覇@金色不如帰 其の22015/04/03 23:23:00

う゛~ 前夜はピチーチで調子こいて飲み過ぎたかも。 3月迄は渦雷で御腹を満たしてから伺ったのだが、ダイレクトインする時は気を付けないと…

此日は湿度が高く、風も強いと云う嫌な天気だが、力丸君の味噌そばを頂きに向かう。 「紫 くろ喜」の御休みが影響するのだろうか?等と考えて、金色不如帰に伺う時よりも早目に到着。 遣った、SPである。 次に来られた御兄さんは「紫」でも御見掛けした方で、スーツ姿で地べたにドッカリ胡座してPC三昧。 此の座り方は真似が出来ない。 御立派で有る(笑)。 御客様の集まるタイミングは、大体「紫」と同じ感じだね。 尤も「紫」は11時開店なので、「覇」は30分遅れだが。 此日は大崎さんも並ばれていらっしゃいますね。 既に前回から力丸君と松本さんのオペレーションと伺ったが、此日も山本さんはいらっしゃらない。 3回目の営業だから、もう落ち着いた物で、力丸君の山本流湯切術も板に付いて来た。 今回は温麺の「味噌中華」を御願いした。

覇@金色不如帰 其の2
前回頂いた「味噌つけそば」のスープとは随分違う様に思う。 此方のスープも牛の印象が強く出て居るが、濃いとか鼻に付くと云う感じには為らずに味噌と調和する。 さらっと書いたけれど、牛のテイストと味噌とがハーモナイズするって、凄いと思う。 まぁ、当然なのだが、旨味だけを巧みに取り出して纏め上げて居るイメージ。 伊太利亜とか西班牙のテイスト見たいなニュアンスも有り、当然和風でも有る。 ルックスも中々だが、矢張牛肉が目を引く。 筋肉とやや脂身の肉塊的な部位はバラなんじゃないかしら、良く煮込まれて居て柔らかいが、其の味わいが独立せずにスープに溶け込む様に計算されて居る。 真中の茹でた白菜は面白いアイデアだ。 水っぽい白菜は滅多にラーメンには使われないのだが、此の「料理」ならではのチャレンジ。 小生は「紫オニオン」と書いて来たけれど、「アーリーレッド」は「赤玉葱」と訳される事も多い。 此方の色相も好い脇役だが、辛味を多少抑えて有る様で、小生の好みからすると此方がベター。 コーンソテーは味噌ラーメンの定番具材だが、敢えて使って居るのだろう。 強く出過ぎ無い程度の甘さ加減を睨んだボリュームだと思われる。 細かく刻まれた葱も縁の下に控える役割を全うして居る。 スープのキャラが淡麗系牛味噌で、粘度は決して高く無い。 そんなスープに合わせたのは、中太平打麺でややウェイビー。 スープとの親和性が考慮された結果だろう。 小麦粉の風味も味噌とマッチして居るし、ムニュっとした感じが可愛いと云うのは変かな。 不思議な喰感を楽しめる。
祐貴君の「味噌の陣」が当初は牛を使って居た。 時期がズレて仕舞ったので、記憶の中で味を比較する程に器用では無いのが残念だが、何時かの様に二人で味噌コラボして頂けないかしらん。 山本さんは「もう勘弁してよぉ~」とあの時は仰って居たけれどね(笑)。 いや、驚きました、の一杯。 山本さんのレシピでは有るが、此の一杯が力丸君の調理で仕上がって来るのを見て居ると感慨一入で有る。