今日のめじろ 其の5922011/05/28 01:01:00

一寸大きなプレゼンの準備に追われ、昼喰も取れず。 で、漸く資料が形に為った所で、本番前に腹拵。 こう云う時に中休み無しで営業して居るめじろは、有り難い。 流石にビールと云う訳には行かず、景気付けに「特製醤油」を奮発。 力丸店長が、「玉子の代わりに何にしましょう?」と訊いて下さるので、焦がし葱と答える。 祐貴社長が、試作だが自信のスープが有ると仰るので、一寸無理を御願いして、其れで造って頂いた。

今日のめじろ 其の592
先ずは、丼を持ち上げて啜る。 成程、醤油の凛とした味わいの中に鶏の風味が綺麗に馴染んで居る。 決して強い味掛では無いが、芯に真髄を感じさせる。 めじろにルーツは有るのかも知れないが、小生には違う味わいに思える。 流石に自信作と云うだけの事は有るが、矢張、醤油には拘った様で、小豆島の生醤油を使って居るそうだ。 西尾さんも小豆島の醤油を使われて居るが、其れとは違う蔵だそうだ。
炙りチャーシュウがイケて居る。 この醤油スープに浸すと旨味が更に増す様に思える。 「特製」なので、角切りのチャーシュウも入って居て嬉しい。 麺は相変わらず素質、素養の良い物で、このスープにもマッチする。 此に焦がし葱をたっぷり絡めて頂くのが麗しいねぇ。 今後の御摘に為る予定の手羽先と牛タンの試作を御馳走に為って仕舞った。 (今回、フォトは自粛) あぁ、ビールが飲みたいねぇ。
金メジ諸兄に宜しくと言付けて、バタバタと御偉いさんの待つオフィスへ駆け戻る。 慌ただしかったが、伺って良かった。 次回はゆっくりと、ね。

今日のワイン 其の6042011/05/28 10:50:22

ルカ・ダットーマ・ドゥエマーニ・アジエンダ・ヴィティヴィニコラ・ドゥエマーニ
Duemani Cabernet Franc [2004] Azienda Vitivinicola Duemani Bio (demeter)

(今回も飛番で604)

この日は結婚記念日。 何回目なのか直ぐには答えられない位の時を重ねて来た。 御偉いさんへのプレゼンの後、夜の御誘いも金メジも失礼させて貰って、自宅で遅い時刻の乾杯。

今日のワイン 其の604-1
選んだのはドゥエマーニのカンティーナの名前を冠したボトル。 此れはMさん御夫妻に頂いた物。 暫くセラーで御休みして居たのを、記念のこの夜に抜栓。 2週間程前に渦に同じカンティーナのアルトロヴィーノ(リンク)を持ち込んで居る。 其方はメルローとカベルネ・フランが半々で、「もう少し、フランに寄って呉れると更に好みかも。」とコメントして居る。 で、此れはカベルネ・フラン100%。 トスカーナのカベルネ・フランは好きな品種なのだが、このヴィンテージのドゥエマーニは、ヴェロネッリの「イルソーレ」を受賞して居るとか、ワインスペクテイターの93ポイント等、嬉しい話も有る。 特徴的なエチケットは、葡萄の粒やワインの色をイメージして居るそうだ。

今日のワイン 其の604-2
紫掛った濃いガーネットカラー。 テイスティングした結果、デキャンタージュをしようと云って、乾杯待ちの奥さんを更に待たせる。 フランネルに流し込むと其の色相が良く判る。 ブーケは基本的にブラックでややスパイシー。 樽香のバニラに少し薄荷や樹皮の様な物も… 心配した青臭さは初期に少し出ただけなので、結構鼻の効く奥さん向けには良かった。 口に含むと評判通りのエレガンス。 度量の広いタンニンは柔らかい。 何と云うかこの葡萄のクオリティと造りの巧みさが直ぐに知れる。 此れは好みだ! 酸味もクリーンだし、果実感もブーケよりもピュアに感じる。 ミネラル感も充分なのだが、他を邪魔しない緩やかさが有る。 当初からエレガントなボトルだと感じるが、時間の経過で美しさ、嫋(たお)やかさが増して行き、ボリュームが出て来る。 余韻に少し酸味を強く感じるが、悪く無いイメージを楽しめる。
カベルネ・フラン専用のグラスを持って居ない場合、ボルドーグラスを選ぶのが定石だろうが、敢えてネッビオーロタイプを選択した。 このボトルに関しては、良かったんじゃないかしらん。 でも、CF用のグラスは新調しようね。 もう置場所が無いと対面からクレームが入る。
「Duemani:ドゥエマーニ」の意味は「二つの掌」で、ルカ・ダットーマ氏曰く、「自分の手と奥さんの手であり、2人で一緒に作り上げたとか、やっていこうという思い」だそうなので、この夜に相応しいと思ってキープして置いたのだが、奥さんは知る由も無い、ね(笑)。
Mさん、Nちゃん、有難う!