今日のワイン 其の600 ― 2011/05/22 19:42:00
最後に掲載したワイン記事は560番なので、40本程のバックログが有る。 殆ど書いて有るので、頑張って掲載しなくては… 今回は其の40本を飛び越えて、600番の記念ボトルを先行掲載。
テルッツィ&ピュトー ヴェルナッチャ ディ サンジミニャーノ
Vernaccia di San Gimignano 2009 Teruzzi Puthod
ロックンロールワンに転職したユウタと久し振りにワイン。 忙しいユウタの時間を有効にと、町田の店を物色して居ると、嶋﨑さんが紹介して下さった。 更に、前日にユウタと一緒に店迄行って予約を入れて下さったと伺った。 御手数を御掛け致しまして… そんな御店はワインも豊富だが、料理がとても美味しい。 旬の筍の丸毎チーズ焼と桜海老のリゾットは特に素晴らしかったな。

1本目は、珍しく白。 初夏の夕方、スキっとした味わいのボトルをリストから探す。 選んだのは、トスカーナのヴェルナッチャ・サンジミニャーノ。 サンジミニャーノは世界遺産のコムーネ、「塔の街」だ。 充分に冷やす様に御願いしてから、ビールで乾杯。 此処はリストランテだが、御勧めのビールは何故か独逸のアウグスビールでした(笑)。
平たく云うと「安くて美味しい白ワイン」と云う評価は一定して居る。 ミケランジェロ御推薦の葡萄はライトでサッパリが売り。 奇麗な薄い緑の入った檸檬イエローをして居るが、十人並みと云っても差し支えないだろう。 ブーケに潜む花束の色は白だが、可也淡いのは液温を相当低めた(6~7度)からだ。 そんなにブーケにウエイトを置く様なボトルでも無いし… グレープフルーツや檸檬等の柑橘系の爽やかなテイストは、心地良い酸味を伴う超微発泡。 少し香草のニュアンスが有り、一寸だけ苦いのも特徴的だ。 瑞々しいだけでは無く、まったり感も持ち合わせて居る。 アフターには何処か香ばしいナッツを感じる。 桜海老のリゾットに良くマリアージュして呉れた。 期待通りのスターターで、誠に適切なセレクトと自画自賛。 エチケットの絵はオーナー夫人が描かれたそうだが、楽しそうな宴の騒めきが聞こえて来そうだ。 コルク栓にも同様の絵が入って居る。
兎も角、店内が暗くて… ボトルとエチケットのフォトは伊太利亜の販社のホームページの物を借用。

グラスとボトルとイベリコ豚の3ショットは、豚足にピントが?!