F1 2010年 ハンガリーGP 決勝2010/08/02 00:10:04

2010年に為ってから、何度も書いたと思うが、レッドブル、其れもセバスチャンの速さは次元が違う。 モナコと性格の似たハンガロリンクで、圧倒的なハイダウンフォースのRB6と他車との差は歴然以上。 絶対にマークにポールは渡さないと凄い気迫で、セバスチャンがクオリファイの最後に猛走する。 が、途中でマークがセバスチャンの前に出したタイムに及ばなかったと知らされて、アタックを止めた。 もし、あの儘タイムドラップにしたら、0.4秒差が倍にも為って居たかも知れない。 屹度、ウルトラスーパーレコードだった筈のに… いや、このタイムだって、桁外れでは有るのだが… インタビューで、「スタートでは、マークを抑えるのか、フェルナンドを抑えるのか?」と問われたセバスチャンは、「真直ぐに走って行きたい」と答えて居る。 そんな蹴り出しに不安の有るセバスチャンだが…

マークは偶数列の不利も有り、フェルナンドに遅れを取る。 フェルナンドは、セバスチャンに迫るも抜くには至らず。 先頭に立てば、セバスチャンの異次元のペースは相変わらずで、フェルナンドとのギャップを1周1秒づつ、ドンドン広げる。 マークは焦れるが、このコースではフェルナンドを交わすのは難しい。 セバスチャンがフェルナンドを12秒近く引き離した15周目に、ヴィタントニオのノーズパーツが落ちて、SC。 混乱が生じる。(エイドリアンとロバートがピットリリースで接触。 ニコ・ロズベルグは、ピットから出た途端に右リヤのタイヤが外れて、他チームのピットを襲撃)

F1 2010年 ハンガリーGP 決勝

SCのタイミングで、セバスチャンは強引にピットロードに入って来たが、マークはステイアウト。 SCインの後は、今度はマークの速さが尋常じゃなく(丸でクオリファイ)て、2番手に戻ったセバスチャンよりも、逆に1秒速く、ファステスト連発。 最早、フェルナンドをはレッドブルの2台に全く付いて行けない。 セバスチャンのペースも上がって来た処で、セバスチャンにドライブスルーペナルティ(フォト)。 「なんで?」とラジオで問うセバスチャン…って、ルールを知らなかったの!? SC中に前車から離れ過ぎたと云う事らしい。 自ら優勝を棒に振ったも同じだ。 2周飛ばしてペナルティを熟なすとフェリペの前、3番手で戻る。 戸惑うセバスチャンを尻目にマークはファステスト連発で、タイヤ交換でセバスチャン(勿論、フェルナンドにも)に先に行かれまいと必死。 其のフェルナンドも当然、プッシュ、プッシュなのだが、RB6のポテンシャルには敵わない。 セバスチャンも当たり前だが、プッシュするのでフェルナンドに迫る。 皆が必死に走ると云う見応えが有るレース展開。 セバスチャンに攻められるフェルナンドとのギャップを24秒に迄広げた44周目に、マークが漸くPI 。 余裕でトップ維持。 こう為ると、2位争いに興味は移る。 老獪なフェルナンドをハンガロリンクで抜くのは相当難しい。 接近し過ぎると流石のセバスチャン/RB6も挙動を乱す。 最後にフェルナンドとの距離を開けてから、レースファステストを叩き出して、憂さ晴らし。 ポディウムやインタビューでの仏頂面な事。
24周目には、4番手走行のルイス(ポイントリーダー)が、ギアボックストラブルでストップして居た。 終盤のミハエルとルーベンスの争いだが、ミハエルのブロックは汚い以上に危険だ。 当然、審議対象。

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