燦燦斗@東十条 其の1162011/05/22 01:01:00

この日は御所様と東十条駅で待ち合わせ。 何時もの時刻に燦燦斗の暖簾を潜る。 前々回に味を占めて、今回もワインを1本持参させて頂いた。 いや、今回はグラスも持って来て仕舞った。 折角のローストポークを楽しむのだから…と小生の我儘度も御所様並み?に為った。 この日も持参したのは、クロ・ノワール。 今回はフィクサン。 「この日も」と書いたのは、前回持ち込んだのが「ゼロ・ドローン」だったからだ。 狙った訳では無いのだが、燦燦斗のローストポークをイメージすると、もう無くなって仕舞ったこのワイナリーに至るのは、何故なんだろう。 セドリック・バタシ氏のフィクサンだから、確りタイプのピノだろうと予想して此に決めたのだが、狙いはドンピシャだ。 ローストポークも然る事乍、摘みで頂く「油そば」も考慮した。 だから、華奢なピノよりもこんなピノが必要だった。

燦燦斗@東十条 其の116-1
乾杯はビール。 御所様は毎回、何リットルもビールを飲まれるのだが、アルコール摂取量からすると小生も余り変わらないのかも知れない。

燦燦斗@東十条 其の116-2
御摘みに御願いしたローストポークとこのワインは、滅茶苦茶マッチする。 う~ん、幸せで有る。 油そばとも伍して行けるとは思うが、何と云ってもローストポークとのマリアージュは殊更な物が有る。 特にこの日のローストポークは、柔らかい質感と良い、味わいと良い格別だったと思う。 塩の効かせ方もバッチリで、非常に美味。 葱を合わせて頂くのが宜しいなぁ。

燦燦斗@東十条 其の116-3
油そばは何時もの様に御所様に倣って、200gで御願いした。 御所様は余り混ぜ無いとの事だが、小生は上から下へ、下から上へとグルグルして仕舞う。 勿論、温かい内がベターだが、摘み的に頂くとどうしても温度が下がって来る。 其れでも、充分に美味いのが嬉しい。 特に気温が上がって来たので、油が固着する事が少なく為って居るのも味方して呉れた。 此方のローストポークもタレのテイストが絡んで、亦、美味しい。

燦燦斗@東十条 其の116-4
クロ・ノワールのブラック系の果実香とミネラル感は、如何にもこの土地のピノだ。 最初はやや酸味を強く感じるが、直ぐに落ち着く。 其後は体躯を維持し乍、柔らかく為って行く。 やや高目だったと反省した液温が、逆に貢献した様だ。
一足先に来られて居らしたAJさんにも御手伝い頂き、フィクサンが空に為ったタイミングに御所様から「帰る」の声が掛る。

西尾中華そば 其の2032011/05/22 14:30:32

日曜日の昼に霜降へ。 西尾さんが「花巻中華そば」を造られると伺ったので、片道1時間半を掛けて遣って来た。 10喰なんて高いハードルの限定を日曜日に遣るなんて…意地悪なのよねぇ(笑)。 で、先日の「2周年記念日」の日と同じ湘南新宿ラインで、11時10分に到着。 ゼ~ハァ~… 流石に「プチ限定」的な作品なので、「高級西中」の時の様な混雑は無く、余裕のSP。 西尾さんと御話をし乍、暫し待って開店。 普段の日曜日と同じく、直ぐに満席&行列の状況に為る。 人通りが多いのは、旧古河庭園の薔薇が丁度見頃だからなのだろう。

西尾中華そば 其の203-1
この日はとても暑く為って来たので、後客さんの来ない内にビールを所望した。 うん、やっぱり夏は此がスターターでしょう。
扨、今回の「花巻中華そば」は、佐賀県産の乾海苔を沢山乗せた作品。 海苔を不断に配らった蕎麦を「花巻蕎麦」と云うが、其れを捩ってこの名前にしたのだろう。 「花巻」は岩手県の地名の事では無く、浅草海苔を「磯の花」に例えた事に依る。 今回の海苔は御客様からの頂き物だとか。 贅沢に大判の海苔2枚を炙って、豪快に千切って乗せる。 海苔炙は油断すると火事に為るので、要注意(笑)。

