと柔らかい喰感は云う迄も無い。 そして、白胡麻のソースが素晴らしい。 良く有る味わいなのに、此処でしか頂け無いセンス。 亦、新玉葱の辛さが程良い。 オニオンの晒し方は、思う程には易しく無いのだが、一寸した処にもマスターの実力が伺える。

前回も頂いた茸三昧のガーリックバター。
食堂酒場 グラシア 其の11-04
長野の占地、平茸、舞茸をバター風味のソース/スープで頂く。 大きな平茸の下には、溶けるか、溶けないかのマッシュポテトが置かれて居て、其の辺りの細かさが真骨頂だ。
箸休めは、オリーブとクリームチーズの鰹節乗せ。
食堂酒場 グラシア 其の11-05

メイン迄にもう一皿。 此方はメニューには無い見たい。
食堂酒場 グラシア 其の11-06
デミグラスソースは何ヶ月も足して育てるそうだが、極上の味わい。 上品一辺倒にせずに、少し野趣を感じさせる処が憎い。 其処にトマト、オニオン、馬鈴薯、そしてアボガドが浸る。 何れも頗る旨いのだが、特にアボガドとソースが飛切りマッチする。 アボガドの種を抜いた処に人参とか、アイデアも面白い。

で、メインの「宮崎牛A5フィレステーキ」。
食堂酒場 グラシア 其の11-07
何と申しましょうか、こんな牛肉が存在するなんて… 此の味わい、喰べ心地に耽溺。 山葵とパウダーソルト、其れに醤油。 何れで頂いても気が遠く為りそうだ。 山葵を少し、そして醤油も一寸と云うのが小生の好みだ。 とても良い経験をさせて頂きました。 忘れられないね…

食堂酒場 グラシア 其の11-08
締めのラーメンはもう難しかったのだが、味噌汁を拵えて下さった。 占地の喰感と味噌の味わい… 最高のクロージング。 和で締められたのが、とても粋で有った。

長居を詫びて、帰途に就く。 上野始発の上野東京ラインがピッタリのタイミングだったのだが、確り最寄駅を一駅乗り越したねぇ…