撮って見た 其の412012/04/22 14:33:00

福寿草(フクジュソウ)
撮って見た 其の41-1
身の丈、30センチ以上に伸びた福寿草。 御正月の頃とは別な姿だ。 集合した儘成長するので、林みたいなイメージのトップに花だけは3ヶ月間変わらずに咲いて居る。 詳しいコメントは、咲き始めのフォトを撮る時迄、先送りしよう。


水芭蕉(ミズバショウ)
撮って見た 其の41-2
湿地に咲くサトイモ科の有名な花だが、湘南の地で見られるとは思わなかった。 白い部分は花弁では無くて、仏炎苞(ぶつえんほう)。 其の前の円柱状の肉穂花序に為って居り、花は此処に集まって居る。 葉や茎にはシュウ酸カルシウムが含まれて居るので、肌の弱い人は触らない方が良いかも知れない。 亦、根茎にはアルカロイドが有るので、便秘等の薬効説が有るが、喰べては為らない。
「バショウ」の名は、俳人の芭蕉では無く、沖縄の伝統文化で有る芭蕉布の材料に成る糸芭蕉(バショウ科:バナナの仲間)の葉に似て居る事に依る。 小学生が初めて三連符を習うのは、この花をテーマにした唱歌だったが、尾瀬で水芭蕉が咲くのは5月なので、「夏の思い出」には為らないよね。 フォトは、隠れん坊をして居る子供の様に見えるなぁ。


猩々袴(ショウジョウバカマ)
前年も取り上げた、ユリ科の猩々袴。
撮って見た 其の41-4
普通はこんな色だが、風変りな色の花を見付けた。
撮って見た 其の41-3
達人に伺うと、「九州系の猩々袴」との事。 調べて見たが、生育場所によって淡紅色、紫色、白色等が有る様で、将に此れは淡紅色。 この「顔色」なら、益々聞し召された感じが出て良いかも知れない(笑)。 花の色を猩々の顔色に准えて命名した為らば、何が作用して花色の違いが起こるのを語りたい処だが、流石に其れは骨で有る。 触りだけに留めるが、花の色はフラボノイド、カロチノイド、ベタレイン、クロロフィルの4つの色素で決まる。 其の作用結果は、土壌に含まれる金属元素や pH 値に依って左右される。 余談染みた話だが、紫陽花に就いては、フラボノイドの1種で有るアントシアニンの作用で色の変化が起きる事が良く研究されて居る。 猩々袴がユリ科で有る事を考慮すると、矢張、フラボノールやアントシアニンと云った、フラボノイドが作用して居る物と思われる。 同じユリ科の花で有る堅香子の愛らしい色相も、フラボノイドに依る発色だ。

F1 2012年 バーレーンGP 決勝2012/04/22 23:53:00

政情不安回復の象徴としたかったF1開催が、逆の事実を世界に知らしめる結果と為ったバーレーンGP。 何とか2年振りの開催に漕ぎ着けた物の、場外要因で波乱が起きる。 フォースインディアに至っては、P2をパスして、「明るい内に」ホテルに引き揚げる始末。 そう云えば、フジの解説者でも現地に行って居ない人も居るな。 そんな状況の中で、復活をアピールしたのはレッドブル。 セブが遂にPPを奪還。 予選での「此処ぞの強さ」を久し振りに見せ付けた。 一皮剥けた筈のニコだが、確かにプラクティスでは力を見せるのだが、クオリファイではイマイチなのが相変わらずで、頂けないなぁ。 レッドブル、マクラーレン(ルイス)、レッドブル、マクラーレン(ジェンソン)に続く5番手だから、良いんだか悪いんだか…だ。

