黒部ダムラーメン@黒部ダムレストハウス2013/09/17 23:23:00

時々御邪魔する御鮨屋さんの大将や常連さんで、年に一度山行をする。 小生は中腹迄の御付合の事も多いのだが、気の置けない仲間との旅は「大人の修学旅行」と称して、小生が最も楽しみにして居るイベントのひとつだ。 前年迄は小生が運転して居たのだが、今回から若手の方が加わって、車毎バトンタッチさせて頂いたので楽に為った。 今回は木曽駒ヶ岳に向かう予定だったのだが、颱風18号の影響でロープーウェイが止まり、断念。

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半年も前からホテルの予約を入れて居たのだが、止むを得ず計画を変更して穂高や大町周辺を廻った。 颱風一過を見込んで、黒部ダムから室堂に抜ける所謂「立山黒部アルペンルート」をメインに据えた。 前夜の月の神々しさと夜明けに露天風呂(外気温は6度!)から眺めた日の出
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に約束された天候は、文字通りの「最高」。

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此れ以上は有り得ない、格別で特別の快々晴。 ダムの周辺こそ防寒着が必要だったが、室堂でも無風状態で、雪渓が残るミクリガ池の周囲でも地上の夏の装いで充分だった。

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人も少なく、皆さんからゆっくりの時間を頂いて、E-M5 と戯れて超御機嫌だ。

丁度、昼頃に再び黒部ダムに降りて来たのだが、此の時間帯だけ下りのトロリーバスの間隔が1時間も空いて居る。 ははぁ、「昼御飯は此処で摂って下さい」なのだろう。 まぁ、此れだけ楽しませて頂いたので、策略に嵌る事にしてレストハウスへ。 有名な「ダムカレー」にする心算だったのだが、ラーメンが有ったので其のボタンを押して仕舞った。 余談に為るが、喰券を購入した時点で其の情報が厨房に伝わり、調理が始まる。 喰券に印刷された番号を呼ばれたら、カウンターで受け取る。 有りそうで無かった合理性に感心。
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ルックスは悪い(笑)。 緑色のスープが大きな原因だが、ダムが湛える湖水の色だ。
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左下の建物がレストハウス。
浮かぶ目玉焼は、「月」なのだろうか? 「月見蕎麦」の様な柔らかさでは無く、黄身が柔らかい程度だ。 ま、此れは調理準備の都合だろう。 温泉玉子状の黄身がスープに溶け出さないのは、小生には有難い。 前述の緑色の源は菠薐草のペーストの様で、流石に藻では無い(笑)。 しかし、其の味わいは余り感じられず、ベースの塩ラーメンは「僻地の味」だが、不味いと云う程のレベルでは無い。 まぁ、テイストに期待して居た訳では無いので、構いやしない。 水は破砕帯の湧水を使って居るのだろうなぁ。 麺は明らかに茹過ぎ。 チャーシュウが大盤振る舞いなのは、950円の罪滅ぼしだろう。

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二度とこんな天気の日に山に来られる事は無いだろうと、何度も振り返って下山の途に付いた。