ロックンロールワン@赤坂 其の1432013/09/30 20:15:18

9月も晦日を迎えた。 秋分を過ぎて、一番電車に向かう「夜空」では、オリオンは既に南中を過ぎようとするタイミングだ。 24日月が名残惜しそうに未だ暗い東の空に姿を留めて居る。 もうひと月もすると、アイソン彗星がどれ程明るく輝くのか、輝かないのかの判断が付くかも知れないなぁ。
ロックンロールワンにも随分と御無沙汰して仕舞った。 夏休み前に伺ったのが最後だから、3週間以上のインターバルが空いた事に為る。 気温もすっかり秋の其れで、冷たい作品に拘る必要も無く為った。

ロックンロールワン@赤坂 其の143-1
其処で久し振りに「2号」を頂く事にした。 淡麗で清々しく、でも味わいの確りした、嶋崎さんの一杯が懐かしく沁みる。 やや醤油感が濃く為った様にも感じるが、其れがネガティブだと云う事では無い。 2種類のチャーシュウ、穂先メンマも「其の味」を維持して居る。 遅番に為って久しいユウタだが、赤坂で会う事は難しく為りそうだねぇ。

大原を歩いて来ました 其の22013/09/30 20:18:40

三千院の後、宝泉院を訪ねる。 御隣の親寺、勝林院からは「声明(しょうみょう)」が聞こえて来るが、録音なのだろう。 「声明」とは「仏典に節をつけた仏教音楽のひとつ」(Wikipedia)。 此の地を流れるふたつの川には、「呂川」と「律川」の名前が付けられて居る。 此の名は、声明の短調の呂曲と長調の律曲に由来するが、此れを上手に歌えない事を「呂律が回らない」と云った。 現代では、酔払った小生の喋りを指す。

大原を歩いて来ました 其の2-1
境内には「宝楽園」と云う仏庭が有るのだが、新しい造りで、時の趣が伝わって来ない様に感じたのは、小生の信心が足りない、いや、無かった所為だろう。 こんなフォトを撮って居る様では…(御嬢さんを軽くハイライトして居る)

大原を歩いて来ました 其の2-2
有名な「額縁の庭園」。 ひとり旅の方ばかりだ。 庭の名前は盤桓(ばんかん:立ち去り難い)園と云うそうだが、フォトの左に此寺のシンボルで有る「五葉の松」の幹が写って居る。 縁側の天井は所謂「血天井」で、伏見城で自刃した武将達の流した血の後が残る床板で出来て居る。 此れは供養なのだが、以前にも鷹峯の源光庵で娘と見た事が有る。 何れも小生の感性からするとぞっとしない物だ。

大原を歩いて来ました 其の2-3
其の下に緋毛氈を引いて茶菓を頂こうと云うのだから、大した物なので有る。 此のフォトは XZ-10 で撮った。

大原を歩いて来ました 其の2-4
御寺らしい風情… 好きなショットだ。

大原を歩いて来ました 其の2-5
咲き始めて居た秋明菊。 濃い岩を背景に、敢えてハイコントラストで。

大原を歩いて来ました 其の2-6
玄関先の不如帰。 葉に落ちた影がユーモラスだが、此方は逆にライトトーンのフィルターを掛けた。