西尾中華そば 其の203-2
蓋が被された状態で着丼。

西尾中華そば 其の203-3
この海苔は流石にクオリティが高く、スープに溶けて仕舞わずに最後迄、確りして居る。 少し濃い目にアレンジされたヤマロク醤油のスープに磯香と香ばしさが、良くマッチして居る。 元々、海苔好きな事(木場の「上々」で「海苔つけ麺」を頂く程)も有って、此は好みのテイストだ。 カネジンさんの「パキッと麺」に絡めて頂くと美味い。 世に「海苔ラーメン」の類は数多有れど、こんなに高級な海苔を使った作品は無いだろう。 貝割の一寸した辛味や青味が良いアクセントに為って居る。
うん、週末に足を運んだ甲斐が有ると云う物だ。 此で700円は、とても御得。 提供して下さった御客様に御礼を伝えて下さる様に御願いして、行列の脇を擦り抜けて、辞去。

今日のワイン 其の6002011/05/22 19:42:00

最後に掲載したワイン記事は560番なので、40本程のバックログが有る。 殆ど書いて有るので、頑張って掲載しなくては… 今回は其の40本を飛び越えて、600番の記念ボトルを先行掲載。

テルッツィ&ピュトー ヴェルナッチャ ディ サンジミニャーノ
Vernaccia di San Gimignano 2009 Teruzzi Puthod

ロックンロールワンに転職したユウタと久し振りにワイン。 忙しいユウタの時間を有効にと、町田の店を物色して居ると、嶋﨑さんが紹介して下さった。 更に、前日にユウタと一緒に店迄行って予約を入れて下さったと伺った。 御手数を御掛け致しまして… そんな御店はワインも豊富だが、料理がとても美味しい。 旬の筍の丸毎チーズ焼と桜海老のリゾットは特に素晴らしかったな。

今日のワイン 其の600-1
1本目は、珍しく白。 初夏の夕方、スキっとした味わいのボトルをリストから探す。 選んだのは、トスカーナのヴェルナッチャ・サンジミニャーノ。 サンジミニャーノは世界遺産のコムーネ、「塔の街」だ。 充分に冷やす様に御願いしてから、ビールで乾杯。 此処はリストランテだが、御勧めのビールは何故か独逸のアウグスビールでした(笑)。
平たく云うと「安くて美味しい白ワイン」と云う評価は一定して居る。 ミケランジェロ御推薦の葡萄はライトでサッパリが売り。 奇麗な薄い緑の入った檸檬イエローをして居るが、十人並みと云っても差し支えないだろう。 ブーケに潜む花束の色は白だが、可也淡いのは液温を相当低めた(6~7度)からだ。 そんなにブーケにウエイトを置く様なボトルでも無いし… グレープフルーツや檸檬等の柑橘系の爽やかなテイストは、心地良い酸味を伴う超微発泡。 少し香草のニュアンスが有り、一寸だけ苦いのも特徴的だ。 瑞々しいだけでは無く、まったり感も持ち合わせて居る。 アフターには何処か香ばしいナッツを感じる。 桜海老のリゾットに良くマリアージュして呉れた。 期待通りのスターターで、誠に適切なセレクトと自画自賛。 エチケットの絵はオーナー夫人が描かれたそうだが、楽しそうな宴の騒めきが聞こえて来そうだ。 コルク栓にも同様の絵が入って居る。
兎も角、店内が暗くて… ボトルとエチケットのフォトは伊太利亜の販社のホームページの物を借用。

今日のワイン 其の600-2
グラスとボトルとイベリコ豚の3ショットは、豚足にピントが?!