20120325 F1 2012年 マレーシアGP 決勝2012/03/25 21:01:30

公道コースのアルバートパークから、常設コースのセパンへ。 「 STOP & GO 」から、テクニカルコーナーも有るサーキットへ移り、マシンのポテンシャルが愈々試される時に至る。 P3迄の結果を見ると、メルセデスが良さそうで、マクラーレンがやや不振に思えるが… 未だクオリファイを観て見ないと、矢張、判然としない。 赤い車、特にフェリペのマシンが駄目なのだけは誰の目にも明らかだ。

混戦のクオリファイの最後にジェンソンが、2番手に飛び込んで、アルバートパークに続いてマクラーレンのロックアウト。 ルイス(あのミスが有って、このタイムかよ!)とジェンソンでフロントローを占める。 ちっとも不調では無かったのね。 久し振りにクオリファイのインタビューに登場したのは、ミハエル。 え~っと、2006年の日本GP以来だ。 セブは前回に引き続いて、6番手のポジションに留まる。 セブの前に居るのは、マークとキミ。 但し、キミはギアボックスを交換して居るので、10番グリッドに就く事に為る。

ファイナルの天候は雨。 中継の始まる15分前からの事だそうだ。 各マシン、インターミディエイトを履いて居る。 マクラーレンの2台は順当に1コーナーに入って行ったが、ロメが雨に足を取られたのか?、スピンを喫して、此れに巻き込まれたミハエルと共に順位を大きく下げる。 マークが3番手、セブ、フェルナンドのオーダー。 雨は激しく為り、各マシンがウェットに履き替える。 マクラーレンは5周目にジェンソンからPI 。 翌周にルイス。 レッドブルは6周目にマークとセブのWPI 。
雷鳴が轟き、路面状況が悪化(ジェンソンが「最終コーナーが湖だ」と訴える)して、SC。 まぁ、止むを得まい。 停電が起きた様で一瞬赤旗が出るが、直ぐに「NO RED FLAG」のインフォメーション。 この段階のオーダーは、ルイス、ジェンソン、セルジオ、マーク、フェルナンド、セブ… 9周目には本当に赤旗が振られて、レース中断。 セルジオは早々にタイヤ交換したのが、吉と出た。
18時15分(JST)に51分の中断を経て、SC先導でスタート。 当然、ウェットタイヤの装着が義務付けられる。 どのタイミングでインターミディエイトに履き替えるのか… 其処が勝負を分ける事に為りそうだ。 タイヤは兎も角、各パイロットはブレーキの温度を保つのに余念が無い。 飛ばしちゃ踏み、踏んでは飛ばしだが、先行車を抜くとペナルティだよ~。 14周目にSCが引っ込み、ローリングスタート。 ジェンソンは直ぐにPI して、タイヤ交換。 翌周にルイス、フェルナンド、マークが入る。 フェラーリのWストップの煽りを喰って、ピット後にルイスはジェンソンの前に出られず。 更にフェルナンドにも先行されて仕舞う。 だが、ジェンソンはナレインとの接触が有り、ノーズ交換で順位を大幅に落とす。 流石のジェンソンも焦ったか? 無理をする処じゃなかったぞ。 で、オーダーは、フェルナンド、セルジオ、ルイス、ニコ、セブ、キミ、マーク… 20周目にDRSが使える様に為る。
26周目には、フェルナンド、セルジオのトップ2がファステストを出し合う状況。 冴え無い可夢偉に対して、セルジオは良い走りだ。 だが、亦、雨が来るとの予報が… 一方で、インターミディエイトの温度が上がって来て仕舞う。 うーん、頭が痛い状況だ。 37周目には、セルジオがフェルナンドに3.9秒に迫る。 同じフェラーリエンジンだが、親方を抜いてはイケナイかも? 38周目にドライに換えたダニエル(リカルド)のペースを見て、マーク、ニコ、ジェンソンらが、タイヤ交換。 セルジオはタイヤのヘタッたフェルナンドにDRSギャップに迫ろうと云う勢い。 40周目にフェルナンド、セブらも続々とドライに交換。 どうするセルジオ? 41周目に入って、ハードに交換したが、やや時間が掛かり、オーダーは変わらず。 最後にルイスがタイヤ交換(8.4秒って何?)。 結局、雨は来ず…
各マシンのペースがどんどん上がる中、フェルナンドとセルジオのギャップが再びどんどん縮まって行く。 いや、セルジオ、速いよ! ファステストを出して、毎周毎に刻んで行く。 49周目、遂にセルジオがフェルナンドのDRSギャップに至る。 ピットからの檄に応えて、セルジオが行く、行く。 処が50周目の事、セルジオの挙動が乱れて、痛恨のオーバーラン。 ギャップは5秒に開いて仕舞った。 そんなタイミングに自己ベストで逃げるフェルナンドは老獪じゃ。 結局、セルジオは2位。 嬉し、悔しのポディウムだろう。 あれが無ければ、行成の頂上だったかもねぇ。 ペーター・ザウバーが顔を皺苦茶にして、ラジオに登場… 良かったね。 ルイスに続いたのは、マーク、キミ。
20120325 F1 2012年 マレーシアGP 決勝

セブは48周目にナレインと接触して左リヤがバースト。 タイヤ交換した物の、トラブル頻発で再三のボックスや停止の指示が出たのに、其れを無視…したのでは無くて、ラジオが聞こえて無かった様で、結局11位でフィニッシュして仕舞いました。 ジェンソンは散々の14位。 可夢偉は結局、リタイヤ。 同僚に差を付けられちゃいました。
いやぁ、手に汗を握る面白いレースだった。

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