今日のめじろ@代々木 其の644 ― 2012/04/07 09:59:54
めじろの代々木本店の夜営業が再開した。 昼営業だけだったのは、1週間程だった。 とは云え、力丸君がひとりでオペレーションするので、昼夜兼行は厳しいだろうと思い乍、3週間振りの金メジに向かう。 角を曲がって、看板に照明が当たって居るとホッとする。

セラーのボトルも此れでラスマイだが、力丸君の手を煩わせずに、小生の手でセラーの棚を埋める事にしよう。 この夜のこのボトルは結構なテイストに為って居た。 長いセラー暮らしで瓶熟が進んだ…訳無いね。

久し振りにSさんと御一緒させて頂く事が出来て、調子良くグラスを重ねる。 力丸君の御手隙を狙って、チャーシュウを焼いて頂いた。

そして、Sさんに便乗して、メンマも御願いした。
なんと、つけ麺を再開したとの事。 流石に昼は無理なので、夜だけの提饗だそうだ。 で、早速、醤油を御願いした。 力丸君の麺は元々、定評が有るが、矢張、腰や喰感、風味が宜しい。 亦々、直喰を沢山。 スープは濃厚だが、めじろの味わいが息衝いて居る。 更に力丸君の手に依る味わいも加味されて、良いスープに為って居る。 焦がし葱を別皿にしたのも、パリパリとした感触を楽しむには良い。
力丸君はすっかり逞しく為った様に見える。 厨房での行動や所作に自信の様な物が滲み出て居る。 未だゞ大変な状況は続くが、応援したい物だ。
今日のワイン 其の713 ― 2012/04/07 10:38:53
イル・ソデーロ サンジョヴェーゼ/カベルネ テヌータ・モライア
IL SODERO SANGIOVESE-CABERNET MAREMMA TOSCANA 2006 TENUTA MORAIA
最寄駅のショッピングモールの閉店間際の時刻。 此処に成城石井が有る事をふと思い出した。 シュバル・ブランなんてのも置いて居るのね… 売れるのかしらん? 「今夜飲もう」とピックアップしたのが此れ。 まぁ、大きな期待を寄せた訳では無かったのだが…

短いコルク栓を抜き、テイスティングして見ると、予想以上に硬い… で、ヴィンチュリーのワインエアレーターなんぞを持ち出して、チュウチュウとグラスに流し込む。 この音は結構好きなのだ。 でも、ワインの悲鳴かも知れないけれど…
濃い紫のルビーカラー。 そう強くは無いブーケは、サンジョヴェーゼが勝るかな。 レッド系のチェリーやドライフルーツにストレートでは無い胡椒のスパイシーさが出て、カベルネの主張も。 因みにセパージュはフィフティ。 20分程放置してから、口を付けて見ると、硬さは程々なのだが、厚みを感じない。 最近、飲んだボトルは、どうも滑らかさや重厚さが不足して居て、フラストレーションが溜まって居たのだが、此れも其れを払拭するには至らない。 樽由来のバニラの甘さもやや嘘っぽくて、気に入らない。 カカオやラズベリー等も感じられる。 一方で、酸味とタンニンはバッチリ整って居て、何処かピノ・ネロ見たいな印象が有るのが、可笑しい。 アフターは酸味だけで構成されて居て、小生の好みでは無い。
風呂から戻って残りの液体を注いだら、御疲れが出始めて居て、エアレーターは厳しかった見たい(笑)。 ちゃんとデキャンタージュして遣れば、もう少し印象が違ったかも知れないと反省。
撮って見た 其の38 (堅香子) ― 2012/04/07 16:15:08
ちょこちょことレンズを花に向ける事は珍しく無いのだが、「撮りに行く」のは、前年のゴールデンウィーク以来だ。 3月も後半に為れば、堅香子が咲く。 2012年の春は遅かった。 そんな未だ肌寒い、四月の初めに訪問。 日曜日の朝、早起きして、前夜の雨滴を葉に乗せた風姿に会えるだろうかと、いそいそと車を飛ばす。
朝陽が差し込んで間が無いので、未だ深く俯いた儘だが、狙った様に鹿子模様の葉に珠玉を湛えて居た。
陽を浴びてから30分もすると、斯くも愛くるしいポーズで開花する。
手を繋いだ様に咲く姉妹の堅香子。