西尾中華そば 其の1482010/08/31 23:23:00

この週のNCS限定は、「ラタトゥイユの冷や冷や~夏野菜の香り~」。 この日は西尾さんが厨房担当と伺ったので、霜降商店街に足を延ばす。 少し早目に着いて仕舞ったのだが、快く開店を早めて下さった。 奥のカウンターに陣取って、直ぐに造って頂いた。 野菜ばかりだから原価は少し安いと仰るが、手間の掛かり方が半端じゃない見たいだ。 野菜は個別に炒めるのだが、ミキシングして仕舞うので儚いと仰る。 成程… だが、其の手間はちゃんとテイストにリフレクトされて居る。

西尾中華そば 其の148

油そばの様にスープでは無くて、水分の少ないラタトゥーユに浸って居るのは、マサ配合麺。 此方も玉蜀黍の粉入りの野菜麺?と云う事に為るね。 トマトベースのテイストには、色んな味わいが隠されて居る。 野菜は勿論、玉葱、ズッキーニ、パプリカ等が不断に使われて居るが、パプリカの風味を感じるのは、赤い奴がドーンと乗って居るからかも。 ハーブと白ワインも加えて居るそうだ。 天辺にオレガノとバジルの葉を乗せ、前述したパプリカ・茄子・チャーシュウが、大きく乗って居るので目立つ。 野菜にはエクストラ・バージン・オリーブオイルが掛けられて居るそうだ。 このオイルだけを飲んで?居れば、成人病も怖く無いと云う高級品だ。 亦、このチャーシュウはカットして居ないので、普段とは違う造りに見えるのだが、このサイズでも美味。 マサ配合麺とラタトゥーユの相性も良いので、掻き混ぜて絡ませるのが楽しい。 麺を喰べ終わると、残ったラタトゥーユは蓮華で掬って頂く。 唐辛子のピリっとした味わいが良いねぇ。 前年に茄子のなめろうを造った時に沸いたアイデアだと西尾さんは仰るが、ラタトゥーユをラーメンに融合させて仕舞うと云うアイデアは凄いが、実際に造れちゃうものなんだなぁ。 この作品は、ワイングラス片手にフランスパン等と一緒に頂くと嬉しいと思う。 とすると、naginicai 向きかな… 是非!