ファイナル。
PPのセブは強い。 スタートに失敗する事は殆ど無いし、序盤で逃げを決めるの。 今回もオープニングラップで2.2秒のギャップ。 DRSが使える様に為った時には既に3秒先行。 トップ3のオーダーは変わらないが、ジェンソンは6番手に、ニコは9番手に落ちる。 ニコにはセブ程のスタビリティが無い。 4周目にはマークが、ロメ(グロージャン)に交わされる。 ロメはルイスにも迫って行く。 7周目にはDRSでルイスも置き去りにする。 後方では、矢張、ロータスのキミが同じくマクラーレンのジェンソンを抜き去り、フェルナンドもあっさり交わして5番手のポジション。 さぁ、ロメはセブに迫れるのか…
9周目頃から、1回目のタイヤ交換。 上位では、ニコだけがソフト継続。 ニコとルイスのインシデントは審議対象。 ルイスとフェルナンドは、10周目にミディアムに換えるが、ルイスのストップタイムは9秒だって? さぁ、2番手のロメも11周目にピットへ入る。 さぁ、セブは…翌周上手いタイミングで入って、前の空いて居る処へ戻る。 計算なのか、偶然なのか?? ロメとのギャップは4秒2。 13周目、キミがマークをDRS外で交わして行く。 この日はロータスの走りが良い。 16周目のオーダーは、セブ、ロメ、キミ、マーク、ジェンソン。 トップ3が他車よりも1秒速い。 此迄のレースなら、セブがギャップをどんどん築く処なのだが、ロータスの2台のペースが良いので、5秒から中々開かない。 一方、キミがロメに徐々に近付いて行き、24周目にチームメイトの前に出るが、直ぐにPI してミディアムタイヤに履き替える。
ニコが再び同じ様なインシデント。 今度はフェルナンドが相手だ。 ニコのラフドライビングは珍しい。 頭に来たフェルナンドが、「 He pushed me out of track.」と叫ぶ。 ニコはこんな「皮」が剥けたのかい?
26周目セブが、ソフトタイヤを選択して出て行く。 此れはロータスのタイムを考慮した結果かな。 一方のロータス勢はミディアムを履いて居るのだが、キミのペースは良いよねぇ。 セブに2秒2の処迄来た。 更に縮まり、もう直ぐDRSギャップに為るぞ。 セブの勝ちパターンを崩すのは、旧王者なのか。 Q3に行かないと云うタイヤ温存作戦が奏功した感じだ。 30周目には、1,7秒、32周目に1.4秒、33周目1.1秒… 来たぁ!! もう、ドッグファイトだが、キミは慌てずじっくりとタイミングを計って獲物を狙う。 セブのやや強引なラインチェンジも良く見て、トラブルを避ける。 (後から思えば、此処がワンチャンスだったのだが) DRSを使えば、セブに+20キロの余裕が有るのだから、無理はせずとも何れ行けるだろうと誰もが思った。 40周目、セブとキミが同時PI 。 ん?、キミは同時に入る必要が有ったのかなぁ? まぁ、コース上で抜けると云う自信が有ったのだろう。 ロメも翌周に入る。 さぁ、セブ・キミの一騎打ちだ。 新旧王者対決の行方は… セブがファステストを出して、逃げに掛かる。 キミとのギャップが2秒9、3秒2、3秒4…と僅かづつだが、開いて行く。 ミディアムタイヤがセブには良い様だ。 だが、セブのタイヤにヘタリが来ると踏んで、キミには「 You will catch him. 」のラジオ。 残り10周で、ギャップは2.6秒。 冷徹なアイスマンが虎視眈々と狙って居るが、残り5周で3.5秒とセブが踏ん張る。 残り3周で、3.1秒。 キミには苦しい状況に為った。

F1 2012年 バーレーンGP 決勝
何とかセブが逃げ切って、今季初勝利! ゴール直後、ピットレーン出口でマシンを止めると云う将にギリギリの勝利か。 ピットへ走って凱旋するセブは破顔一笑。 ポディウムの真中に戻って来た。 キミがラジオで、「1回だけチャンスが有ったんだけど、逆に振っちゃった…」 だが、速いマシンを駆るキミは恐ろしい… 相変わらず仏頂面のインタビューで「がっかりだ」と宣う。 11番手スタートでシルバーメダルなら、文句無いと思うのだが… バーレーンなので、シャンパンファイトはオレンジ炭酸水で…だね。 3番手のロメに続くのが、マーク、ニコ。 でも、ニコにはペナルティが科せられそうだ。 残り2周で、ジェンソンがエクゾーストが割れてリタイヤ。 ルイスも8位… で、セブがリーディングトップに躍り出る。