今日のワイン 其の4482010/06/20 12:05:34

ドメーヌ・ラ・ボエム
Domaine La Boheme 2008

今日のワイン 其の448-1

逗子の「美ワイン処 R」での2本目。 この夜は、きちんと?「白」から入ろうと… でも、初球から変化球で、ミュスカデ(ムロン・ド・ブルゴーニュ)。 えっと、オーヴェルニュと云うから、文字通り(笑)「田舎」だ。 小生が愛飲する軟水ヴォルヴィックの湧水地に近いし、首府クレルモン・フェランには瑞西(スイス)に単身赴任して居た時に、ジュネーブから電車で行った(TGVは無い)事が有る。 2011年からF1のタイヤを供給する可能性が残って居る(多分、ピレリだろうが)ミシュランの本社(奇麗!)は此処に有る。 荘厳な大聖堂に代表される美しい街だ。 亦、行きたい…
ドメーヌ・ラ・ボエム…知らないし、エチケットは妙に御茶目だ。 何処かで見たかと思えば、ベルギーの漫画、「タンタン(TINTIN)」の作者、エルジェ(ジョルジュ・レミ氏:故人)に依るそうだ。 彼の絵が好きな娘と、ブリュッセルのタンタンショップに寄ったのが懐かしい。 「ラ・ボエム」は自由人だが、そんなボトル何だろう、と先入観一杯でグラスを持ち上げる。
凄く甘い香りだ。 ミュスカデって、こんなだったっけ? もっと、淡泊だと云う記憶が有るのだが… グラスを傾けると、本当に蜂蜜見たいで一寸怖い。 そう思う所為か、液体の粘度も Honey ライク。 味わいは熟成感の有る果実味が豊富。 確かにフレッシュネスやミネラル感も有るのだが、其れ以上にトロトロしたデザートワインっぽい印象が先行。 当然、シュール・リーだろうが、こんなに「効果」を顕著に感じたのは初めてかも。 恐らくは、この提饗温度が正しい、とは思うが、小生の好みは4,5度も下げて欲しいかな…って、邪道っすね。

IBMのエンジニアから転身したと云う、パトリック・ブージュ氏の新しいドメーヌだが、ビオロジック農法を実践されて居るそうなので、如何にもロックスオフ好み。 Rとロックスオフは共通点が一杯だ。

今日のワイン 其の448-2

バックエチケットに何やら沢山書いて有る。 気に為ったので調べて見た。 ooisotaro さんのブログに依ると以下の様なバックグラウンドが有るとの事。
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2005年ヴィンテージからAOC取得試飲会へのサンプル提出をやめ、ミュスカデ種のワインを全てvin de tableとする事に決めたそうです。 今後は「Veritable Melon de Bourgogne - Nature」(本物のムロン・ド・ブルゴーニュ - 自然)と銘打って、先日飲んだ"Cuvee des Amis" の裏ラベルと同様の記載をしていくとの事。これに伴いこれまでのミュスカデ・ボトルも使えなくなりブルゴーニュ・タイプのものに変えていくそうです。
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