今日のワイン 其の5582011/05/05 01:01:00

ドメーヌ ジャン・ブスケ マルベック レゼルヴァ
Domaine Jean Bousquet Malbec Reserva 2007

今日のワイン 其の558-1
ワイナリーツァーの帰りの naginicai で飲んだ、3本目。 2本目のウィリアム・フェーブルがイケて無かったので、少し変化球。 亜爾然丁(アルゼンチン)のマルベック。 CS、メルロー、シラーが5%づつ入って居るそうだが、欧州では補助葡萄な扱いをされるマルベック主体のボトルは興味津々。 評価もそこそこで、ワインアドボケイトで90点は立派。

今日のワイン 其の558-2
此れも紫色だ(笑)。 其れも相当に濃いなぁ。 ポリフェノールいっぱいのマルベックは、「黒」と呼ばれる程に濃い色をして居る物だが、やっぱり、すんごい色だね。 ブーケも強い。 行成、薔薇のパルファムがバーンって… 少し艶めかしく甘いフルーツ香は、何に喩えるべきか不明。 タンニンがソフトでタッチは滑らかだが、ややスパイシーでベリー・カシス・プラム等の濃縮果実とバニラチョコレートの厚い味わい。 だが、其等に一方的に押し切られるのでは無く、酸味が良いのが特徴だ。 一陣の風の様に爽やかさを加えて呉れる。 此れは意外な展開。 ミネラル感も多少感じられる。 アフターと云うよりも残香(のこりが:笑)だが、中々余韻は長い… 一寸、鬱陶しい程に。

今日のワイン 其の5592011/05/05 02:02:00

シャトー・ルミエール レザンファン カベルネ・フラン
Chateau Lumiere Les enfants Cabernet Franc 2007

今日のワイン 其の559
このボトルも naginicai で頂いたのだが、ワイナリーツァーの帰りでは無く、Mさん御夫妻に誘って頂いて、だ。 2ヶ月程前にも、naginicai で同じボトルを頂いて居るが、ヴァライエタルのレザンファンシリーズは結構好きだ。 テーブルワインとするなら、もう500円位コストダウンして頂きたい物だが… 特にカベルネ・フランのボトルは、葡萄品種の特徴が良く出て居ると思う。
ルビーカラーだが、エッジが明るくてピンク色をして居る。 木苺の酸味が、ブーケから登場して一寸ヤンチャに誘(いざな)う。 味わいの中にはCFの青いイメージも少なく無いのだが、雨がりの未だ陽が射し込む前の草原をイメージすれば、悪く無い。 もう少し…3年で良いから寝かせて飲んで見たいんだがなぁ。

今日のワイン 其の5602011/05/05 03:03:00

ファットリア・サン・パンクラツィオ
FATTORIA SAN PANCRAZIO Chianti Classico D.o.c.g. RISERVA 2006

今日のワイン 其の560
此れはMさん御夫妻が持って来て下さったボトル。 何でも奥様のNちゃんが、パーティで引き当てたと云うキヤンティ・クラシッコ。 ワイン通な方のセレクションと云うので、楽しみにして遣って来た。 最初にエチケットを瞥見した時には、ターミネイターのマスクかと思って仕舞った。 左目の位置に赤く輝くレンズ…ね。
珍しいボトルの様で、日本語の情報は殆ど見付からない。 何処で購入されたボトルなのだろうか? 真逆、トスカーナ? 現地の価格で50ユーロ。 下世話な話で恐縮だが、日本でのプライスを知りたい様な… サン・パンクラツィオは、ヴァルディペーザ/サンカシャーノ(発音違うかも)に有るそうだが、其れ何処? 1388年の創立と云うから極めて古いカンティーナだが、クオリティの高いワインを造る様に為ったのは、僅か10年前だそうだ。 このレゼルヴァは、サンジョヴェーゼに10%のコロリーノが加わる。 キアンティとして、珍しい組み合わせでは無い。
蝋のキャップシールにスクリューを突き立てると、蝋の厚みが結構有る。 グラスに注ぐと透明感の有るガーネット色だが、エッジに向かってルビーに近い色相を示して居る。 ペッパーの様なスパイシーさと薔薇の香り、杉の皮香やシガーのイメージをブーケは含んで居る。 タッチは優雅で柔らかいが、ダルな感じは無く、若々しいシャープさだ。 味わいの最初には、サンジョヴェーゼの酸味が来る。 しかし、全体としては比較的甘い印象が強い。 ミネラル感に加えて、チェリー、プラム、ブルーベリーの熟成した果実感が充分。 サンジョヴェーゼのアフターも確り引いて呉れる。 僅かに収斂したタンニンだが、其程幅を効かせて居ないので、御淑やかで好印象。 雑見の少ないクリーンなテイストで、結構、熟成も効きそうな印象が有る。 此れは中々ハイソなボトルで、「レゼルヴァ」の名に恥じない。 此れは上等!